国民年金とは20歳から59歳のすべての方が加入する年金保険です。
※保険については保険ってなに?を参照。
たとえ大学生だとしても、20歳になれば国民年金に加入して保険料を支払うことになることを覚えておきましょう。
※ただし、お金が無い場合は保険料の免除ができます。
年金制度は以下の図のように、国民年金とそれに上乗せする形で存在する厚生年金という2つの年金で構成されています。
年金は老後にもらえるものだけじゃありません。
事故等で障害が残ったときや亡くなったときにも年金が支給されるんです。つまり、年金は現役世代の保険の役割を担っているということです。
※保険については保険ってなに?を参照。
年金は老後にお金を支給してくれるだけの保険ではなく、老後のリスク・障害のリスク・死亡のリスクに対応していることをしっかり覚えておきましょう。
国民年金の保険料は以下のようになっています。
これから20歳になる方はチェックしておきましょう。
また、お金をあまり稼いでいない場合や学生などは毎月の保険料を免除してもらうこともできます。
国民年金の保険料を支払っていれば、65歳になったときに老後の年金(老齢基礎年金)がもらえます。
老後にもらえる年金額は以下のとおりです。
保険料を納めた期間 | もらえる年金額 |
---|---|
40年 (全額免除期間0年) |
年金額は年間約80万円(満額)です。 |
30年 (全額免除期間10年) |
年金額は年間約70万円です。 |
20年 (全額免除期間20年) |
年金額は年間約60万円です。 |
10年 (全額免除期間30年) |
年金額は年間約50万円です。 |
0年 (全額免除期間40年) |
年金額は年間約40万円です。 |
厚生年金に加入している方はさらに年金額が増えます。
老後にもらう国民年金(老齢基礎年金といいます)の半分は税金でまかなわれています。つまり、現役世代が払っている国民年金の保険料は半分で済んでいるということです。
なので、国民年金の保険料を払っていなくて「老後に年金がもらえない!」となってしまうと税金の払い損になってしまうんです。保険料を滞納しないように気をつけましょう。
ただし、お金が無くて保険料が払えないときには免除制度を利用することができます。
ここまで説明したように、年金は老後にもらえるお金だけじゃなく、病気・ケガのリスクや死亡のリスクにも対応していることをしっかり覚えておきましょう。
また、厚生年金と国見年金の違いなどについて知りたい方は以下のページをチェックしてみてください。