子供の収入が103万超えたらどうなる?学生バイトは年収いくらがおすすめ?

2022.01.05 更新
親に扶養されている子供(学生など)は「1年間の収入」に気をつけなければいけません。アルバイト収入によっては親の負担が増えたりします。この記事では学生アルバイトの年収はいくらにおさえたほうがお得かについて説明していきます。
この記事の目次
子供の収入に気をつけましょう

アルバイトをする学生などは「1年間の収入」に気をつけなければいけません。とくに親に扶養されている子供は1年間の収入に気をつけなければいけません。

1年間に稼ぐ金額がおこづかい程度なら税金は0円であり、親の税金にも関係ないので問題ありません。

ですが、アルバイト収入の金額によっては親の税金が増えたりするので、稼ぐ金額をどれくらいにしたらいいのかしっかりチェックしておきましょう。

この記事の要点

  • 親に扶養されている子供は収入に注意する。

  • 子供のアルバイト収入が103万円を超えると扶養から外れてしまう。

  • 扶養から外れると親の税金が増えてしまう。

  • 子供の収入が中途半端な年収だと逆に損してしまう。

では最初に、子供のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が増える理由について下記で説明していきます。アルバイトをしている子供がいる家庭はチェックしておきましょう


アルバイト収入が103万円を超えると親の税金が増える?

アルバイトをする子供がいる家庭は子供が1年間に稼ぐ金額に気をつけなければいけません。


子供のアルバイト収入が1年間(1月~12月まで)に103万円を超えてしまうと、子供を扶養している親が扶養控除を利用することができなくなります。
※扶養控除とは「養う家族がいると税金が安くなる」制度です。


なぜかというと、年収が103万円を超えてしまうと扶養親族の対象から外れてしまうためです。扶養親族じゃなければ扶養控除を適用できなくなり、親の税金が上がってしまいます。
※扶養親族になるには合計所得金額が48万円以下(つまり、給与収入のみなら103万円以下)であることが条件です。


したがって、アルバイトなどをしている子供をもつ親は1年間の収入に注意するように子供に伝えてあげましょう。

親の税金はいくら増える?

子供のアルバイト収入が1年間(1月~12月まで)で103万円を超えると親の税金が増えてしまいます。扶養控除が利用できなくなると親が支払う税金は約5万円~17万円高くなってしまいます。
※子供の年齢を16歳以上、親の年収を250~940万円とした場合。

※税金の計算過程は下記のページで説明しています。

アルバイトで稼ぎ過ぎて103万を超えると親の税金が高くなる?

以上のように、子供の年収が103万円を超えてしまうと親の税金が増えてしまいますが、子供の年収が103万円以下なら問題はありません。

では次に、103万円を超える場合にどれくらいの金額を稼げば損しないか下記で説明していきます。子供がアルバイトなどでたくさんお金を稼いでいる場合はチェックしておきましょう。


子供(学生アルバイト)は年収いくらにおさえるべき?

どの年齢の子供(学生など)にも言えることは、1年間(1月~12月まで)の収入を103万円以下にしておけば特に問題ないということです。


子供がアルバイトで「年収103万円を超えて稼ごうとしている」場合は下記のシミュレーション表をみて、手取りや税金などがどれくらい変わるかチェックしておきましょう。


1年間のアルバイト収入による「学生本人の手取り」と「親の税金の負担を合わせた金額」がいくらになるか年齢別に計算してまとめました。


また、いくら以上稼げば損にならないかについても説明しています。
※金額はおおよそです。

年収別のシミュレーション16~18歳,23歳以上の場合

※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算しました。
※「親がサラリーマンや公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている」として計算しています。

年収いくらなら損しない?年収103万円を超えても場合によっては損する?
上記の表を見てわかるように、年収103万円なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ103万円になります。

しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が増えることになります。したがって、アルバイト収入が年収106~110万円または130万円の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう場合があります。
勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。

なので、103万円を超えて稼ぐときには年収120万円または140万円以上稼がないとプラスにならないので注意しましょう。

※ただし、働く時間が多くて社会保険の加入条件を満たした場合には年収130万円以下でも勤務先の社会保険に自分で加入することになり、学生本人が保険料を支払うことになるので注意しましょう。
親の税金の負担を合わせた手取りに差があるのはなんで?
「親の税金の負担を合わせた手取り」に幅があるのは、税金の負担は親の年収によって大きくなるためです。子供(学生)のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が約5万円~11万円高くなります。
※子供の収入が103万円を超えて扶養控除の対象から外れると親の税金が増えますが、親の年収が多ければその影響を大きく受けるため。
※親の年収は250万円~900万円としてシミュレーションしています。

では次に、子供の年齢が19歳の場合における手取りや税金などを下記で説明していきます。年収別にシミュレーションしているのでチェックしておきましょう。

ちなみに、子供の年齢が19歳だと親の税金の負担も上記と比べて増加します。

年収別のシミュレーション19歳の場合

※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算しました。
※「親がサラリーマンや公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている」として計算しています。

年収いくらなら損しない?年収103万円を超えても場合によっては損する?
上記の表を見てわかるように、年収103万円なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ103万円になります。

しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が増えることになります。したがって、アルバイト収入が年収140万円以下の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう可能性があります。
勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。

なので、103万円を超えて稼ぐときには年収150万円以上稼がないと損する場合があるので注意しましょう。

※働く時間が多くて社会保険の加入条件を満たした場合には年収130万円以下でも勤務先の社会保険に自分で加入することになり、学生本人が保険料を支払うことになるので注意しましょう。
親の税金の負担を合わせた手取りに差があるのはなんで?
「親の税金の負担を合わせた手取り」に幅があるのは、税金の負担は親の年収によって大きくなるためです。子供(学生)のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が約7万円~17万円高くなります。
※子供の収入が103万円を超えて扶養控除の対象から外れると親の税金が増えますが、親の年収が多ければその影響を大きく受けるため。
※親の年収は250万円~940万円としてシミュレーションしています。
年収別のシミュレーション20歳~22歳の場合

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。
※学生本人の手取りは税金・保険料シミュレーションページで計算しました。
※「親がサラリーマンや公務員などで勤務先の社会保険に加入しており、子供はその社会保険の扶養に入っている」として計算しています。

年収いくらなら損しない?年収103万円を超えても場合によっては損する?
上記の表を見てわかるように、年収103万円なら親の税金の負担が増えることは無いので、「本人の手取り」も「親の税金の負担を合わせた手取り」も同じ102万円になります。

しかし、年収103万円を超えると親の税金の負担が増えることになります。したがって、アルバイト収入が年収140万円以下の場合、「親の税金の負担を合わせた手取り」を年収103万円のときと比べると、手取りが減ってしまい逆に損してしまう可能性があります。
勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になりますが、扶養親族ではなくなるので親の税金は増えます。

なので、103万円を超えて稼ぐときには年収150万円以上稼がないと損してしまう場合があるので注意しましょう。

※働く時間が多くて社会保険の加入条件を満たした場合には年収130万円以下でも勤務先の社会保険に自分で加入することになり、学生本人が保険料を支払うことになるので注意しましょう。
親の税金の負担を合わせた手取りに差があるのはなんで?
「親の税金の負担を合わせた手取り」に幅があるのは、税金の負担は親の年収によって大きくなるためです。子供(学生)のアルバイト収入が103万円を超えると親の税金が約7万円~17万円高くなります。
※子供の収入が103万円を超えて扶養控除の対象から外れると親の税金が増えますが、親の年収が多ければその影響を大きく受けるため。
※親の年収は250万円~940万円としてシミュレーションしています。

以上のように、子供がたくさんアルバイトなどをして年収103万円を超えるときは、手取りや親の税金の負担に注意しましょう。

すべての年齢に共通して言えることは、1年間の収入を103万円以下にしておけば特に問題はないということです。

では次に、ここまでのまとめとオススメの年収について下記で説明していきます。アルバイトをする子供がいる家庭はここまでのまとめをザッと覚えておきましょう。


ここまでのまとめ:おすすめの年収は?

ここまで「親に扶養されている学生アルバイト」についての損得を説明してきました。

したがって、親に扶養されておらず、学生のうちから自分で事業を行ったり、自分の能力で数百万・数千万稼ぐことが出来る場合、上記の内容はあまり関係ありません。

自分でたくさんお金を稼げる力があるのなら103万円や親の扶養などは気にせずたくさん稼いでください。

ただし、親に扶養されている子供の場合は、1年間の収入を103万円以下にしておくことをオススメします。扶養を外れて103万円を超えて稼ぐ場合は一定以上稼がないと損になるので気をつけましょう。

アルバイトをする学生を子にもつ家庭は以下のまとめをチェックしておきましょう。

ここまでのまとめ

  • 親に扶養されている学生は年収103万円以下におさえるのがオススメ

  • 親の扶養を抜けてガンガン働くなら年収120万円か140万円以上稼がないと損になる
    (16歳~18歳,23歳以上の場合)

  • 親の扶養を抜けてガンガン働くなら年収150万円以上稼がないと損になる
    (19歳~22歳の場合)

  • 勤労学生控除を利用すれば、103万円を超えたときに自分にかかる税金が0円になるが、親の税金は増える。

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