仕事を急に失い、給料がもらえなくて生活に困る方もいると思います。そんな方を援助する制度が「基本手当」です。
簡単に説明すると、基本手当とは次の仕事が見つかるまで(失業してから1年間まで)お金を給付してくれる制度です。
では、基本手当をもらうための条件や支払われる金額はどのくらいなのか次でみていきましょう。
失業中に基本手当を受けるには、次の条件のいずれにもあてはまる必要があります。
基本手当をもらうつもりの方はチェックしておきましょう。
基本手当を受給するための手続きに必要なものは以下のとおりです。
以下のものを持参してハローワークにて手続きを行いましょう。
基本手当として支給される1日当たりの金額は賃金日額の50~80%となっています。
賃金日額 = 仕事を失う前の6ヶ月間の賃金 ÷ 180
以下に月収別のシミュレーションをしているので、退職予定の方はもらえる金額をチェックしておきましょう。
月収が20万円のとき | 支給額は1日あたり約4900円となります。 |
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月収が25万円のとき | 支給額は1日あたり約5500円となります。 |
月収が30万円のとき | 支給額は1日あたり約6000円となります。 |
月収が40万円のとき | 支給額は1日あたり約6700円となります。 |
月収が50万円のとき | 支給額は1日あたり6815円(29歳以下の上限額) 支給額は1日あたり7570円(44歳以下の上限額) 支給額は1日あたり8335円(59歳以下の上限額) |
基本手当の支給額については、基本手当日額ページ参照。
もらえる期間は年齢や雇用保険に入っていた期間・仕事を失った理由などによって決定されます。
期間は最短90日、最長360日です。
「失業中にアルバイトをしても基本手当は受給できるのか」や「離職の理由は自己都合になるのかどうか」は基本手当を受給する上で大事なポイントです。
簡単に説明すると、基本手当をもらいながらアルバイトをしても問題ありませんが、一定時間以上勤務すると基本手当が受給できなくなったりします。
※くわしい内容は基本手当の受給中にアルバイトは?で説明しています。
また、離職の理由については自己都合になる場合が多いですが、仕事を紹介されないまま契約を切られた場合は会社都合になります。
※離職の理由については自己都合退職と会社都合退職で何が変わる?で説明しています。
今回のコラムはここまです。基本手当についてわかっていただけましたか?