※下記表は税金・保険料シミュレーションページで計算。
※親が会社員や公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている場合として計算。
※下記は19歳~22才の場合です。表の内容についてくわしくはページ下記で解説しています。
103万を超えて扶養を外れるならいくら稼げば損しない?
103万を超えて親の扶養を外れて、自分で勤務先の社会保険に加入してガンガン働きたい場合には年間150万円以上稼がないと手取りが上回らないのでお得とはいえません。
今まで親の扶養に入っていた方が扶養を抜けた場合、以下のポイントを把握しておきましょう。
▶学生が103万を超えたら親はいくら払う?
子供のアルバイト収入が103万円を超えると扶養親族の対象から外れてしまう。扶養から外れると親の税金が約5万円~17万円増えてしまう。
※くわしくは下記で説明しています。子供のバイト代が103万を超えそうなら気をつけましょう。
▶学生が扶養超えたらいくら払うの?
バイトで103万を超えたときに学生本人が支払う税金はそこまで多くない(数万円くらい)。ただし、親の税金が増える。また、社会保険に加入すれば自分で保険料を年間15万以上払う。
※くわしくは下記でシミュレーションして説明しています。
▶扶養を超えて働くならいくら稼げば損しない?
親の扶養を抜けて稼ぐなら150万以上がいい。収入が130万くらいの中途半端な年収だと逆に損してしまう。
※くわしくは下記で説明しています。
子供のアルバイト収入が1年間(1月~12月まで)に103万円を超えてしまうと、子供を扶養している親が扶養控除を利用することができなくなります。
※子供の収入が給料のみである場合。
※扶養控除とは「養う家族がいると税金が安くなる」制度です。
したがって、アルバイトなどをしている子供をもつ親は「1年間の収入」に注意するように子供に伝えてあげましょう。
※103万円を超えても違反ではありませんが、うっかり超えてしまうとデメリットがあることを覚えておきましょう。子供の年収が103万円以下なら問題はありません。
子供の収入がアルバイトの給料のみであり、1年間(1月~12月末まで)に103万円を超えると扶養親族の対象から外れてしまい、親の税金が増えてしまいます。
扶養控除が利用できなくなると親が支払う税金は年間約5万円~17万円高くなってしまいます。
※子供の年齢を16歳以上、親の年収を250~850万円とした場合。
※母子家庭などの場合、ひとり親控除の対象からも外れてしまうので注意(税金が約5万円~8万円増えることになります)。
子供の収入が130万円以上になる場合は社会保険の扶養にも気をつけなければいけません。130万円以上になる見込みがあると、子供は社会保険の扶養を外れなければいけません。
※親の社会保険の扶養に入っている場合。
子供が社会保険の扶養から外れれば子供自身で保険料を支払うことになります。
※アルバイト先の社会保険に加入した場合の保険料は下記を参照。
子供がアルバイトで「年収103万円を超えて稼ごうとしている」場合は下記のシミュレーション表をみて、手取りや税金などがどれくらい変わるかチェックしておきましょう。
※子供のバイト代は親の収入には含めません。子供自身の収入になります。親の年収が200万で子供のバイト代が100万だからといって、親の年収が300万になるわけではありません。
1年間のアルバイト収入による「学生本人の手取り」と「親の税金の負担を合わせた金額」がいくらになるか年齢別に計算してまとめました。
また、いくら以上稼げば損にならないかについても説明しています。
※金額はおおよそです。
下記表で年収と手取りの関係をチェックしておきましょう。表の内容についてくわしくは下記で解説しています。
※国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。
※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算。
※親が会社員や公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている場合として計算しています。
上記の表を見てみると、年収103万なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ102万になります。
しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が約7万~17万円増えることになります。
※親の年収を250万~850万としてシミュレーションした場合。
したがって、アルバイト収入が年収140万円以下の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう可能性があります。
※勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。
なので、103万円を超えて扶養を外れて稼ぐときには、年収150万円以上稼がないと損してしまう(手取りが減ってしまう)場合があるので注意しましょう。
下記表で年収と手取りの関係をチェックしておきましょう。表の内容についてくわしくは下記で解説しています。
※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算。
※親が会社員や公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている場合として計算しています。
上記の表を見てみると、年収103万なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ103万になります。
しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が約5万~11万円増えることになります。
※親の年収を250万~850万としてシミュレーションした場合。
したがって、アルバイト収入が年収106~110万円または130万円の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう場合があります。
※勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。
なので、103万円を超えて扶養を外れて稼ぐときには、年収120万円または140万円以上稼がないと手取りがプラスにならないので注意しましょう。
※もっと稼ぎたいなら150万以上にしましょう。
下記表で年収と手取りの関係をチェックしておきましょう。表の内容についてくわしくは下記で解説しています。
※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算。
※親が会社員や公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている場合として計算しています。
上記の表を見てみると、年収103万なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ103万になります。
しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が約5万~11万円増えることになります。
※親の年収を250万~850万としてシミュレーションした場合。
したがって、アルバイト収入が年収106~110万円または130万円の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう場合があります。
※勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。
なので、103万円を超えて扶養を外れて稼ぐときには、年収120万円または140万円以上稼がないと手取りがプラスにならないので注意しましょう。
※もっと稼ぎたいなら150万以上にしましょう。
アルバイトの収入が103万円を超えると、所得税がかかり始めます。
ですが、103万円を超えたときから何万円も所得税がかかるわけではないので安心してください。
※たとえばバイト収入が年間105万円だとすると、1年間で約1,000円所得税を支払うことになります。
※親の社会保険の扶養に入っている場合。
また、勤労学生控除を利用すれば、アルバイト収入130万円までは所得税が0円になります。
※学生の方が対象です。くわしくは勤労学生控除とは?を参照。
※住民税は年間5,000円かかります(未成年なら年収約204万まで0円)。
※アルバイト収入が130万円を超えると勤労学生控除は使えなくなります。
注意しなければいけないポイントは、アルバイト収入が103万円を超えれば親の扶養から外れてしまうことです。
アルバイト収入が103万円を超えても、130万円までは勤労学生控除で所得税は0円になります。
しかし、親の扶養親族でいられるのはアルバイト収入103万円までの親族だけです。
103万円を超えて、親の扶養から外れれば親の税金は増えてしまうことを覚えておきましょう。
※どのくらい増えるかは上記で説明しています。
※母子家庭などの場合、ひとり親控除の対象からも外れてしまうので注意(税金が約5万円~8万円増えることになります)。くわしくは下記の記事を参照。
母子家庭の子供はいくらまでバイトOK?扶養を外れると?
年収103万と130万のどっちが得なのか悩んでいる学生の方もいると思います。
どの年齢の子供(学生など)にも言えることは、1年間(1月~12月まで)の収入を103万円以下にしておけば特に問題ないということです。
※103万円以下なら扶養親族の範囲内でいられるため、ややこしく考える必要はありません。
※収入がアルバイトの給料だけである場合。
したがって、特にお金に困っていなければ1年間の収入を103万円以下にして親の扶養に入っていたほうがいいでしょう。
103万円を超えて扶養を外れて働く場合は、120万円または140万円以上稼がないと手取りが減ってしまう場合があるので注意しましょう。
※くわしくは上記で説明しています。
また、扶養を外れて働く19歳~22歳の場合は150万円以上稼ぐことをオススメします。150万円以上稼ぐ時間が無い場合は103万円以下にしておきましょう。扶養に入るのと入らないのとでどっちが得か把握しておきましょう。
※19~22歳の場合は上記で説明しています。
以上のように、130万円を少し超えるくらいの金額だと手取りが減ってしまう場合があります。130万円を少し超えるくらいなら103万円にしたほうが働く時間が少なくて済み、手取りも同じくらいになるので、103万円を選択することをオススメします。
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