ギャンブルで勝った!税金はいくらかかる?確定申告しないとダメ?

2022.07.16 更新

「公営ギャンブル(競馬や競艇、競輪など)やカジノで大金を手に入れたけど税金とかどうなるの?」ギャンブルについての税金を知らなくて払っていない人も多いと思います。この記事ではギャンブルで儲けた収入に税金がかかるかについて説明していきます。
この記事の目次
ギャンブルの利益にも税金がかかるの?

競馬や競艇、競輪などの公営ギャンブル、パチンコ・スロットなどのギャンブルで得た利益にも税金はかかります
※オンラインで購入した馬券や競輪、オンラインカジノなども同様に税金がかかります。

ただし、ギャンブルで儲けた金額が少なければ税金はかかりません。

ギャンブルでお金を稼ぐつもりの方は確定申告や上乗せされる税金などについてしっかりチェックしておきましょう。

この記事の要点

  • ギャンブルの利益(一時所得)でもたくさん稼げば税金がかかる。

  • ギャンブル収入があまり多くなければ税金は0円。
    ※くわしい金額は下記で説明しています。

  • 年収が500万円のひとがギャンブルで200万円手に入れたら約15万円の税金が上乗せされる。
    ※くわしい金額は下記で説明しています。

  • 給料をもらっているひとは確定申告をしなくていい場合がある。
    ※くわしくは下記で説明しています。

では最初に、1年間のギャンブル収入がいくらまでなら税金がかからない(0円になる)のかについて下記で説明していきます。
※競馬や競艇などのギャンブルをしてお金を稼ぐつもりの方はチェックしておきましょう。


ギャンブル収入いくらから税金がかかる?
ギャンブル収入が50万円以下なら税金はかからない

ギャンブルで得た利益は一時所得に分類されます。ギャンブルで得た利益が50万円以下なら一時所得は0円になる仕組みになっています。
※年収ごとのシミュレーションは下記で説明しています。

したがって簡単に説明すると、ギャンブル収入が1年間で50万円以下ならば税金はかからないということになります。

「たまたま購入した競馬で20万円勝った!」くらいの金額なら税金はかからないので安心してください。
※いくらまでなら税金が0円なのか不安な方は下記を覚えておきましょう。

無職の場合
ギャンブル以外に収入を得ていない人(無業者など)の場合、ギャンブルで得た収入が1年間(1月~12月まで)で126万円(つまり、合計所得38万円)を超えた金額から税金(住民税)がかかることになります。
※東京都などお住まいの地域によっては140万円(合計所得45万円)まで住民税が0円になります。
所得税は146万円(総所得金額48万円)からかかり始めます。計算過程はこちらの記事を参照。
※20歳以上の学生(大学生など)もあてはまります。
※収入を得るために支出した金額は0円としています。
くわしい計算式などは一時所得とは?を参照。
会社員などや個人事業主の場合
ギャンブル以外にも収入を得ている人(会社員やアルバイト、個人事業主など)の場合、ギャンブルで得た収入が1年間(1月~12月まで)で50万円を超えた金額から税金がかかることになります。

ただし、会社員やアルバイトなどの給与所得者の場合、一定の収入を超えるまで確定申告をしなくてもいい決まりになっています。くわしくはページ下記の「確定申告をする必要はある?」で説明しています。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※アルバイト等をしている20歳以上の学生(大学生など)もあてはまります。
くわしい計算式などは一時所得とは?を参照。

では次に、親族などに扶養されている場合について下記で説明していきます。ギャンブル収入が多ければ扶養から外れます。


扶養されている場合はどうなる?
ギャンブル収入でも扶養から外れるときがある

親族に扶養されている場合、高額のギャンブル収入があれば扶養から外れてしまいます。

ただし、ギャンブル収入が146万円を超えなければ扶養親族の対象でいられます。

※収入がギャンブルのみである場合。
※ギャンブル収入146万円のとき、一時所得は48万円になります。
※アルバイト収入だけの場合は103万円を超えたら扶養親族から外れますが、ギャンブル収入だけの場合は146万円以下まで扶養親族でいられます。

したがって、ギャンブル収入が146万円以下なら親族の扶養でいられます。

ギャンブル以外にも収入がある場合は?

ギャンブル以外にも収入を得ている人(会社員やアルバイト、個人事業主など)の場合、合計所得金額が48万円を超えなければ扶養親族の対象でいられます。

たとえば給与収入や年金収入がある方は、それぞれの所得を合計して合計所得金額を計算し、その金額が48万円以下なら扶養親族の対象でいられます。

合計所得48万円がよくわからない…という方は下記の記事で具体的にシミュレーションして説明しているのでチェックしておきましょう。

では次に、1年間のギャンブル収入が50万円~200万円のときに税金がいくらかかるのかについて下記で説明していきます。


ギャンブルで50万円~200万円儲けた場合の税額シミュレーション

ギャンブル以外にも収入がある方(たとえばサラリーマンなど)がギャンブルで利益を得た場合に上乗せされる税金はどれくらいになるかシミュレーションしました。

競馬や競艇などのギャンブルをよくする方はチェックしておきましょう。
※100万円を超えるような高額配当に当たった方などは税金額をザッと把握しておきましょう。

年収が200万円の方がギャンブルで利益を得たとき

給与収入200万円(総所得132万円)の場合。
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。

 

ギャンブル収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
0円です。
ギャンブル収入70万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約15,000円です。
所得税約5,000円、住民税が約10,000円。
ギャンブル収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約36,000円です。
所得税約12,000円、住民税が約24,000円。
ギャンブル収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約75,000円です。
所得税約25,000円、住民税が約50,000円。
ギャンブル収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約112,000円です。
所得税約37,000円、住民税が約75,000円。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※もっと高額(200万円以上)を稼いだひとは自分で計算してみましょう。計算式などは一時所得とは?で説明しています。500万円稼いだときの計算過程をシミュレーションしています。



年収が300万円の方がギャンブルで利益を得たとき

給与収入300万円(総所得202万円)の場合。
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。

 

ギャンブル収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
0円です。
ギャンブル収入70万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約15,000円です。
所得税約5,000円、住民税が約10,000円。
ギャンブル収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約36,000円です。
所得税約12,000円、住民税が約24,000円。
ギャンブル収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約75,000円です。
所得税約25,000円、住民税が約50,000円。
ギャンブル収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約113,000円です。
所得税約38,000円、住民税が約75,000円。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※もっと高額(200万円以上)を稼いだひとは自分で計算してみましょう。計算式などは一時所得とは?で説明しています。500万円稼いだときの計算過程をシミュレーションしています。



年収が400万円の方がギャンブルで利益を得たとき

給与収入400万円(総所得276万円)の場合。
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。

 

ギャンブル収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
0円です。
ギャンブル収入70万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約15,000円です。
所得税約5,000円、住民税が約10,000円。
ギャンブル収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約36,000円です。
所得税約12,000円、住民税が約24,000円。
ギャンブル収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約88,000円です。
所得税約38,000円、住民税が約50,000円。
ギャンブル収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約137,000円です。
所得税約62,000円、住民税が約75,000円。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※もっと高額(200万円以上)を稼いだひとは自分で計算してみましょう。計算式などは一時所得とは?で説明しています。500万円稼いだときの計算過程をシミュレーションしています。



年収が500万円の方がギャンブルで利益を得たとき

給与収入500万円(総所得356万円)の場合。
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。

 

ギャンブル収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
0円です。
ギャンブル収入70万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約20,000円です。
所得税約10,000円、住民税が約10,000円。
ギャンブル収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約49,000円です。
所得税約25,000円、住民税が約24,000円。
ギャンブル収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約100,000円です。
所得税約50,000円、住民税が約50,000円。
ギャンブル収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約150,000円です。
所得税約75,000円、住民税が約75,000円。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※もっと高額(200万円以上)を稼いだひとは自分で計算してみましょう。計算式などは一時所得とは?で説明しています。500万円稼いだときの計算過程をシミュレーションしています。



年収が600万円の方がギャンブルで利益を得たとき

給与収入600万円(総所得436万円)の場合。
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。

 

ギャンブル収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
0円です。
ギャンブル収入70万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約20,000円です。
所得税約10,000円、住民税が約10,000円。
ギャンブル収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約30,000円です。
所得税約25,000円、住民税が約25,000円。
ギャンブル収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約122,000円です。
所得税約72,000円、住民税が約50,000円。
ギャンブル収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約196,000円です。
所得税約121,000円、住民税が約75,000円。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※もっと高額(200万円以上)を稼いだひとは自分で計算してみましょう。計算式などは一時所得とは?で説明しています。500万円稼いだときの計算過程をシミュレーションしています。



年収が700万円の方がギャンブルで利益を得たとき

給与収入700万円(総所得520万円)の場合。
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。

 

ギャンブル収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
0円です。
ギャンブル収入70万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約30,000円です。
所得税約20,000円、住民税が約10,000円。
ギャンブル収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約75,000円です。
所得税約50,000円、住民税が約25,000円。
ギャンブル収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約150,000円です。
所得税約100,000円、住民税が約50,000円。
ギャンブル収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約225,000円です。
所得税約150,000円、住民税が約75,000円。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※もっと高額(200万円以上)を稼いだひとは自分で計算してみましょう。計算式などは一時所得とは?で説明しています。500万円稼いだときの計算過程をシミュレーションしています。

年収が800万円の方がギャンブルで利益を得たとき

給与収入800万円(総所得610万円)の場合。
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。

 

ギャンブル収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
0円です。
ギャンブル収入70万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約30,000円です。
所得税約20,000円、住民税が約10,000円。
ギャンブル収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約75,000円です。
所得税約50,000円、住民税が約25,000円。
ギャンブル収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約150,000円です。
所得税約100,000円、住民税が約50,000円。
ギャンブル収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
1年間で約225,000円です。
所得税約150,000円、住民税が約75,000円。

※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※もっと高額(200万円以上)を稼いだひとは自分で計算してみましょう。計算式などは一時所得とは?で説明しています。500万円稼いだときの計算過程をシミュレーションしています。

では次に、ギャンブル収入があるときに確定申告が必要になるか下記で説明していきます。稼いだ金額によっては必要ないときもあります。


確定申告をする必要はある?
ギャンブル収入があっても確定申告が必要ないときがある

ギャンブルで利益があったときには確定申告をして所得の申告をすることになりますが、稼いだ金額がそれほど多くなければ確定申告が不要となります。
※下記で説明するように住民税の申告が必要になる場合があります。


確定申告をする必要があるか不安なひとは下記をチェックしておきましょう。


会社員やアルバイト、個人事業主、無職の場合で確定申告が必要になる金額について説明しています。

個人事業主の場合

ギャンブル以外に収入を得ている個人事業主はギャンブル収入が50万円を超えたときから一時所得が発生するので確定申告で申告する必要があります。
※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※収入を得るために支出した金額とは、ここでは「当たった投票券の購入費用」のこと。外れた投票券の購入費用は含まれません。
くわしい計算式などは一時所得とは?を参照。


無職の場合

ギャンブル以外に収入を得ていない方はギャンブル収入が50万円を超えたときから一時所得が発生するので、基本的には確定申告にて一時所得の申告をしなくてはいけません。
※確定申告をしない場合、住民税の申告が必要になります。確定申告をする場合は住民税の申告をする必要はありません。

だたし、ギャンブル収入が126万円を超えるまでは税金がかからないため、ギャンブル収入126万円以下で確定申告をしても税金が徴収されません。
※東京都などお住まいの地域によっては140万円(合計所得45万円)まで住民税が0円になります。
所得税は146万円(総所得金額48万円)からかかり始めます。
※収入を得るために支出した金額とは、ここでは「当たった投票券の購入費用」のこと。外れた投票券の購入費用は含まれません。
くわしい計算式などは一時所得とは?を参照。
※参照:国税庁確定申告が必要な方


会社員やアルバイトの場合

勤務先から給料をもらっている方はギャンブル収入が50万円を超えたときから税金がかかることになります。ですが、ギャンブル収入が90万円以下ならば確定申告をしなくてもいい決まりになっています。
したがって、確定申告をするのが面倒な方はギャンブル収入を90万円以下にしておくことをオススメします。
※確定申告をしない場合、住民税の申告が必要になります。確定申告をする場合は住民税の申告をする必要はありません。
※確定申告をする場合は、90万円以下だとしてもギャンブル収入を申告しなければいけません。
※出典:国税庁確定申告を要しない場合の意義


ただし、1年間でギャンブル収入が90万円を超えた場合は確定申告をしないといけません。

※20歳以上のアルバイト等をしている学生もあてはまります。
※収入を得るために支出した金額は0円としています。
※収入を得るために支出した金額とは、ここでは「当たった投票券の購入費用」のこと。外れた投票券の購入費用は含まれません。
※なぜ90万円なのか等のくわしい計算式などは一時所得とは?を参照。

※参照:国税庁給与所得者で確定申告が必要な人

では次に、ギャンブル収入がある場合の確定申告のやり方について下記で説明していきます。


ギャンブル収入があるときの確定申告のやり方

1年間にたくさんギャンブル収入がある場合は確定申告をしなければいけません。


今はネットでかんたんに確定申告書を作成できます。作成した申告書を税務署に郵送することで確定申告が完了となります。


確定申告をする期間は決まっており、今年1年間(1月~12月まで)の収入について確定申告をする場合は翌年の2月16日~3月15日のあいだに申告をすることになります。
※期限に遅れても申告できますが、税金が加算されるなどの罰則が与えられる場合があるのでなるべく期間内に申告することを心がけましょう。ギャンブルの税金を払わないで不安でいるなら、下記の記事を参考にして確定申告をサッと終わらせましょう。

確定申告のながれ

STEP➊源泉徴収票など必要なものを用意する
STEP➋確定申告書を作成する
STEP➌確定申告書を郵送する(税金を支払うまたは払い戻される)


申告書が作成できるか不安な方は、まずはテキトーに金額を入力して確定申告書をためしに作成してみてもいいかもしれません。くわしくは下記の記事で説明しています。
※税務署に郵送する申告書に正しい金額を入力すれば問題ないので、ためしに申告書を何枚も作ってみましょう。

以上のように、ギャンブルで稼いだお金でも税金はかかりますが、稼いだ金額が50万円以下なら税金はかかりません。ギャンブルを頻繁にする方は覚えておきましょう。