医療保険とは?何も知らない人向けにわかりやすく解説

2022.04.22 更新
病院や歯医者さんに行くときに必ず持っていく医療保険証。でも、医療保険が何をしてくれる保険なのか知らない方も多いと思います。この記事では「医療保険とはなにか」について簡単に説明していきます。
※この記事では主に公的医療保険について解説しています。
この記事の目次
医療保険ってなに?

医療保険とは病気やケガをしたときにかかる医療費を安くしてくれたりするものです。
※この記事では健康保険や国民健康保険などの公的医療保険について解説しています。

国の医療保険があるおかげで安い値段でだれでも良質な医療を受けられる仕組みになっています。
※3割の値段で医療を受けられます。

すべての方が関わることなので、病院代が安くなる以外にも医療保険がどんなことをしてくれるのか知っておくことをオススメします。

そもそも保険ってなに?
保険とは「保険料をはらっておき、万が一何かがあったときにお金などを支給してもらう」ものです。

保険のしくみ
➊リスクにそなえて国民があらかじめお金(保険料)を出し合う。
➋リスクに見舞われたひとに必要なお金やサービスが保険から支給される。

では次に、わたしたちが加入しなければいけない「医療保険」について下記で説明していきます。すべての国民は医療保険にかならず加入することになっているので何も知らない方はチェックしておきましょう。


医療保険はすべてのひとが加入するの?
医療保険はすべての人が加入する

日本に住んでいる人はかならず「国の医療保険」に加入しています。赤ちゃんだとしても医療保険に加入することになります。


そんな医療保険にはいくつか種類があります。何も知らない方は「わたしはどの医療保険に入ってるの?」と不安になる人もいると思います。


医療保険について何も知らない方は「国が提供する医療保険」についてしっかり覚えておきましょう。
※国が提供する医療保険は「公的保険」のうちのひとつです。民間企業が提供するガン保険や生命保険などは「民間保険」といいます。何もわからない人でも「国が提供する医療保険」だけに絞れば、それほど難しい内容ではないので安心してください。


では次に、国が提供する4つの医療保険とは何なのか下記でくわしく説明していきます。


大きく4つの医療保険に分けられる?どれに加入するの?
医療保険は4つに分けられる

国の医療保険は大きく分けると4種類あり、国民はどれかに加入することになっています。

子供も大人も関係なく、すべての方が加入することになっています。
※日本ではすべての方を医療保険に加入させる制度があり、これを国民皆保険こくみんかいほけんといいます。小さい頃から自分の保険証を持っているのはこの制度があるからなんです。


ちなみに、国の医療保険は「加入したくないから加入しない!」は通用しません。必ず以下の4種類のどれかに加入することになります。

加入したくないからといって保険料を支払わないでいると延滞金などのデメリットがあるので気をつけましょう。

医療保険はこのように分けられています


健康保険
サラリーマンまたはその家族などが加入する

共済組合
公務員またはその家族などが加入する

後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する

国民健康保険
フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など上記3つ以外の方が加入する

では次に、4つの医療保険に違いはあるのか、そしてわたしたちが加入する医療保険がどんなことをしてくれるのか下記で説明していきます。
※医療保険には必ず関わることになるので、自分が加入している保険がどんなことをしてくれるのか理解しておくことをオススメします。


4つの医療保険の違いは?医療保険はどんなことをしてくれるの?
医療保険がしてくれることはいろいろ

医療保険とは病気やケガをしたときなどに支払う病院代の負担などをしてくれるものです。


日本では医療保険があるおかげで安い値段でだれでも良質な医療をいつでも受けられる仕組みになっています。これは4種類どの医療保険も同じです。
※つまり、健康保険でも共済組合でも国民健康保険でも後期高齢者医療制度でも同じということです。


そのほかにも医療保険は以下のようにさまざまな給付をしてくれるのですが、どの医療保険も給付の内容はほとんど変わりません。
※医療保険がわたしたちにどんなことをしてくれるのか、今のうちにザッと把握しておきましょう。

医療保険はどんなことをしてくれるの?
医療保険は病院代を安くしてくれる以外にも以下のようなことをしてくれます。
※参照:厚生労働省我が国の医療保険について


病気やケガの治療費を安くしてくれる
ケガや病気の治療は3割負担!…を参照。



病気やケガで会社を休んだときにお金をくれる
これについては傷病手当金とは?を参照。
※国民健康保険と後期高齢者医療制度は対象外となります。



赤ちゃんを産むための費用を負担してくれる
これついては赤ちゃんができる前に知っておくことは?出産っていくらかかる?を参照。



100万円などの高額な治療費を負担してくれる
これについては医療費が高額になっても大丈夫を参照。
など。くわしくはこちらの表を参照。



では次に、毎月支払う保険料について説明していきます。加入している保険によって計算方法が違います。

保険料は?
医療保険料は稼ぎによって変わる

保険料は加入している医療保険の種類によって計算方法が変わります。


共通していることは稼ぐ金額によって保険料が増減するということです。


したがって、お金をたくさん稼いでいる人は保険料が高くなります。逆にあまりお金を稼いでいないひとは保険料が安くなります。

保険料はどうやって計算される?

健康保険の保険料は?
月収の多さで保険料が決まります。扶養として加入している親族は無料です。
たとえば40歳未満、年収300万円のサラリーマンの場合、1年間の保険料は約15万円になります。

※くわしい計算式は健康保険とは?を参照。



国民健康保険の保険料は?
1年間の収入や加入者数・世帯・固定資産税で決まります。
たとえば40歳未満、3人家族、1年間の所得300万円の場合、1年間の保険料は約40万円になります。

※くわしい計算式は国民健康保険とは?を参照。


共済組合の保険料は?
月収の多さで保険料が決まります。扶養として加入している親族は無料です。
たとえば40歳未満、年収500万円の公務員の場合、1年間の保険料は約22万円になります。

※くわしい計算式は共済組合とは?を参照。



後期高齢者医療制度の保険料は?
加入者数や1年間の収入で決まります。
※くわしい計算式は後期高齢者医療制度とは?を参照。

では次に、生命保険やガン保険について説明していきます。加入しようと考えている人はチェックしておきましょう。


まとめ:民間保険(生命保険やガン保険など)に加入する必要はあるの?

わたしたちは国が運営する「医療保険」だけでなく、民間企業が運営している保険(たとえば生命保険やガン保険など)にも加入することが出来ます。
※保険については保険ってなに?を参照。


ですが、上記で説明したとおり、国の医療保険だけでも様々な給付をしてくれています(病院代が安くなる・病気などで会社を休んだときにはお金がもらえるなど)。


それを理解したうえで「それでも国の保険だけじゃ不安!ほかにもガンに対する保険もほしい!」と思う方は民間企業のガン保険や生命保険に加入しましょう。


ガン保険や生命保険などの民間保険に加入する際は「自分に必要な保険内容であるか、保険料は高すぎないか」等のことに気をつけましょう。

「大人だから保険に加入しとく」みたいな意味不明な理由で無駄な保険料を支払わないように注意しましょう。