子供が103万超えたら親はいくら払う?学生バイトは年収いくらがおすすめ?

2022.06.09 更新

親に扶養されている子供(学生など)は「1年間の収入」に気をつけなければいけません。この記事では高校生や大学生・専門学生でアルバイトをしている場合、103万円を超えたら税金などはどうなるのか、年収はいくらにおさえたほうがお得かについて説明していきます。
この記事の目次
子供の収入に気をつけましょう

アルバイトをする学生などは「1年間の収入」に気をつけなければいけません。とくに親に扶養されている子供は1年間の収入に気をつけなければいけません。

1年間に稼ぐ金額がおこづかい程度なら税金は0円であり、親の税金にも関係ないので問題ありません。

ですが、アルバイト収入の金額によっては親の税金が増えたりするので、いくらまで稼ぐのか、金額をどれくらいにしたらいいのかしっかりチェックしておきましょう。

この記事の要点

  • 親に扶養されている子供は収入に注意する。

  • 子供のアルバイト収入が103万円を超えると扶養から外れてしまう。

  • 扶養から外れると親の税金が増えてしまう。

  • 子供の収入が中途半端な年収だと逆に損してしまう。

では最初に、子供のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が増える理由について下記で説明していきます。アルバイトをしている高校生や大学生・専門学生がいる家庭はチェックしておきましょう


アルバイト収入が103万円を超えると親の税金が増える?
103万円が親の税金が増えるボーダーライン

アルバイトをする子供がいる家庭は子供が1年間に稼ぐ金額に気をつけなければいけません。


子供のアルバイト収入が1年間(1月~12月まで)に103万円を超えてしまうと、子供を扶養している親が扶養控除を利用することができなくなります。
※扶養控除とは「養う家族がいると税金が安くなる」制度です。


したがって、アルバイトなどをしている子供をもつ親は「1年間の収入」に注意するように子供に伝えてあげましょう。
※103万円を超えちゃいけないわけではありませんが、デメリットがあることを覚えておきましょう。子供の年収が103万円以下なら問題はありません。

103万円を超えたら親はいくら払う?130万円を超えたらどうなる?


子供のアルバイト収入が1年間(1月~12月まで)で103万円を超えると親の税金が増えてしまいます。扶養控除が利用できなくなると親が支払う税金は約5万円~17万円高くなってしまいます。
※子供の年齢を16歳以上、親の年収を250~940万円とした場合。


また、130万円以上になる場合は社会保険の扶養にも気をつけなければいけません。扶養から外れれば自分で保険料を支払うことになります。

くわしくは下記の記事で計算して説明しています。
フリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?

では次に、103万円を超える場合にどれくらいの金額を稼げば損しないか下記で説明していきます。


子供(学生アルバイト)の手取りと税金は?103万円を超えるならいくらまで稼ぐべき?
学生アルバイトは年収103万円以下がおすすめ

子供がアルバイトで「年収103万円を超えて稼ごうとしている」場合は下記のシミュレーション表をみて、手取りや税金などがどれくらい変わるかチェックしておきましょう。


1年間のアルバイト収入による「学生本人の手取り」と「親の税金の負担を合わせた金額」がいくらになるか年齢別に計算してまとめました。


また、いくら以上稼げば損にならないかについても説明しています。
※金額はおおよそです。

年収別のシミュレーション16~17歳の場合

※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算しました。
※「親がサラリーマンや公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている」として計算しています。

上記の表の解説
年収いくらなら損しない?年収103万円を超えても場合によっては損する?
上記の表を見てわかるように、年収103万円なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ103万円になります。

しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が増えることになります。したがって、アルバイト収入が年収106~110万円または130万円の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう場合があります。
勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。

なので、103万円を超えて扶養を外れて稼ぐときには、年収120万円または140万円以上稼がないとプラスにならないので注意しましょう。

※ただし、働く時間が多くて社会保険の加入条件を満たした場合には年収130万円以下でも勤務先の社会保険に自分で加入することになり、学生本人が保険料を支払うことになるので注意しましょう。
親の税金の負担を合わせた手取りに差があるのはなんで?
「親の税金の負担を合わせた手取り」に幅があるのは、税金の負担は親の年収によって大きくなるためです。子供(学生)のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が約5万円~11万円高くなります。
※子供の収入が103万円を超えて扶養控除の対象から外れると親の税金が増えますが、親の年収が多ければその影響を大きく受けるため。
※親の年収は250万円~900万円としてシミュレーションしています。

では次に、子供の年齢が18歳および23歳以上の場合における手取りや税金などを下記で説明していきます。


年収別のシミュレーション18歳および23歳以上の場合

※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算しました。
※「親がサラリーマンや公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている」として計算しています。

上記の表の解説
年収いくらなら損しない?年収103万円を超えても場合によっては損する?
上記の表を見てわかるように、年収103万円なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ103万円になります。

しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が増えることになります。したがって、アルバイト収入が年収106~110万円または130万円の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう場合があります。
勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。

なので、103万円を超えて扶養を外れて稼ぐときには、年収120万円または140万円以上稼がないとプラスにならないので注意しましょう。

※ただし、働く時間が多くて社会保険の加入条件を満たした場合には年収130万円以下でも勤務先の社会保険に自分で加入することになり、学生本人が保険料を支払うことになるので注意しましょう。
親の税金の負担を合わせた手取りに差があるのはなんで?
「親の税金の負担を合わせた手取り」に幅があるのは、税金の負担は親の年収によって大きくなるためです。子供(学生)のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が約5万円~11万円高くなります。
※子供の収入が103万円を超えて扶養控除の対象から外れると親の税金が増えますが、親の年収が多ければその影響を大きく受けるため。
※親の年収は250万円~940万円としてシミュレーションしています。

では次に、子供の年齢が19歳~22歳の場合における手取りや税金などを下記で説明していきます。
※ちなみに、子供の年齢が19歳~22歳だと親の税金の負担も上記と比べて増加します。


年収別のシミュレーション19歳~22歳の場合

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。
※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算しました。
※「親がサラリーマンや公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている」として計算しています。

上記の表の解説
年収いくらなら損しない?年収103万円を超えても場合によっては損する?
上記の表を見てわかるように、年収103万円なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ102万円になります。

しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が増えることになります。したがって、アルバイト収入が年収140万円以下の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう可能性があります。
勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。

なので、103万円を超えて扶養を外れて稼ぐときには、年収150万円以上稼がないと損してしまう場合があるので注意しましょう。

※働く時間が多くて社会保険の加入条件を満たした場合には年収130万円以下でも勤務先の社会保険に自分で加入することになり、学生本人が保険料を支払うことになるので注意しましょう。
親の税金の負担を合わせた手取りに差があるのはなんで?
「親の税金の負担を合わせた手取り」に幅があるのは、税金の負担は親の年収によって大きくなるためです。子供(学生)のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が約7万円~17万円高くなります。
※子供の収入が103万円を超えて扶養控除の対象から外れると親の税金が増えますが、親の年収が多ければその影響を大きく受けるため。
※親の年収は250万円~940万円としてシミュレーションしています。

以上のように、子供がたくさんアルバイトなどをして年収103万円を超えるときは、手取りや親の税金の負担に注意しましょう。
※すべての年齢に共通して言えることは、1年間の収入を103万円以下にしておけば特に問題はないということです。


103万円を超えたら所得税はいくら払う?勤労学生控除で0円?

アルバイトの収入が103万円を超えると、所得税がかかり始めます。


ですが、103万円を超えたときから何万円も所得税がかかるわけではないので安心してください。
※たとえばバイト収入が年間105万円だとすると、1年間で約1,000円所得税を支払うことになります。
※親の社会保険の扶養に入っている場合。



また、勤労学生控除を利用すれば、アルバイト収入130万円までは所得税が0円になります。
※学生の方が対象です。くわしくは勤労学生控除とは?を参照。
※アルバイト収入が130万円を超えると勤労学生控除は使えなくなります。


税金は0円になるけど親の税金は増える?

注意しなければいけないポイントは、アルバイト収入が103万円を超えれば親の扶養からは外れてしまうことです。

アルバイト収入が103万円を超えても、130万円までは勤労学生控除で所得税は0円になります。
しかし、親の扶養親族でいられるのはアルバイト収入103万円までの親族だけです。

103万円を超えて、親の扶養から外れれば親の税金は増えてしまうことを覚えておきましょう。

※どのくらい増えるかは上記で説明しています。

では次に、オススメの年収について下記で説明していきます。


おすすめの年収は?130万円は得じゃない?

どの年齢の子供(学生など)にも言えることは、1年間(1月~12月まで)の収入を103万円以下にしておけば特に問題ないということです。

103万円以下なら扶養範囲内でいられるため、ややこしく考える必要はありません。
※収入がアルバイトの給料だけである場合。


したがって、特にお金に困っておらず、普通にアルバイトをしている高校生や大学生なら、1年間の収入を103万円以下にしておくことをオススメします。

130万円を少し超えるくらいなら103万円のほうがいい?

103万円を超えて扶養を外れて働く場合は、120万円または140万円以上稼がないと手取りが減ってしまう場合があるので注意しましょう。
※くわしくは上記で説明しています。

また、扶養を外れて働く19歳~22歳の場合は150万円以上稼ぐことをオススメします。150万円以上稼ぐ時間が無い場合は103万円以下にしておきましょう。
※19~22歳の場合は上記で説明しています。

以上のように、130万円を少し超えるくらいの金額だと手取りが減ってしまう場合があります。130万円を少し超えるくらいなら103万円にしたほうが働く時間が少なくて済み、手取りも同じくらいになるので、103万円を選択することをオススメします。

ここまでのまとめ

学生だとしても、アルバイトをしてお金をたくさん稼げば税金を支払うことになります。

扶養を外れて103万円を超えて稼ぐ場合は、一定以上稼がないと手取りが減ってしまうので気をつけましょう。

アルバイトをする学生を子にもつ家庭は下記のまとめをチェックしておきましょう。

ここまでのまとめ

  • アルバイト収入が103万円を超えると親の税金が約5万円~17万円上がる。
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 親の扶養を抜けてガンガン働くなら年収120万円か140万円以上稼がないと損になる
    ※16歳~18歳,23歳以上の場合
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 親の扶養を抜けてガンガン働くなら年収150万円以上稼がないと損になる
    ※19歳~22歳の場合
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になるが、親の税金は増える。
    ※くわしくは上記で説明しています。

最後に、親に扶養されておらず、学生のうちから自分で事業を行ったり、数百万・数千万稼ぐことが出来る場合、上記の内容は関係ありません。自分でたくさんお金を稼げる力があるのなら、103万円や親の扶養などは気にせずたくさん稼ぎましょう。