健康保険とは?保険料などわかりやすく解説

2021.07.24 更新
サラリーマンは必ず関わる健康保険。「よくわからないうちに加入していた!」というひとや「親に保険証わたされたけど、健康保険って?」という学生も多いのではないでしょうか。この記事では健康保険について簡単に説明していきます。
この記事の目次
健康保険ってなに?

健康保険とは国の医療保険のうちのひとつです。

国の医療保険は下記の表に示すように4種類あり、すべての国民はかならずどれかの医療保険に加入することになります。

健康保険には長時間働くアルバイトやサラリーマンまたはその家族などが加入することになります
※健康保険適用事業所で働く方とその方に扶養されている方が加入します。

医療保険があるおかげで歯医者や病院などでの診療を安く受けることができます。

そもそも保険とは?
保険とは「保険料をはらっておき、万が一何かがあったときにお金などを支給してもらう」ものです。わたしたちが住んでいる日本では、すべての方が関係する社会保険が代表的な存在となっています。

保険のしくみ
➊リスクにそなえて国民があらかじめお金(保険料)を出し合う。
➋リスクに見舞われたひとに必要なお金やサービスが保険から支給される。
医療保険は大きく分けると4種類
国の医療保険は大きく分けると4種類あり、国民はどれかに加入することになっています。

大人も子供も関係なく、すべてのひとはかならず以下の医療保険のどれかに加入することになります。

以下のとおり、サラリーマンやその家族などは健康保険に加入することになっています。

※健康保険の運営は協会けんぽまたは各企業の保険組合が行っています。


健康保険
サラリーマンまたはその家族などが加入する

共済組合
公務員またはその家族などが加入する

後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する

国民健康保険
フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など上記3つ以外の方が加入する

健康保険がどんなことをしてくれるのか知っておこう

医療保険(健康保険)はケガや病気の治療費を安くしてくれたりさまざまな給付をしてくれます。また、上記で説明した4種類の医療保険の給付の内容はほとんど変わらないので安心してください。
※つまり、健康保険でも国保でも共済組合でもほとんど同じということ。


病院代を安くしてくれる以外にも、医療保険がわたしたちにどんなことをしてくれるのか大まかに知っておきましょう。
※国の医療保険があるおかげで安い値段でだれでも良質な医療を受けられる仕組みになっているんです。

ほかにはどんなことをしてくれるの?
医療保険は病院代を安くしてくれる以外にも以下のようなことをしてくれます。


病気やケガの治療費を安くしてくれる
ケガや病気の治療は3割負担!…を参照。



病気やケガで会社を休んだときにお金をくれる
これについては傷病手当金とは?を参照。



赤ちゃんを産むための費用を負担してくれる
これついては赤ちゃんができる前に知っておくことは?出産っていくらかかる?を参照。



100万円などの高額な治療費を負担してくれる
これについては医療費が高額になっても大丈夫を参照。
など。
くわしくは以下の表を参照。

くわしい給付の内容

健康保険に加入する条件は?アルバイトでも?

社会保険(健康保険)に加入する条件は働く時間と日数です。条件にあてはまれば学生アルバイトでも加入することになります。

社会保険に加入することになれば保険料を支払うことになります。それなりの金額になるので覚悟しておきましょう。
※年収130万円なら保険料は19万円になります。

たくさん働いてお金を稼ぎたいと考えている学生などは下記をチェックしておきましょう。

加入する条件は?
社会保険(健康保険)に加入するには一定の条件にあてはまる必要があります。働く時間や日数がどれくらい必要なのかについては以下のページで説明しています。
※勤務先における「社会保険」とは、サラリーマンやアルバイトといった会社に雇われている方が加入する健康保険と厚生年金保険の総称のことをいいます。

扶養に入ると保険料は0円(無料)?
健康保険は自分の親族などを扶養に入れることができます。たとえば親が子供を社会保険の扶養にいれることができます。

扶養に入った親族(たとえば妻や子供など)は健康保険に加入でき、さらに保険料は0円になるメリットがあります。ただし、扶養に入るには収入が一定以下などの条件があります。

※くわしく知りたい方は以下のページを参照。

保険料は?どれくらい?

健康保険の保険料は以下のようになっています。

下記の計算式のとおり、本人の給料の金額によって保険料が決まります。
被扶養者(例えば親の健康保険に加入している子など)は保険料はかかりません。

保険料の計算式

※健康保険料の半分は事業主が支払ってくれます。
標準報酬月額とは月給の平均のようなものです。

例)年収300万円の場合の保険料は?

▶たとえば1年間の給与収入が300万円だと健康保険料は月額約13,000円、年間約15万円となります。
標準報酬月額を26万円、保険料率9.84%として計算。

計算過程
月収が25万円(年収300万円)とすると、標準報酬月額は26万円となるので、保険料率9.84%をかけると月額の保険料は、

260,000円標準報酬月額 × 9.84%保険料率 ÷ 2  =  12,792円月額の保険料
※半額分は事業主が支払うので÷2をして計算しています。

となります。したがって年間の保険料は、

12,792円月額の保険料 × 12か月  =  153,504円年間の保険料
※保険料はこちらのシミュレーションで計算。手取り収入や税金も気になるという方は計算してみましょう。

となります。
※保険料率は協会けんぽの数値で計算しています。

厚生年金についてはこちら

まとめ:国民健康保険と社保の違いは?生命保険などに加入する必要はある?

ここまで説明したとおり、健康保険はサラリーマンや長時間働くアルバイトの方などが加入することになります。

また、どの保険に加入しても受けられる給付に大きな違いはないので安心してください。
※出産費用がもらえる・病院代が安くなるなど。

しかし、保険料や加入条件などは国民健康保険と健康保険(社会保険)で違いがいくつかあります。それぞれの違いについて以下の表にまとめました。

国保と社保(健康保険)はどう違う?

国民健康保険 健康保険

加入条件は?
ほかの医療保険の加入条件に該当しない方はすべて国民健康保険に加入。

※アーティスト・フリーランス・スポーツ選手・タレント・無業者・個人事業主など

会社に雇われている方で定められた時間以上の勤務をする方は加入。

くわしい加入条件についてはこちらを参照。


家族の扶養は?
国保には扶養というシステムはない。

世帯の加入者数などで保険料が決まる。

年収が130万円未満かつ健康保険に加入していない親族は扶養として加入できる。

扶養の方は保険料はかからない。


保険料は?
所得や世帯の加入者数などで保険料が増減する。支払いは家庭の世帯主に請求される。

くわしくは国民健康保険とは?保険料など説明を参照。

年収によって保険料が増減する。

健康保険の扶養に入っている家族などは保険料はかからない。


どこから配布される?
お住まいの市区町村 協会けんぽまたは勤務先の保険組合

上記のように、健康保険と国民健康保険ではいくつか違いがあります。扶養のシステムや保険料の計算方法については国民健康保険と異なることをしっかり覚えておきましょう。


生命保険などに加入する必要ある?
保険には上記で説明したような「国が提供する保険(健康保険など)」のほかにも民間企業が販売している生命保険やガン保険などの「民間保険」というものがあります。

民間保険は社会保険のように必ず加入しなくてもいい保険ですが、多くの人が関わることになります。

民間保険に加入するときは自分のライフスタイルと照らし合わせて「本当に必要かどうか」しっかり検討しましょう。

保険について何も知らない人は社会保険と民間保険の違いについて知っておくことをオススメします。

民間保険に加入するつもりがない方でも上記で説明した健康保険がしてくれることについては最低限しっておくことをオススメします。