国民健康保険とは?保険料や減免などわかりやすく解説。

2020.01.02 更新
タレントやスポーツ選手、フリーランスや自営業をしている方などが関わるこの保険。親に保険証わたされたけど、国民健康保険って?」という学生の方もいると思います。この記事では国民健康保険について簡単に説明していきます。
この記事の目次

国民健康保険ってなに?

国民健康保険とは、国の医療保険のうちのひとつです。自営業の方などが加入することになります。医療保険があるおかげで歯医者や病院などでの診療を安く受けることができます。
※フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など

サラリーマンなどが加入する健康保険については健康保険とは?を参照。

加入条件は?医療保険は大きく分けると4種類

国の医療保険は大きく分けると4種類あり、国民はどれかに加入することになっています。以下のとおり、サラリーマン・公務員またはその家族・75歳以上に当てはまらなければ国民健康保険に加入することになっているんです。
国民健康保険の運営は市区町村が行っています。申請などの手続きはお住まいの市区町村で行います。

医療保険はこのように分けられています

健康保険
サラリーマンまたはその家族などが加入する

共済組合
公務員またはその家族などが加入する

後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する

国民健康保険
フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など上記3つ以外の方が加入する

国民健康保険に加入するための手続きは?

国保の運営はお住まいの市区町村が行っているので、これから国保に加入する方はお住まいの役所で申請の手続きを行いましょう。

くわしい手続きは?社会保険から国保に?
国保に加入するときに必要なものなどくわしい手続きについては国民健康保険に加入する手続きは?で説明しています。社会保険(健康保険)から国保に変更する場合など説明しています。

未加入のままにしておくとどうなる?
会社を退職して社会保険から切り替えるのを忘れたままにしておくと、いろいろなリスクに見舞われることになります。くわしくは退職して国民健康保険に未加入だとどうなる?で説明しています。

どの医療保険でも受けられる給付はほとんど変わらない

医療保険はケガや病気の治療費を安くしてくれたりさまざまな給付をしてくれるのですが、どの医療保険も給付の内容はほとんどかわりません。これは4種類どの医療保険も同じです。
国の医療保険があるおかげで安い値段でだれでも良質な医療を受けられる仕組みになっているんです。

こんなことをしてくれる国の医療保険

病気やケガで会社を休んだときにお金をくれる
会社を休むとお金がもらえる?を参照。
赤ちゃんを産むための費用を負担してくれる
出産の費用っていくらかかるの?を参照。
100万円などの高額な治療費を負担してくれる
医療費が高額になっても大丈夫を参照。

など。くわしくは以下の表を参照。

給付の内容

保険料は?どれくらい?

国民健康保険の保険料は以下のようになっています。

「所得割」「均等割」「平等割」「資産割」の合計で1年間の保険料が決定されます。

保険料の計算式


所得割:(年間の所得金額-33万円)×所得割率
均等割:均等割額×加入者数
平等割:定額
資産割:固定資産税×資産割率

所得割・均等割などについては、こちらを参照。

例)年間の所得200万円の場合の保険料は?

たとえば、年間の所得が200万円で東京都世田谷区に住んでいる場合、年間の保険料は約21万円となります。
※所得割率9.54%、均等割額51,000円、加入者数1人、20~39歳、平等割と資産割は0円として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります(平等割と資産割は0円とします)。まず所得割を計算します。年間の所得を200万円、所得割率を9.54%とすると所得割は、

(200万円所得 – 33万円) × 9.54%所得割率 = 159,318円所得割
33万円は所得割を計算する上で所得から必ず差し引かれる金額。
所得については、所得とは?を参照。

となります。次に均等割を計算します。加入者数は世帯で一人なので均等割は、

51,000円均等割額 × 1人加入者数 = 51,000円均等割

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は

159,318円所得割 + 51,000円均等割 = 210,318円1年間の保険料

となります。

国民健康保険料のシミュレーションはこちらで行えます。所得割や均等割などの金額はお住まいの地域によって変わります。くわしくはお住まいの地域のホームページを参照。

注 意
※労災保険の給付(休業補償給付など)・失業手当(基本手当)・出産手当金・傷病手当金・児童手当・児童扶養手当・遺族年金・障害年金などは非課税所得なので所得割の所得に合計されません。

保険料が減額される?

所得が少ない方は保険料(均等割)が減額されます。前年の所得に応じて7割~2割減額されます。たとえば無職で今年度の収入が0円(所得が無い)場合、翌年の年間保険料は14,400円になります。

保険料の減額例
前年の所得に応じて7割~2割減額されると、年間の保険料が48,000円なら14,400円~38,400円になるということです。
くわしくは国保の減免, 年金の減免についてを参照。
国保と社保の違いは?

上記で説明したとおり、どちらの保険も受けられる給付に大きな違いはありません。
出産費用がもらえる・病院代が安くなるなど。

しかし、保険料や加入条件などは国民健康保険と健康保険(社会保険)で違いはいくつかあります。それぞれの違いについて以下の表にまとめました。

国保と社保(健康保険)はどう違う?
国民健康保険 健康保険

加入条件は?
ほかの医療保険の加入条件に該当しない方はすべて国民健康保険に加入。

※アーティスト・フリーランス・スポーツ選手・タレント・無業者・個人事業主など

会社に雇われている方で定められた時間以上の勤務をする方は加入。

くわしい加入条件についてはこちらを参照。


家族の扶養は?
国保には扶養というシステムはない。

世帯の加入者数などで保険料が決まる。

年収が130万円未満かつ健康保険に加入していない親族は扶養として加入できる。

扶養の方は保険料はかからない。


保険料は?
所得や世帯の加入者数などで保険料が増減する。支払いは家庭の世帯主に請求される。 年収によって保険料が増減する。

健康保険の扶養に入っている家族などは保険料はかからない。くわしくは健康保険とは?を参照。


どこからもらえる?
お住まいの市区町村 協会けんぽまたは勤務先の保険組合

今回のコラムはここまでです。国民健康保険についてわかっていただけましたか?

国民健康保険とは?保険料や減免などわかりやすく解説。

タレントやスポーツ選手、フリーランスや自営業をしている方などが関わるこの保険。親に保険証わたされたけど、国民健康保険って?」という学生の方もいると思います。この記事では国民健康保険について簡単に説明していきます。
この記事の目次

国民健康保険ってなに?

国民健康保険とは、国の医療保険のうちのひとつです。自営業の方などが加入することになります。医療保険があるおかげで歯医者や病院などでの診療を安く受けることができます。
※フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など

サラリーマンなどが加入する健康保険については健康保険とは?を参照。

加入条件は?医療保険は大きく分けると4種類

国の医療保険は大きく分けると4種類あり、国民はどれかに加入することになっています。以下のとおり、サラリーマン・公務員またはその家族・75歳以上に当てはまらなければ国民健康保険に加入することになっているんです。
国民健康保険の運営は市区町村が行っています。申請などの手続きはお住まいの市区町村で行います。

医療保険はこのように分けられています

健康保険
サラリーマンまたはその家族などが加入する

共済組合
公務員またはその家族などが加入する

後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する

国民健康保険
フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など上記3つ以外の方が加入する

国民健康保険に加入するための手続きは?

国保の運営はお住まいの市区町村が行っているので、これから国保に加入する方はお住まいの役所で申請の手続きを行いましょう。

くわしい手続きは?社会保険から国保に?
国保に加入するときに必要なものなどくわしい手続きについては国民健康保険に加入する手続きは?で説明しています。社会保険(健康保険)から国保に変更する場合など説明しています。

未加入のままにしておくとどうなる?
会社を退職して社会保険から切り替えるのを忘れたままにしておくと、いろいろなリスクに見舞われることになります。くわしくは退職して国民健康保険に未加入だとどうなる?で説明しています。

どの医療保険でも受けられる給付はほとんど変わらない

医療保険はケガや病気の治療費を安くしてくれたりさまざまな給付をしてくれるのですが、どの医療保険も給付の内容はほとんどかわりません。これは4種類どの医療保険も同じです。
国の医療保険があるおかげで安い値段でだれでも良質な医療を受けられる仕組みになっているんです。

こんなことをしてくれる国の医療保険

病気やケガで会社を休んだときにお金をくれる
会社を休むとお金がもらえる?を参照。
赤ちゃんを産むための費用を負担してくれる
出産の費用っていくらかかるの?を参照。
100万円などの高額な治療費を負担してくれる
医療費が高額になっても大丈夫を参照。

など。くわしくは以下の表を参照。

給付の内容

保険料は?どれくらい?

国民健康保険の保険料は以下のようになっています。

「所得割」「均等割」「平等割」「資産割」の合計で1年間の保険料が決定されます。

保険料の計算式


所得割:(年間の所得金額-33万円)×所得割率
均等割:均等割額×加入者数
平等割:定額
資産割:固定資産税×資産割率

所得割・均等割などについては、こちらを参照。

例)年間の所得200万円の場合の保険料は?

たとえば、年間の所得が200万円で東京都世田谷区に住んでいる場合、年間の保険料は約21万円となります。
※所得割率9.54%、均等割額51,000円、加入者数1人、20~39歳、平等割と資産割は0円として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります(平等割と資産割は0円とします)。まず所得割を計算します。年間の所得を200万円、所得割率を9.54%とすると所得割は、

(200万円所得 – 33万円) × 9.54%所得割率 = 159,318円所得割
33万円は所得割を計算する上で所得から必ず差し引かれる金額。
所得については、所得とは?を参照。

となります。次に均等割を計算します。加入者数は世帯で一人なので均等割は、

51,000円均等割額 × 1人加入者数 = 51,000円均等割

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は

159,318円所得割 + 51,000円均等割 = 210,318円1年間の保険料

となります。

国民健康保険料のシミュレーションはこちらで行えます。所得割や均等割などの金額はお住まいの地域によって変わります。くわしくはお住まいの地域のホームページを参照。

注 意
※労災保険の給付(休業補償給付など)・失業手当(基本手当)・出産手当金・傷病手当金・児童手当・児童扶養手当・遺族年金・障害年金などは非課税所得なので所得割の所得に合計されません。

保険料が減額される?

所得が少ない方は保険料(均等割)が減額されます。前年の所得に応じて7割~2割減額されます。たとえば無職で今年度の収入が0円(所得が無い)場合、翌年の年間保険料は14,400円になります。

保険料の減額例
前年の所得に応じて7割~2割減額されると、年間の保険料が48,000円なら14,400円~38,400円になるということです。
くわしくは国保の減免, 年金の減免についてを参照。
国保と社保の違いは?

上記で説明したとおり、どちらの保険も受けられる給付に大きな違いはありません。
出産費用がもらえる・病院代が安くなるなど。

しかし、保険料や加入条件などは国民健康保険と健康保険(社会保険)で違いはいくつかあります。それぞれの違いについて以下の表にまとめました。

国保と社保(健康保険)はどう違う?
国民健康保険 健康保険

加入条件は?
ほかの医療保険の加入条件に該当しない方はすべて国民健康保険に加入。

※アーティスト・フリーランス・スポーツ選手・タレント・無業者・個人事業主など

会社に雇われている方で定められた時間以上の勤務をする方は加入。

くわしい加入条件についてはこちらを参照。


家族の扶養は?
国保には扶養というシステムはない。

世帯の加入者数などで保険料が決まる。

年収が130万円未満かつ健康保険に加入していない親族は扶養として加入できる。

扶養の方は保険料はかからない。


保険料は?
所得や世帯の加入者数などで保険料が増減する。支払いは家庭の世帯主に請求される。 年収によって保険料が増減する。

健康保険の扶養に入っている家族などは保険料はかからない。くわしくは健康保険とは?を参照。


どこからもらえる?
お住まいの市区町村 協会けんぽまたは勤務先の保険組合

今回のコラムはここまでです。国民健康保険についてわかっていただけましたか?