加給年金とは?年金が増える?わかりやすく説明。

2020.11.25 更新
障害年金の加給年金については条件が違うので追記する→障害年金の場合は「厚生年金の加入期間が20年以上ある」と「65歳時点」がいらない
老後の年金はある条件を満たすともらえる金額が増えます。この記事では加給年金とは何かについて説明していきます。
この記事の目次

加給年金ってなに?家族がいると年金が増える?

加給年金とは、厚生年金に加入していた人に家族がいる場合に支給される年金です。

加給年金は老後にもらえる年金に上乗せされて支給されることになります。

加給年金がもらえる条件は?

簡単に説明すると、加給年金は配偶者が65歳未満または子供が18未満の場合に支給されます。くわしい条件は以下のとおりです。

以下の条件をすべて満たすと加給年金が支給されます。

加給年金がもらえそうな人はチェックしておきましょう。

加給年金がもらえる条件

  • 厚生年金に加入していた期間が20年以上ある
  • あなたが65歳の時点で、生計を維持している配偶者または子供がいる
    ※配偶者は65歳未満であること
    ※子は18歳になった年度の3月31日を経過していないこと(20歳未満で障害等級1級または2級の状態にあること)
  • 配偶者または子供の年収が850万円未満(所得655万5千円未満)である



もらえる金額はどれくらい?

加給年金として支給される年金は以下のとおりです。

家族をもつサラリーマンの方はチェックしておきましょう。

加給年金として支給される金額

※さらに、生年月日に応じて配偶者の加給年金に33,200円~165,600円が特別加算されます。ちなみに、昭和18年4月2日以後生まれの場合には165,600円が加給年金に上乗せされます。

配偶者、子供1人の場合は?
たとえば、65歳未満の配偶者と18歳未満の子が1人いる場合、あなたに支給される加給年金額は合計約60万円となります。この金額が毎年もらう年金に上乗せされることになります。
※あなたが厚生年金に加入していた期間が20年未満だと支給されません。

計算過程
配偶者の加給年金:224,900円 + 特別加算165,600円
子どもの加給年金:224,900円
合計の加給年金:615,400円

配偶者、子供2人の場合は?
たとえば、65歳未満の配偶者と18歳未満の子が2人いる場合、あなたに支給される加給年金額は合計約84万円となります。この金額が毎年もらう年金に上乗せされることになります。
※あなたが厚生年金に加入していた期間が20年未満だと支給されません。

計算過程
配偶者の加給年金:224,900円 + 特別加算165,600円
子どもの加給年金:224,900円 × 2
合計の加給年金:840,300円

加給年金をもらうには手続きが必要?

加給年金の支給を受けるには手続きが必要です。加給年金の届出書に必要な書類を添付することになります。

必要書類を用意したら最寄りの年金事務所または年金相談センターに提出しましょう。

加給年金をもらうために提出する書類

    【届出書】

  • 加給年金額加算開始事由該当届
    ※届出書はこちらの日本年金機構のページからダウンロードできます。


  • 【届出書に添付する書類】

  • 加給年金を受ける人の戸籍抄本または戸籍謄本
  • 世帯全員の住民票の写し
  • 加給年金額の対象者(配偶者や子)の所得証明書、非課税証明書のうち、いずれかひとつ
加給年金の注意点

配偶者が以下のいずれかの年金を受けているあいだは配偶者加給年金は支給停止されるので注意しましょう。

配偶者が以下のいずれかにあてはまる場合は加給年金が支給停止になります。
老齢厚生年金※1をもらっている
たとえば、昭和36年4月1日(女性の場合は昭和41年4月1日)以前に生まれた方が65歳になる前に特別支給の老齢厚生年金を受けとった場合。
※1 被保険者期間が20年以上または共済組合等の加入期間を除いた期間が40歳(女性の場合は35歳)以降15年以上の場合に限ります。
退職共済年金※2をもらっている
※2 組合員期間20年以上
障害年金をもらっている

今回のコラムはここまでです。加給年金についてわかっていただけましたか?

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