在職老齢年金とは?給料をもらいながらだと年金が減る?

2021.02.22 更新
年金をもらえる年齢を迎えても働いてお金を稼いでいる場合には年金が減る場合があるのをご存知でしょうか。この記事では在職老齢年金についてわかりやすく説明していきます。
この記事の目次

具体的にどれくらい減額するのか例が欲しい
60歳~65歳および65歳以降の加給年金も支給停止する条件についてくわしく書かないとダメ
注意事項を網羅しておく
在職老齢年金ってなに?

年金がもらえる年齢になってからも会社で働きながら厚生年金保険に加入している場合、老後にもらえる厚生年金が一部停止または全額支給停止なるときがあります。

これを在職老齢年金といいます。
※在職老齢年金は、給料と老後にもらう年金の合計額によって年金の支給を一定程度我慢してもらう制度です。

老後にもらえる厚生年金が一部または全額支給停止になる条件は一定以上の稼ぎがあるときです。くわしくは次で見ていきましょう。

60歳から65歳未満の在職老齢年金は?

65歳未満で老後の厚生年金を受けとりながら、かつ、会社で働いて厚生年金の被保険者となっている場合、稼ぎに応じて年金額が一部停止(または全額停止)することになります。

会社で働きながら年金をもらうつもりの方はチェックしておきましょう。

支給停止してしまう年金額

(賃金 + 支給される厚生年金の月額)の合計額が28万円を上回るときには賃金2に対し、年金が1停止されます。したがって、合計額が28万円以下なら老後の年金は減りません。老後にもらう年金を減らされたくない人は合計額が28万円を超えないようにしましょう。
※老後にもらえる国民年金(老齢基礎年金)については関係なく支給されます。

65歳以降の在職老齢年金は?

65歳以降で老後の厚生年金を受けとりながら、かつ、サラリーマンなどとして働く方は「厚生年金の保険料を支払いながら老後の年金を受給」することになります。


ただし、年金をもらいながら働く場合、一定以上の稼ぎがあると老後にもらえる厚生年金の支給が一部停止(または全額停止)することになります。

会社で働きながら年金をもらうつもりの方はチェックしておきましょう。
給料と老後にもらう年金の合計額によって年金の支給を一定程度我慢してもらう制度を「在職老齢年金」といいます。

支給停止してしまう年金額

(賃金 + 支給される厚生年金の月額)の合計額が47万円を上回るときには賃金2に対し、年金が1停止されます。したがって、合計額が47万円以下なら老後の年金は減りません。老後にもらう年金を減らされたくない人は合計額が47万円を超えないようにしましょう。
※老後にもらえる国民年金(老齢基礎年金)については関係なく支給されます。

在職老齢年金の注意点・まとめ

在職老齢年金についての注意点は以下のとおりです。

サラリーマンとして働きながら年金も受け取るつもりの方はチェックしておきましょう

注意点

・在職老齢年金で支給停止される年金は老齢厚生年金のみ
※老後にもらえる国民年金(老齢基礎年金)については支給停止されません。


・年金支給月額がマイナスになる場合は、年金は全額支給停止となり、加給年金も支給停止となります。
※年金支給月額 = 基本月額 -(基本月額+総報酬月額相当額-47万円)÷2(65歳以降の場合)
※基本月額 = 加給年金額を除いた老齢厚生(退職共済)年金(報酬比例部分)の月額

まとめ

・60歳から65歳未満の場合は合計額が28万円以下なら減額されない。
※くわしくは上記で説明しています。
・65歳以降の場合は合計額が47万円以下なら減額されない。
※くわしくは上記で説明しています。

以上のように、サラリーマンとして働きながら年金も受け取る場合には年金が減額されるケースがあるので覚えておきましょう。

今回のコラムはここまでです。在職老齢年金についてわかっていただけましたか?

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