地方税とは、都道府県・市区町村へ納める税金です。なかでも代表的なのは住民税です。地方税の種類を以下にまとめました。
※住民税は道府県民税と市町村民税の総称です。
※東京都23区の場合は都民税と特別区民税。
たとえば教育・福祉・ごみ処理などの公共サービスの多くは税金が使われており、都道府県・市区町村によって提供されています。
地方税は、このような公共サービスの費用を住民たちで負担しあうという考えからつくられた税金です。
※地方税が課税された場合は指定された都道府県・市区町村へ納めることになっています。
では次に、地方税が1年間にいくら使われているのか下記で説明していきます。グラフでわかりやすくまとめているのでチェックしておきましょう。
※社会福祉には20兆円以上使われており、そのほかにもたくさんの金額が使われています。くわしくは下記のグラフで説明していきます。
地方税は、わたしたちの暮らしに深く関係していることに使われています。
その額は約100兆円を超えています。
道路の整備、福祉・衛生、学校教育など、日常生活に関係の深い分野に多く使われているのです。
※学生向けの教科書(税金など)については→税金や保険を学ぼう
1年間の収入(歳入)については、国民から徴収した地方税などが約6割を占めています。
1年間に使うお金(歳出)については、社会福祉(子供、障害者、高齢者の介護など)のために約2~3割のお金が使われています。また、教育のために使われるお金が約1~2割、道路などの整備に使われるお金が約1割を占めています。
グラフを見てわかるように わたしたちが納めた地方税はいろいろなことに使われています。「100兆円を超えている」といわれても現実味がありませんが、これだけの金額が使われているということをザッと知っておきましょう。
以上のように、税金は国民のために使われるお金であり、莫大な金額が毎年使われています。
※学生向けの教科書(税金など)については→税金や保険を学ぼうを参照。
わたしたちが納めた税金がどんなことに使われているのか下記の記事で大まかに把握しておきましょう。