【年金の繰上げ繰下げ】どっちが損?お得?メリットデメリットは?

2021.03.29 更新

年金がもらえる年齢を早めたり遅くしたりすることができるのをご存知でしょうか?また、その際にメリット・デメリットもあることを知っておきましょう。この記事では年金の受給年齢の繰り上げ繰り下げについて説明していきます。
この記事の目次

繰上げ繰下げ受給とは?

老後の年金がもらえる年齢は65歳からですが、もらえる年齢を早めたいまたは遅くしたい場合には年金の繰り上げ受給・繰り下げ受給をすることができます。

ただし、それぞれメリットデメリットがあるので注意しましょう。

もらえる年齢を65歳より前に繰上げすると?

65歳から支給が始まる年金ですが、早く年金を受け取りたい人は申請すれば繰り上げして早めにもらうことができます。最大60歳まで繰り上げることができます。


ただし、大きなデメリットもあります。年金を65歳より早くもらう場合、もらう年金額が減額されることになります。


もらう年齢を早める場合には「年金を早くもらえるメリット」と「減額されるデメリット」をよく考えて申請しましょう。

どれくらい減額される?
減額される年金額は1ヶ月につき0.5%です。つまり、年金をもらう年齢を60歳0ヶ月まで早めた場合には30%減額されることになります。

たとえば年金額が100万円だとしたら?
たとえば、65歳からもらえる年金額が年間100万円だとした場合、年金をもらう年齢を60歳に繰り上げると年間70万円になってしまいます。そして、今後もずっとこの減額が適用されることになります。
損になる年齢の分岐点は何歳から?
たとえば、年金を受けとる年齢を60歳0ヶ月に早めた場合、おおよそ76歳を超えたところで本来65歳から年金を受け取ったときと比べて年金の総受給額が下回ることになります。
したがって、76歳を超えて生きるつもりなら年金の繰り上げをすると損になってしまうことになります

※総受給額だけで考えた場合。
76歳から損になる?
※年金を60歳から受け取った場合と65歳から受け取った場合で比較。

もらえる年齢を65歳より後に繰下げすると?

65歳から支給が始まる年金ですが、年金を遅らせて受け取りたい人は申請すれば年金の受け取りを繰り下げすることができます。最大70歳まで繰り下げることができます。


繰り下げには大きなメリットがあります。年金を65歳より遅めにもらう場合、もらう年金額が増額されることになります。


もらう年齢を遅くする場合には「年金がもらえる年齢が遅くなるデメリット」と「増額されるメリット」をよく考えて申請しましょう。

どれくらい増額される?
減額される年金額は1ヶ月につき0.7%です。つまり、年金をもらう年齢を70歳0ヶ月まで遅くした場合には42%増額されることになります。

たとえば年金額が100万円だとしたら?
たとえば、65歳からもらえる年金額が年間100万円だとした場合、年金をもらう年齢を70歳に繰り下げると年間142万円になります。
得になる年齢の分岐点は何歳から?
たとえば、年金を受けとる年齢を遅らせて70歳0ヶ月から受けとる申請をした場合、おおよそ81歳を超えたところで本来65歳から年金を受け取ったときと比べて年金の総受給額が上回ることになります。
したがって、81歳を超えて生きるつもりなら年金の繰り下げをすると得になることになります

※総受給額だけで考えた場合。
年金収入を入力するだけで税金額と手取りが簡単にわかる!

ここまでのまとめ(どっちが損かお得か)

年金を受けとる年齢を早くしたり遅くしたりする場合には、それぞれメリットとデメリットがあります。

遅くしたほうが多くの金額がもらえることになるので得のようにも感じますが、日々の暮らしの中で使うお金など自分のライフスタイルと合わせて考えたときに「どちらが自分の生活にあっているか」を考えなければなりません。


もらえる年金が多くなるからといって繰り下げ受給をしても、年金がもらえない期間の生活が苦しくなるのなら得策ではありません。

したがって、年金の繰り上げ繰り下げ受給の申請をする場合には「今後の生活スタイル」と「受けとる年金額」をしっかりと考えましょう。

ここまでのまとめ

  • 年金を受けとる年齢を60歳にして本来より早く受給する場合、76歳を超えたところで年金の受給額が通常よりも下回る
    ※くわしくは上記で説明しています。

  • 年金を受けとる年齢を70歳にして本来より遅く受給する場合、81歳を超えたことろで年金の受給額が通常よりも上回る
    ※くわしくは上記で説明しています。

また、年金をもらいながらアルバイトなどをして給料をもらっている場合は確定申告が必要になります、

ただし、1年間に稼いだ金額がそれほど多くなければ確定申告をする必要はありません。くわしくは以下のページで説明しているので気になる方はチェックしておきましょう。