確定申告とは?必要な人は?わかりやすく解説

2021.10.27 更新
サラリーマンやアルバイトをしている人にはあまりなじみのない確定申告。「確定申告ってなに?よくわからない…」と不安になる人も結構いると思います。この記事では確定申告についてわかりやすく説明していきます。
この記事の目次
確定申告について何も知らない方はチェック

サラリーマンやアルバイトをしている人にはあまりなじみのない確定申告ですが、サラリーマンなどでも必要になるケースにあてはまることがあります。

確定申告について何も知らない方はどんなことをする手続きなのか今のうちに知っておくことをオススメします。

確定申告が必要になるケースや申告をする時期や流れなど下記で説明しているのでチェックしておきましょう。

この記事の要点

  • サラリーマンやアルバイトなどは基本的に確定申告をする必要はない。

  • 副業やギャンブルをしている場合は確定申告が必要になるときがある。

  • 確定申告をする時期は毎年2月16日~3月15日まで。

  • 税金を返してもらう場合は1月1日から申告できる。

  • 確定申告をしないと罰金などのペナルティが与えられる場合がある。

では最初に、確定申告とは何かについて下記で説明していきます。確定申告について何も知らない方は、確定申告がどんなことをする手続きなのかについてしっかりチェックしておきましょう。


確定申告ってなに?どんなことをするの?

確定申告とは1年間の収入を申告し、その収入をもとに所得税を計算して納税する手続きのことです。

主に自営業などの個人事業主が税金を納めるときに行う手続きです。

サラリーマンやアルバイトのように会社に雇われている人は基本的に確定申告をする必要がないので、確定申告をしたことがない場合が多いと思います。

では次に、サラリーマンやアルバイトなどでも確定申告が必要になる状況について下記で説明していきます。サラリーマンなどの方はチェックしておきましょう。

サラリーマンやアルバイトは確定申告するの?

サラリーマンやアルバイトなどの方は給料のほかに収入がなければ確定申告をする必要はありません。


なぜかというと、サラリーマンやアルバイトの方などは会社で源泉徴収年末調整をしてもらっているので確定申告をする必要がありません。


したがって、サラリーマンなどの方は「わたし確定申告したことない。。」と不安にならなくても大丈夫です。
※ただし、給与収入が2,000万円を超える場合などは確定申告が必要。

サラリーマンでも必要なときがある?
上記で説明したように、サラリーマンやアルバイトなどは給料から税金があらかじめ引かれているので確定申告をする必要はありませんが、年収が2,000万円を超えるひとや副業をしているひとなどは確定申告が必要になります。

ギャンブルや副業をしていても稼いだ金額がそこまで多くなければ確定申告をしなくてもいい決まりになっていますが、一定金額を超えると確定申告をしなければいけません。

たとえば1年間の副業収入(ブログやYouTubeの広告収入、フリマやUberEats、ビットコインなどの仮想通貨の利益など)が20万円を超える方は確定申告が必要になります。



こんなときは確定申告が必要

では次に、自営業などの確定申告について下記で説明していきます。個人事業主の方は基本的に確定申告を毎年することになるのでチェックしておきましょう。


個人事業主や自営業などの確定申告は?

フリーランスや自営業者などの方が所得税を納めるためには1年間に稼いだ金額を国に申告しなければなりません。稼いだ金額から自分が納める税金(所得税)を確定し、所得税を納めることになります。
※申告をしないと脱税で罰を受けてしまいます。

したがって、フリーランスや自営業などの個人事業主の方は基本的に確定申告をすることになります。

収入や所得がないとき(または所得が48万円以下のとき)には課税所得が0円となるので所得税が発生しませんが、収入や所得が無くても確定申告をしておかないと損するケースがあります。

こんなときは確定申告しないと損してしまうかも
赤字が出たとき
赤字が出たときに翌年に繰り越せば節税できますが、確定申告をしなければ赤字を繰り越せないので翌年に利益を得たときに税金が余計にかかることになります。
※ただし、赤字を繰り越す場合には青色申告をする必要があります。
所得が少ないとき
所得が少ない場合に確定申告をすると翌年の国民健康保険料が軽減されます。所得が0円(世帯の所得の合計が43万円以下)なら保険料が最大7割減となりますが、確定申告をしなければ所得が0円だということを判断できないので一定の保険料を徴収されることになります。
※くわしくは所得が少ないと国保が減額される?を参照。

では次に、確定申告が必要になる場合について下記で説明していきます。

確定申告が必要になるひとは?サラリーマンなども?

自営業やフリーランスなどの個人事業主は確定申告をして所得の有無を報告する必要があるので、基本的には確定申告をする必要があります。


サラリーマンやアルバイトは源泉徴収および年末調整を会社が行ってくれるので確定申告をする必要はありません。


ただし、サラリーマンやアルバイトでも以下のように確定申告が必要になる場合があります。確定申告が必要になる場合をかんたんにまとめているのでチェックしておきましょう。
※参考:国税庁の確定申告が必要な方

個人事業主のほかにもサラリーマンや年金をもらっている方で確定申告が必要になる場合
個人事業主の場合
個人事業主の方は基本的に確定申告が必要になります。
個人事業主は青色申告または白色申告をすることになります。


サラリーマンやアルバイトなどの場合

給料のほかに副業などの利益が20万円を超える方
くわしくは副業すると税金はいくら増える?を参照。

給料のほかにギャンブル収入が90万円を超える方
くわしくはギャンブルで勝った!確定申告しないとダメ?を参照。

給与収入が2000万円を超える方

給料を2つの勤務先から受けており、年末調整されなかったほうの給料が1年間で20万円を超えているとき
くわしくはダブルワークの税金や社会保険をわかりやすく解説を参照。

給料を手渡しでもらっており、年収103万円を超えているのに源泉徴収も年末調整もされていないとき
くわしくはアルバイト先からの給料が手渡し…税金はかかる?を参照。

など。


年金をもらっている方の場合
年金収入が400万円を超える方

年金以外の所得(たとえば雑所得や給与所得など)が1年間で20万円を超える方
くわしくは年金をもらいながら働いて給料も貰っている人は確定申告は必要?を参照。

※参照:国税庁の確定申告が必要な方

では次に、確定申告をする時期について下記で説明していきます。期間を過ぎてしまうと延滞税などの罰則が与えられてしまう場合があるので気をつけましょう。また、税金を返してもらう手続きの時期についても説明しているのでチェックしておきましょう。

確定申告をする時期はいつ?

確定申告を行う時期は毎年2月16日から3月15日までです(土日の場合は翌月曜日)。
※たとえば2019年1月1日~12月31日までに稼いだ収入についての税金は、2020年2月16日~3月15日に確定申告をして納めることになります。(コロナの影響により、2021年に行う確定申告については4月15日まで延長)


この期間に確定申告をして所得税を納めなければなりません。遅れても申告することはできますが延滞税などがかけられる場合があるので注意しましょう。


ただし、納めすぎた税金を返してもらうために確定申告をする場合は翌年1月1日から受け付けています。
※たとえば、2019年1月1日~12月31日までに稼いだ収入についての税金を返してもらう場合、2020年1月1日以降に確定申告をすれば税金を返してもらえます。


税金を返してもらうには5年以内に確定申告をしなければいけません。なので、税金を返してもらいたい方はなるべく早めに確定申告をしましょう。

確定申告をするとお金がもどってくる場合がある?

確定申告は「1年間の所得を申告して税金を納める手続き」と説明しましたが、税金を納めすぎている場合は確定申告をすることで税金がキャッシュバックされます。


どんなひとが「税金を納めすぎている場合」に該当するのかというと、年末調整をしていないアルバイトやサラリーマンや1年間に医療費をたくさん支払った方などが該当します。


たとえばアルバイトをしていても年収103万円以下の方は所得税が0円になりますが、年末調整をせずにそのままにしていると給料から税金が引かれたままになってしまう場合があります。こんなときは確定申告をすると給料から引かれた税金がキャッシュバックされます。


また、退職して年末調整を受けていないサラリーマンなども確定申告をすると税金がキャッシュバックされる場合があります。
※年末調整を受ける前に退職した方は本来納めるはずの税金額よりも多く納めている場合が多いため。


ほかにも下記のようなときは税金を納めすぎている場合があるのでサラリーマンやアルバイトの方でも確定申告をすることをオススメします。
※確定申告をしなくても問題ありませんが、その場合は税金が戻ってきません。

こんなときは確定申告をすると税金がキャッシュバックされる
年末調整を受けていないために源泉徴収による納税額が必要以上になっているとき
くわしくは以下のページを参照。
アルバイト先に年末調整を出し忘れた…
退職して年末調整を受けていないひとは確定申告するの?
退職して年末調整を受けていないとき
くわしくは退職して年末調整を受けていないひとは確定申告するの?を参照。
災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除
多額の医療費を支出したとき(医療費控除

など。

では次に、確定申告のやりかたについて下記で説明していきます。何もわからない人は確定申告のながれを理解しておきましょう。

確定申告のやり方は?確定申告の流れを説明

今はネットでかんたんに確定申告書を作成することができます。

確定申告のやり方はサラリーマンもパート・アルバイトも個人事業主も一緒です(ネットなどで確定申告書を作成して提出する)。

下記のリンク先ページで確定申告のやり方を手順を踏んで説明しているので確定申告をする方はチェックしておきましょう。

確定申告のながれ
STEP➊確定申告書を作成する(源泉徴収票など必要なものを用意する)
STEP➋確定申告書を郵送する
STEP➌税金を支払う(または税金が還付される)

まとめ(確定申告をしないとペナルティがある?)

ここまで説明したように、確定申告とは1年間の収入を申告して所得税を納める手続きです。


サラリーマンやアルバイトの方は確定申告をする機会が少ないと思いますが、副業やギャンブルをしているひとは確定申告が必要になる場合があるので、自分が確定申告をする必要があるのか上記のまとめを見てしっかり把握しておきましょう。


確定申告をしなきゃいけないのに無視してそのままにしていると、通常の税金に罰金(無申告加算税や延滞税など)が上乗せされて多くの金額を支払うことになるので注意しましょう。