年金制度ってなに?みんな加入するの?保険料は?

2021.03.21 更新
あまりちゃんと知られていない年金のこと。「年金保険料を払っていれば、歳をとったときに年金がもらえるってくらいは知っている」という認識の方が多いと思います。この記事では公的年金制度について簡単に説明していきます。
この記事の目次

そもそも年金ってなに?

年金とは毎年支給されるお金のことです。

日本では年金保険に加入していれば65歳になると年金がもらえるようになります。

ちなみに、すべての方は20歳~60歳になるまで年金保険に加入して保険料を支払うことになります。
※保険については保険ってなに?を参照。

年金保険に加入していればもらえる

年金制度ってなに?老後のお金だけじゃない?
老後や障害・死亡は誰もが抱えるリスクです。日本の年金保険はこれらのリスクに対応してくれるものです。

年金制度は歳をとったとき、事故等で障害が残ったとき、亡くなったときの生活を国民みんなで支えようという考えのもと作られた制度なんです(公的年金制度といいます)。

年金は老後にお金を支給してくれるだけの保険ではないことをしっかり覚えておきましょう。

老齢年金については老齢年金とは?ページを参照。
障害年金については障害年金とは?ページを参照。
遺族年金については遺族年金とは?ページを参照。

20歳から60歳までの方はみんな年金保険に加入する

日本では20歳以上60歳未満のすべての方は国民年金保険に加入します。さらに、サラリーマンなどは厚生年金保険に加入することになります。

以下の図のように年金制度は国民年金厚生年金で構成されています。意外とわかりやすい仕組みになっているんです。
※厚生年金は国民年金に上乗せする形で存在しています。

年金は2種類で出来ている

※年金保険の加入者は第1~3号に分けられます。
※第2号被保険者とはサラリーマンなど厚生年金に加入している方をいいます。

年金の加入者は職業などで区別されている

年金に加入している方(国民年金の被保険者)は会社員や自営業者などで以下のように区別されています。

自分がどれにあてはまるか知っておきましょう。

年金の加入者は以下のどれかに分類される

第1号被保険者 タレント・スポーツ選手・アーティスト・フリーランスや自営業などの個人事業主・学生・無業者など(20歳以上60歳未満の方)
第2号被保険者 会社員や公務員などの方(厚生年金の被保険者)
第3号被保険者 第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(年収130万円未満)

第3号被保険者については第3号被保険者とは?を参照。

国民年金の保険料は?

国民年金の保険料は以下のとおりです。

国民年金の保険料

国民年金の保険料は月額16,540円(2020年度)です。
※ただし、お金がなくて支払えない場合は保険料の免除を受けることができます。
厚生年金の保険料は?

厚生年金の保険料は以下のとおりです。

厚生年金の保険料

標準報酬月額とは月給の平均のようなものです。
※賞与(ボーナス等)については、標準賞与額×保険料率(事業主と折半)

厚生年金の保険料はどれくらい?

たとえば、年間の給与収入が300万円の場合の厚生年金保険料は月額約24,000円、年間約29万円となります。
くわしい計算例は厚生年金とは?ページを参照。
国民年金は払わなくても大丈夫?

ちなみに、厚生年金保険料には国民年金ぶんも含まれているので別で国民年金を払う必要はありません。さらに厚生年金の場合、保険料の半分は会社が払ってくれるので個人は半分の保険料で済んでいるんです。
こんなページもみられています

年金を免除してくれる?

お金がなくて年金を払うのがむずかしいときには年金を免除してくれる制度を利用することができます。

この制度を利用すれば年金保険料を支払っていなくても「老後の年金が受け取れない」ということがなくなります。

もしも、お金がなくて支払えないのに免除申請をしないで滞納しているといろいろなデメリットを受けることになるので、お金がないときは必ず申請しましょう。
※くわしくは年金を滞納して払わないでいるとどうなるの?で説明しています。

ただし、この制度を利用するには「あまりお金を稼いでいないこと」が条件です。

年金を支払うのがむずかしい方はぜひ利用してください。

国民年金の免除についてはこちら

老後にもらう国民年金の半分は税金

老後にもらう国民年金(老齢基礎年金といいます)。この老齢基礎年金の半分は税金でまかなわれているのです。

したがって、国民年金保険料を支払っている現役世代の方達は半分の保険料で済んでいるのです。なので、年金保険料を払っていない方は年金がもらえない→税金の払い損になってしまうのです。

保険料が払えない方はかならず年金を免除してくれる制度を利用しましょう。

年金の半分は税金でできている?

老後にもらえる年金は上限がある?

厚生年金に加入していれば、支払った保険料や加入期間によって老後にもらえる年金は増えます。

したがって、たくさん給料をもらっていればそれだけたくさん保険料を支払うことになるので老後の年金は増えていくことになりますが、毎月支払う保険料には上限があります。

なので、毎月多くのお金を稼いだとしても老後の年金が際限なく増えるわけではありません。くわしくは以下のページで説明しているので気になる方はチェックしておきましょう。

まとめ

ここまで説明したように、日本の年金制度は20歳~59歳のすべてのひとが加入する「国民年金」とサラリーマンやアルバイトなどが加入する「厚生年金」の2つの年金で構成されていることを覚えておきましょう。
※くわしくは上記で説明しています。

20歳になると国民年金に加入することになるので、たとえ学生だとしても毎月保険料を支払うことになります。ただし、お金がなくて支払えない場合は申請すれば保険料を免除または先送りすることができるので、滞納するくらいなら必ず申請しましょう。
※くわしくは上記で説明しています。


また、年金は老後にもらえるお金だけじゃなく、障害のリスクや死亡のリスクにも対応していることをしっかり覚えておきましょう。
※くわしくは上記で説明しています。

年金の仕組みや年金制度はどうやって維持しているのかなどについてくわしく知りたい方は以下のページで説明しているので、年金について不安に思っている方はチェックしてみてください。何も知らない状態で不安に思うより、どんな仕組みなのか知ったうえで不安に思うほうがストレスにならないと思います。