税金は生活のさまざまな場面でかかわってきます。ものを買えば消費税がかかるし、お金を稼げば所得税がかかります。
※学生向けに説明した税金についてはこちらのページを参照。
そのほかにも税金はいろいろありますが、「そもそも税金ってなに?なんで払っているの?」と思う方もいるでしょう。この記事では「税金とは何なのか」「税金の財政」について簡単に説明していきます。
税金とは、国民の生活を支えるために国や都道府県・市区町村が使うお金(財源)です。
※学生向けに説明した税金についてはこちらのページを参照。
たとえば、「消防・警察」「教育・医療・介護」などの公共サービスの運営費用の多くは税金によってまかなわれています。
もしも税金がなければ多くの公共サービスが有料になったり、医療費や教育費が今よりも高額になってしまいます。
たとえば、警察のパトロールやごみ収集などが有料になったりするかもしれません。安心してくらせる社会を作っていくうえで税金は大切な財源なのです。
上記で説明したように、税金はわたしたちが暮らしで使っている道路や水道などの公共サービスを提供するために使われています。
さらに、税金は「経済の安定化」や「格差が拡大するのを防ぐ」といった役割も担っています。
国は安心してくらせる社会づくりのために税金を使っています。なんとその額は1年間で約100兆円!
「生活・健康のため」「道路整備のため」「教育のため」など、わたしたちが安心してくらせる社会づくりのために税金は使われているのです。
学生向けの教科書(税金など)については、税金や保険を学ぼうを参照。
「なんで税金を納めなきゃいけないの?」と不思議に感じる人もいると思います。なぜかというと、それは税金を納めることは憲法で定められた義務だからなんです(日本国憲法第30条)。
日本のルール(憲法)で決められているため、日本に住んでいる方はこのルールに従って税金を納めているのです。違反をすると罰則が与えられることがあります(納税が遅れたり、わざと納めなかった場合)。
学生向けの教科書(税金など)については税金や保険を学ぼうを参照。
わざと納税をしなかったときには延滞金や本来よりも上乗せされた税金が請求されることになるので気をつけましょう。