パート主婦は年収いくらがお得なの?103~150万円の年収別まとめ

2022.11.12 更新

パート等をしている主婦(主夫)はいくら稼げばいいのか、損しない働き方なのか把握しておきましょう。この記事ではパート主婦の年収103・106・110・120・130・140・150万円の場合、どの年収が得または損かについて説明していきます。どれくらい稼いでいいのか不安で、扶養に入るのと入らないのどっちがお得なのか気になる方はチェックしておきましょう。
この記事の目次
この記事の要点(ポイント)

  • お得な年収は120万円以上130万円未満。
    ※たくさん勤務できない人やおこづかい程度の収入で十分なひとの場合。

  • 社会保険の扶養を外れるなら140万円以上稼ぐのがオススメ。
    ※社会保険料を支払うことになる。

  • 年収150万円を超えると夫の税金の負担が上がり始めるが、手取りが増える金額のほうが上回るので損することはない。

  • たくさん稼ぎたいなら扶養のことは気にしないでガンガン稼ぐほうが良い。

では最初に、パート主婦の税金や手取りについて下記で説明していきます。扶養を外れるならいくら稼げばいいのか、お得な働き方を考えているならチェックしておきましょう。
※130万を少し超えるくらいだと社会保険料を支払うことになるので手取りが減ってしまいます。くわしくは下記で説明していきます。

パート主婦は年収いくらがお得?
自分で社会保険に加入するなら140万以上稼ぐのが良い

1年間のパート収入別に税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。


社会保険に加入した場合、年収いくらから損しないでお得になるのかについてもシミュレーションして説明しています。
※「社会保険に入ったらいくら稼げばいいのか不安」という方はチェックしておきましょう。


会社員の夫がいる方などは103万円~150万円まで自分の手取りがどう変わるか、社会保険料がいくら引かれるかチェックしておきましょう。

※国民健康保険に加入している場合は下記の記事で説明しています。
国保に加入しているフリーターや会社員の税金や手取りはいくら?
年収別パート主婦のシミュレーション表

40歳未満・夫が社会保険に加入している・パート主婦として計算しています。

パート主婦の年収ごとの手取りについて
パート主婦の年収ごとの手取りについて

※金額はおおよそです。シミュレーションは税金・保険料シミュレーションページで行いました。

一番お得な年収はいくら?
上記に示したシミュレーション表の「手取り」を見てみると、勤務先の社会保険に自ら加入しないで夫の扶養に入ったままの場合には年収120万円以上130万円未満が一番お得といえるでしょう

年収130万円以降からは勤務先の社会保険に自分で加入することになるので自分で保険料を支払うことになります。
そのため、社会保険に入るなら年収140万円を超えるまで手取りが上回らないのでお得とはいえません。
※扶養から外れるデメリットのほうが上回ります。
※年収140万は平均月収約12万円。

したがって、夫の扶養から外れて自分で社会保険に加入してたくさん稼ぎたいという方は年間140万円以上稼がないと損になります。
つまり、夫の扶養を外れても手取りを減らさず損しないように働きたければ、年収140万円以上稼げばいいということです。

※ただし、働く日数などによっては年収130万円未満でも社会保険に加入することになります。自分で勤務先の社会保険に加入した場合は損になるボーダーラインが関係なくなるので年収130万円などは気にせずガンガン稼ぎましょう。



年収130万円以上になると扶養から外れる?
年収130万円以上になると、強制的に夫の社会保険の扶養から外れることになります※1
社会保険の扶養に入っているときは妻が支払う健康保険料は0円・国民年金保険料は0円となりますが、年収130万円以上になると社会保険の扶養から外れて、自分で勤務先の社会保険に加入することになります※2
妻自身で社会保険に加入すれば自分で保険料を支払わなければなりません。ちなみに上記の表をみてわかるように、年収130万円のときの社会保険料は約19万円/年間です。

※1 あなたの夫が勤務先の社会保険に加入しているとした場合。国民健康保険に加入しながらアルバイト等をしている場合はこちらの記事を参照。
※2 ただし、働く日数などによっては年収130万円未満でも社会保険に加入することになります。自分で勤務先の社会保険に加入した場合は損になるボーダーラインが関係なくなるので年収130万円などは気にせずガンガン稼ぎましょう。
国民年金については国民年金とは?を参照。

では次に、年収150万円を超えたときに配偶者の税金がどれくらい増えるのかについて下記で説明していきます。
※パート主婦さんの年収が150万円を超えると、少しずつ夫の税金が増えていきます。くわしくは下記で説明していきます。

年収150万円を超えると夫の負担が増す?
パートで年収150万円を超えても損することはない

1年間(1月~12月まで)の収入が150万円を超えると徐々に夫の税金の負担が増していきます。


なぜかというと、配偶者特別控除の控除額がパート主婦の年収によって減額していくためです(150万円を超えて以降減額していく)。


ただし、年間150万円以上稼ぐ場合は夫の税金の負担は徐々に増えますが、あなたが稼ぐ金額よりも夫の税金負担の増加のほうが少ないので損することはありません。150万円以上稼ぐつもりなら気にせずガンガン稼いでください。

※たとえばあなたが1年間に150万円超え~155万円以下稼いだとすると、夫の税金は年間約1,000円~4,000円増えることになります。したがって、夫の税金の増加よりも妻の手取りが増える金額のほうが上回るので損することはありません。
※16歳未満の子供を扶養している場合、年収が多くなければ住民税が0円(非課税)になるので、年収が100万円~200万円くらいの方は下記の記事をチェックしておきましょう。
16歳未満の子供を扶養すると住民税が0円になる?共働きの場合


妻の年収によって夫の負担はいくら増える?

妻が扶養を外れてたくさんお金を稼ぐと、夫の税金は年間約1,000円~約11万円増える場合が多いです。
※年収150万円以下なら税金の増加額は0円。
※年収155万円以下なら税金の増加額は年間約1,000円~4,000円。
※年収160万円以下なら税金の増加額は年間約6,000円~16,000円。
※年収175万円以下なら税金の増加額は年間約21,000円~46,000円。
※年収201万円超えなら税金の増加額は年間約52,000円~109,000円。

年収によってどれくらい夫の負担が増えていくのかは以下の記事でシミュレーションしているので、ぜひ参考にしてみてください。
※具体的にどれくらい金額が増えるのか調べたい方は下記の記事を見ておきましょう。

妻が扶養から外れるといくらかかる?夫の税金はいくら増える?

では次に、年収103万円~150万円でお得な年収について下記で説明していきます。表にまとめているのでザッと把握しておきましょう。


パート主婦103万・130万・150万円一番お得なのは?
一番お得なのは扶養に入って130万円未満ですが、稼ぎたいなら扶養は気にしないでいい

上記でも説明しましたが、社会保険の扶養に入っているパート主婦の場合、「年収120万円以上130万円未満」がお得といえるでしょう。
※たくさん勤務できない人などは上記の年収で扶養に入ったほうがお得になります。


ただし、勤務先によっては年収130万円未満でも、加入条件を満たせば社会保険に加入することになります。

この場合、扶養は関係なくなるので、年収を気にしないでフルタイムでたくさんお金を稼ぐのが一番お得です。
※社会保険料(厚生年金と健康保険)がいくら引かれるのか簡単に説明すると、年収110万円のとき保険料は約15万円、年収120万円のとき保険料は約17万円になります(40歳未満の場合)。上記のシミュレーション表にも載せているのでチェックしておきましょう。
※保険料は税金・保険料シミュレーションで計算しました。


パート主婦のお得な年収は?
パート主婦のお得な年収まとめ
パート主婦のお得な年収まとめ

たくさん勤務できない人やあまり働きたくないひとは130万円未満にして社会保険の扶養に入っておくのがお得といえるでしょう。
年収150万円を超えると夫の税金が徐々に増えることになりますが、あなた(妻側)の手取り増加分のほうが金額が大きいので、あまり気にしないでどんどんお金を稼いでください。
※ただし、16歳未満の子供を扶養している場合、年収が156万円以下だと住民税が0円になる場合があります。くわしくは下記の項目で説明しています。

ちなみに、年収103万円を超えると所得税がかかり始めますが、手取りの増加分のほうが大きいので、パート主婦の場合は年収103万円は気にする必要はありません。

※年収103万円を超えても配偶者特別控除の対象になるので安心してください。

では次に、16歳未満の子供を扶養していると住民税が0円になる場合について下記で説明していきます。
※パート主婦さんにかかる数万円の住民税が0円になることがあります。くわしくは下記で説明していきます。

共働きの家庭は住民税が0円になるメリットがある?
16歳未満の子供を扶養するとメリットがあるときがある

共働きをしている場合、住民税が安くなるメリットを受けられる場合があります。

かんたんに説明すると、年収の少ない側が16歳未満の子供を扶養すると住民税が0円になる場合があります。

16歳未満を扶養すると住民税が0円になる?

たとえば、年収が150万円~200万円付近のパート主婦の場合、住民税は1年間で約3.5万円~約6.5万円かかります。この金額が0円になるので、とてもお得です。

ただし、16歳未満の子供を扶養しても条件を満たさなければ、住民税が0円になるメリットは受けられないので注意しましょう。
※たとえば子供が1人の場合は年収156万円以下(給料のみの場合)でなければいけません(市区町村によって金額が変わります)。

くわしくは下記の記事で説明しているので、気になる方はチェックしておきましょう。

16歳未満の子供を扶養すると住民税が0円になる?共働きの場合

では次に、ここまでのまとめについて下記で説明していきます。扶養を外れてフルタイムで働くつもりの方などはザッと把握しておきましょう。



ここまでのまとめ:たくさん稼ぐひとは気にしなくていい?

ここまで説明したようにパート主婦のお得な年収は120万円以上130万円未満となります。
※年収130万円未満は扶養に入った方がいい年収といえます。


また、社会保険の扶養を外れても手取りを減らさず、損しないようにしたいなら140万円以上稼ぐことをオススメします。


1年間に200万円・300万円などのようにたくさんお金を稼ぎたい方は、税金や扶養のことは気にせずにフルタイムでたくさん稼いでください。130万円などの中途半端な年収じゃなければ損することはありません。

ここまでのまとめ

いっぱい稼ぎたいけど扶養に入ったほうが良い?
たくさん稼ぎたいなら扶養のことは気にしなくていい
※くわしくは上記で説明しています。


扶養に入るなら年収いくらがお得なの?
シミュレーション結果から、お得な年収は120万円以上130万円未満
※ただし、働く時間によっては130万円未満でも社会保険料を支払うことになります。くわしくは上記で説明しています。


扶養を外れて稼ぎたいひとはいくら稼げばいい?
社会保険の扶養を外れるなら140万円以上稼ぐのがオススメ
※くわしくは上記で説明しています。


たくさん稼いでも夫の税金は上がらないの?
150万円を超えると徐々に夫の税金負担が上がる。ただし、夫の税負担よりあなたが稼ぐ金額のほうが多いので損はしない。
※くわしくは上記で説明しています。

税金などについて何もわからないとややこしくて混乱してしまうと思いますが、上記でまとめたポイントを覚えておけば問題ありません。
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