国民年金と厚生年金の違いってなに?

2021.04.03 更新
年金には国民年金と厚生年金があるのを知っていますか?存在は知っていても何が違うのかよくわかっていない方もいると思います。この記事では国民年金と厚生年金の違いについてわかりやすくまとめました。
この記事の目次

そもそも年金制度とは?

老後や障害・死亡は誰もが抱えるリスクです。日本の年金保険はこれらの3つのリスクに対応してくれる保険です。


年金制度は➊老後のリスク、➋障害のリスク、➌死亡のリスクに対応し、リスクに見舞われたひとを国民みんなで支えようという考えのもと作られた制度なんです(公的年金制度といいます)。

国民年金と厚生年金どっちに加入する?

日本の年金制度は大きく分けると国民年金と厚生年金の2種類の年金でつくられています。


公務員またはサラリーマンや長時間働くアルバイトなどのように雇われて働いているひとは厚生年金に加入します。それ以外の20歳~59歳のひとは国民年金に加入することになります。

どっちに加入する?

国民年金と厚生年金は何をしてくれるの?

国民年金も厚生年金も役割はどちらも一緒です。老後にお金を支給してくれるだけでなく、事故等で障害が残ったときや亡くなったときにも年金が支給されます。


つまり、年金は現役世代の保険の役割を担っているということです。


年金は老後のお金だけじゃなく、以下の3つのリスクに対応してくれているということを覚えておきましょう。

年金はこんなことをしてくれる
老後にお金をくれる
障害を負ったときにお金をくれる
亡くなったときに遺族にお金をくれる
年金は老後だけじゃない!

老齢年金については、老齢年金とは?ページを参照。
障害年金については、障害年金とは?ページを参照。
遺族年金については、遺族年金とは?ページを参照。

加入したときの保険料は?

加入したときの保険料は国民年金と厚生年金とで異なります。

加入したときの保険料は?
国民年金の保険料
月額16,610円です。
※お金がない方は免除できる

厚生年金の保険料
月収によって月額約0.8万~5.9万円の幅があります。
老後にもらえる年金額は?

老後にもらえる年金額は国民年金と厚生年金とで異なります。

国民年金は年間約80万円、厚生年金は加入期間や支払った保険料によって変わります。

老後にもらえる年金額は?
老後にもらえる国民年金
年間約80万円
※40年間保険料を支払った場合。

老後にもらえる厚生年金
加入期間や支払った保険料によって変わる。
※くわしくは厚生年金とは?を参照。
まとめ(国民年金と厚生年金の違い)

ここまで説明したように、国民年金は20歳~59歳のすべてのひとが加入する年金であり、厚生年金はサラリーマンや長時間働くアルバイトなどのように雇われて働いているひとが加入する年金です。

国民年金と厚生年金のくわしい違いを以下の表にまとめているので、年金について何も知らないひとはチェックしておきましょう。

国民年金と厚生年金の違いまとめ


国民年金 厚生年金

加入する人
20歳以上60歳未満のすべての方 会社に雇われている方(アルバイトも含む)
※くわしい加入条件についてはこちらを参照。

保険料
年間約20万円
※月額16,540円
※お金がない方は免除できる
月収によって増減する。

※月額約0.8万~5.9万円の幅があります。くわしい計算式は厚生年金とはを参照。


支払う期間
60歳まで 退職などで厚生年金から抜けるまで
※くわしくは年金の支払いはいつまで?を参照。

もらえる年金額
年間約80万円
※満額の場合
加入していた期間の総月収によって決まる
※くわしくは厚生年金とは?を参照。

もらえる年齢
65歳から
※もらう年齢を繰り上げして早くすることもできます。
65歳から
※もらう年齢を繰り上げして早くすることもできます。

障害年金
障害を負ったときにもらえる
※1級障害だと年間約100万円
障害を負ったときにもらえる
※加入していた期間の総月収によって増減する

遺族年金
亡くなったときに遺族がもらえる
※年間約80万円(子の人数によってプラスされる)
亡くなったときに遺族がもらえる
※加入していた期間の総月収によって増減する

以上のように、国民年金と厚生年金にはさまざまな違いがあります。大きな違いは保険料や老後にもらえる年金額です。

国民年金の保険料は定額ですが、厚生年金は月収によって増減します。多く保険料を支払っていればそのぶんもらえる年金額も増えるようになっています。

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