▶お金について何を知っておけばいいの?
所得税や医療保険(健康保険)などの暮らしにかならず関わることについて知っておけば問題ない。
※そのほか(生命保険や投資など)については必要になったときに調べましょう。
▶税金は何について知っておけばいい?
収入と所得の違い、お金を稼ぐとかかる税金について知っておく。
▶保険は何について知っておけばいい?
医療保険(健康保険)と年金は暮らしの中で必ずかかわる保険なので、絶対に知っていたほうが良い。
アルバイトをしたり、会社員になってお金を稼ぐようになると、税金や保険や年金等に必ず関わることになります。
それにもかかわらず、社会に出ても税金などのことを教わる機会がないので「何もわからないまま」になっている方は多いと思います。
※税金や保険などの知識は学校で習うことはほとんどありません。大人になって自然に身につくこともありません。50歳になってもよくわからないままにしている方は多くいます。
税金や保険等の知識はいろいろあります。「何を知っておけばいいかわからない!」という方は、まずは生活の中で必ず関わることについて知っておきましょう。
※税金や保険とは何か、お金を稼ぐとかかる税金、年金などについて下記で説明していきます。
税金とは、国や町が使うお金です。税金はわたしたちの暮らしをささえるために使われています。
※ほかにも経済の安定化や所得格差を小さくするために使われています。
※どんなことに使われているか知りたい方は税金とは何か?3つの役割や使いみちは?を参照。
税金はすべての方に関係します。子供だからといって税金を支払わなくていいわけではありません。未成年だとしてもお金をたくさん稼げば税金を支払わなければいけません。
※買い物すれば消費税もかかります。
また、お金を稼げば保険料も支払うことになる場合があるので、未成年の方も知っておくことをオススメします。
「税金は大人になってからじゃないの?」と考えている方は以下の記事をチェックしておきましょう。
保険とは、万が一何かがあったときにお金などを支給してもらうものです。
わたしたちが住んでいる日本では、すべての方が関わることになる社会保険が代表的な存在となっています。
以下に社会保険のしくみをわかりやすく説明しているので、大まかでいいので社会保険のしくみを覚えておきましょう。
▶社会保険についてはこちら↓を参照
社会保険とは?わかりやすく解説。5つの公的保険やしくみを説明
企業が運営している民間保険(ガン保険や生命保険など)は”加入したいひとが自分で契約して加入する保険”です。加入する際は、内容をちゃんと理解してから民間保険に加入するようにしましょう。
※社会保険は「公的保険」です。「民間保険」とは違います。
※公的保険とは、国等が運営する保険。
「大人だから保険に加入しないといけない」のような意味不明な理由で加入すると、わけもわからずに高い保険料を支払うことになってしまいます。
自分のライフスタイルで必要になったときに民間保険に加入するようにしましょう。自分の家庭に必要が無いと思えば、無理に保険に加入する必要はないので安心してください。
※民間保険については下記の記事で説明しています。
税金や保険のすべてを理解することはとても大変です。
ですが、「生活の中でかならず関わる税金と保険」に限定すればそんなに難しい内容ではありません。
※まずは自分に身近なことから学びましょう。
以下にまとめた内容を知っておけば一般的な生活をする上で特に問題はありません。
とくに、医療保険や年金については保険料をたくさん支払うことになるのでチェックしておきましょう。
※保険料は安い金額ではないので、医療保険と年金がわたしたちにとってどんなメリットがあるのか知っておくことをオススメします。
それぞれの内容については下記で説明しているので、何も知らない人はここでお金や保険の基本についてザッと学んでおきましょう。
まずは、お金の計算をするときに必要になる所得について知っておきましょう。
収入・給料・手取り・所得の違いを知っておくと計算が楽になります。
※まだ20歳未満なら所得ってなに?(学生向け)でわかりやすく説明しています。
収入と所得は意味が似ていますが、それぞれ違いがあるので覚えておきましょう。
さらに、所得は10種類に分けられています。とくに、アルバイトや会社勤めをする方は給与所得について知っておきましょう。
※下記の3つは所得の一例です。
給与所得:会社員などがもらう給料などの所得
事業所得:事業によって稼いだ所得
一時所得:ギャンブルなどの一時的な所得
※所得についてはくわしくは下記の記事で説明しています。
お金を稼ぐとかかる税金である「所得税と住民税」については最低限しっておきましょう。
会社に勤めたときやアルバイトなどでお金を稼いだときに必ず関わることになります。
未成年の学生だとしても、アルバイトなどでたくさんお金を稼げば税金がかかるのでチェックしておきましょう。
たとえば1年間の収入が103万円を超えると所得税がかかり始めます。アルバイトをする学生などは知っておくことをオススメします。
※住民税については所得が一定金額を超えるとかかり始めます(未成年については約204万円まで0円になります)。
医療保険(健康保険や国民健康保険)については知っておくことをオススメします。
※医療保険は社会保険(公的保険)のうちの1つです。
※加入したいひとが契約する民間保険とは違います。
医療保険(健康保険など)は全年齢すべての方が関わることになります。小学生だとしても必ず関わることになります。
※たとえば歯医者さんに行くときに保険証が無かったら3割負担になりません。
医療保険は生活していれば必ず関わることになり、毎月保険料を支払うことになります。
※病院に行かなかったとしても保険料は支払うことになります。
保険料は安い金額ではないので、自分が加入している医療保険がどんなことをしてくれるのか知っておくことをオススメします。
年金について知っておくことをオススメします。
※年金(公的年金)は社会保険のうちの1つです。
※加入したいひとが契約する民間保険とは違います。
年金は20歳以上のすべての方が関わることになります。学生だとしても20歳になれば年金に加入して保険料を支払うことになります。
また、年金といえば「老後のお金」のイメージが強いと思いますが、障害のリスクや死亡のリスクにも対応しています。
年金はわたしたちの生活の保険として大きな役割を担っています。しっかりチェックしておきましょう。
育児については産休や出産の際にもらえるお金などを最低限しっておくことをオススメします。
赤ちゃんについては、女性だけでなく男性も当然関わることになるのでチェックしておきましょう。
また、育児ノイローゼや産後うつについてもあらかじめ知っておくことで早急に対処できるかもしれません。
出産にかかるお金が〇〇万円もらえるなど、日本には赤ちゃんにとって親切な制度がいろいろあるので、独身の方も今のうちに知っておけば慌てないで済むと思います。
※まだ20歳未満なら赤ちゃんができたら何する?(学生向け)を参照。
生活にかならず関わるもののほかにも、税金や保険には様々な知識があります。
たとえば、税金なら「ギャンブルでたくさん稼いだときの税金」や「確定申告のやりかた」などが挙げられるでしょう。
保険なら、民間企業が運営している保険(たとえば生命保険やガン保険、個人年金など)が挙げられます。
しかし、ギャンブルの税金や生命保険などの知識は生活する上で必須というわけではありません。自分に必要になったときに学べば問題ありません。
まずは上記の項目でまとめた「わたしたちの生活で必ず関わる税金や保険」についてザッと理解しておきましょう。
そのほかの「投資の知識」だったり、「不動産の知識」だったりについては自分のライフスタイルで必要になったときに学べば問題ありません。
なので、まずは「生活に必ず関わる税金や保険」についてをチェックしておきましょう。「何もわからなくてなんか不安…」みたいな状態にならないようにしておきましょう。
※学生向けの教材については小学生・中学生向け教材・テキストを参照。
※おすすめページ:クレジットカードってなに?(小学生・中学生向けテキスト)