社会保障(医療、年金、介護など)が1年間にどれくらいのお金が使われているのか、どんな使われ方をしているかザッと知っておくといいかもしれません。
それぞれの分野別に財源と支出をわかりやすくグラフにまとめて説明しているのでチェックしておきましょう。
想像しづらい現実離れした金額が使われていますが、公費(税金など)がどんな使われ方をしている等についてなんとなくでも知っておきましょう。
では最初に、社会保障に使われる金額は1年間でいくらなのかについて下記で説明していきます。「社会保障ってなに?」という方はチェックしておきましょう。
年金、医療、介護、児童手当や失業対策など、社会保障制度は様々なかたちで国民の生活を支えてくれています。
その社会保障制度にどれだけの金額が使われているのか知らない方もいると思うので、1年間の財源と支出をグラフにしてまとめました。
※学生向けの教科書(社会保障など)については税金や保険を学ぼうを参照。
くわしくは下記の記事で説明しています。
社会保障制度とは?セーフティネットなどについて
1年間の社会保障の費用をみていきましょう。下記のグラフに社会保障制度の財源(集めたお金)と給付費(使うお金)を示します。
なんと、その額は100兆円を超えています。
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社会保障制度の始まりはいつから?歴史について
では次に、医療に使われる金額は1年間でどれくらいなのかについて下記で説明していきます。「医療保険ってなに?」という方はチェックしておきましょう。
医療費は病気やケガなどを治すための診療費用や歯医者さんで歯を治療するための費用などいろいろあります。
いったい1年間でどのくらいの金額が医療に使われているのか知らない方もいると思うので、1年間の財源と支出をグラフにしてまとめました。
※学生向けの教科書(社会保障など)については税金や保険を学ぼうを参照。
くわしくは下記の記事で説明しています。
医療保険とは?何も知らない人向け
1年間でどれだけの金額が医療に使われているのか見ていきましょう。下の図に医療の費用と財源を示します。
なんと、その額約40兆円。
※国民医療費とは、簡単に説明すると、病院に行ったときや入院したときなどにつかわれるお金のこと。
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医療保険の始まりはいつから?歴史について
では次に、年金に使われる金額は1年間でどれくらいなのかについて下記で説明していきます。「年金保険ってなに?」という方はチェックしておきましょう。
年金制度は「歳をとったとき、障害を負ったとき、遺族になったとき」にわたしたちに年金を給付してくれます。
※ここでは国民年金や厚生年金といった公的年金の財源と支出について説明しています。
いったい1年間でどのくらいの金額が年金に使われているのか知らない方もいると思うので、1年間の財源と支出をグラフにしてまとめました。
※学生向けの教科書(社会保障など)については税金や保険を学ぼうを参照。
くわしくは下記の記事で説明しています。
年金制度ってなに?何も知らない人向けに解説
1年間でどれだけの金額が年金制度に使われているのでしょうか。下の図に年金制度の財源と支出を示します。
なんと、その金額は約50兆円。
※国庫・公経済負担とは「基礎年金について国庫等が負担する金額等(税金など)」のこと。
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年金制度の始まりはいつから?歴史について
では次に、介護に使われる金額は1年間でどれくらいなのかについて下記で説明していきます。「介護保険ってなに?」という方はチェックしておきましょう。
日本では高齢者が増えており、それにともない介護を必要とするひとも増えています。
そんな状況にある日本ではいったい1年間でどれくらいの金額が介護につかわれてるのか知らない方もいると思うので1年間の財源と支出をグラフにしてまとめました。
※学生向けの教科書(社会保障など)については税金や保険を学ぼうを参照。
くわしくは下記の記事で説明しています。
介護保険とは?わかりやすく解説。
1年間でどれだけの金額が介護保険制度に使われているのでしょうか。下の図に介護保険制度の財源と支出を示します。
なんと、その金額は約11兆円。
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介護保険の始まりはいつから?歴史について
では次に、雇用保険に使われる金額は1年間でどれくらいなのかについて下記で説明していきます。「雇用保険ってなに?」という方はチェックしておきましょう。
仕事を失ったひとを援助したり、育休を取ったひとへお金を支給したりなど、雇用保険の給付にはいろいろあります。
いったい1年間でどれくらいの金額が雇用保険制度の運営に使われているのか知らない方もいると思うので1年間の財源と支出をグラフにしてまとめました。
※学生向けの教科書(社会保障など)については税金や保険を学ぼうを参照。
くわしくは下記の記事で説明しています。
雇用保険とは?わかりやすく解説。加入条件やメリットは?
1年間でどれだけの金額が雇用保険制度に使われているのでしょうか。下の図に雇用保険制度の財源と支出を示します。
なんと、その金額は財源が約1.7兆円、支出が約2.2兆円。
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雇用保険の始まりはいつから?歴史について
では次に、労災保険に使われる金額は1年間でどれくらいなのかについて下記で説明していきます。「労災保険ってなに?」という方はチェックしておきましょう。
労災保険は労働者のための保険です。仕事が原因の病気やケガをしたとき等にお金を支給して補償してくれます。
いったい1年間でどのくらいの金額が労災保険制度の運営に使われているのか知らない方もいると思うので、1年間の財源と支出をグラフにしてまとめました。
※学生向けの教科書(社会保障など)については税金や保険を学ぼうを参照。
くわしくは下記の記事で説明しています。
労災保険とは?わかりやすく解説。
1年間でどれだけの金額が労災保険制度に使われているのでしょうか。下の図に労災保険制度の財源と支出を示します。
なんと、その額約1兆円。
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労災保険の始まりはいつから?歴史について
年金・医療・介護などの社会保障を手厚くすれば税金や社会保険料の負担は増えます。どんな社会にしていきたいか、どのくらいの社会保障を求めるかについてはわたしたち国民が考えていかなければなりません。
ですが、このように金額を見せられても「100兆円とか莫大な金額を見せられても現実味が無くてよくわからない」と思います。
なので「これだけの金額が使われている」ことを知っておくだけで大丈夫です。どんな使われ方をしているのかザッと知っておくことが大事ということです。
学生向けの税金・保険等の教科書については、こちらを参照
また、年金や医療などといった「社会保障」にはわたしたちが支払った保険料のほかに税金も使われていることを覚えておきましょう。
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税金とは何か?何のために払っているの?財源や使いみちは?