所得控除とは?税金が安くなる?計算の仕方など解説。

2019.03.09 更新
この記事の目次
所得税などを計算するときに関わってくる所得控除。
「所得控除ってなに?よくわからないんだけど。」という方もいるでしょう。この記事では所得控除について計算の仕方などわかりやすく簡単に説明していきます。
所得控除しょとくこうじょとは?

所得控除とは、簡単に説明すると税金の負担を軽くしてくれる制度のことです。

たくさんお金を稼いで「所得」が多くなればそのぶん所得税がかかってきてしまいますが、その税金の負担を軽くしてくれるのが所得控除なんです。
控除の意味については、控除とは?を参照。

▶所得についてはこちら

では、もう少し詳しく所得控除についてみていきましょう。

所得控除しょとくこうじょにはいくつか種類があります

所得控除には以下のようにいくつか種類があります。

代表的な所得控除の一例(扶養控除など)
 


扶養控除ふようこうじょ
養う家族がいる場合に税金の負担を軽くしてくれる。

配偶者控除はいぐうしゃこうじょ
夫婦なら税金の負担を軽くしてくれる。

社会保険料控除
社会保険料を払っている方の税金の負担を軽くしてくれる。

基礎控除
すべての方が一律に適用される所得控除。控除額は38万円。
住民税の場合は33万円。

その他くわしい所得控除については、こちらの表を参照。

所得控除ってなんの計算で使うの?

所得控除は課税所得を計算するときに使います。課税所得とは税金がかけられる金額のことです。

もう少し詳しく説明すると、課税所得とは所得から所得控除額を差し引いた金額のことです。以下に所得税の計算式を示して説明します。

所得控除はこんなときに使う

所得控除は以下のように課税所得の計算をするときに使います。

課税所得については、課税所得とは?を参照。

では、どのような計算で税金が安くなるのか見てみましょう。

所得控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば年間収入が給与収入のみで300万円、所得控除が82万円38万円基礎控除 + 44万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

300万円給与収入108万円給与所得控除  =  192万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額が計算できたので(192万円)、次に課税所得を算出します。課税所得は、

192万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は82万円(38万円基礎控除 + 44万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

192万円総所得金額82万円所得控除 = 110万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③次に所得税の計算
課税所得がわかったので、所得税を計算します。所得税をもとめる式は、

110万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得が195万円以下のときは税率が5%なので、所得税は、

110万円課税所得 × 5% = 55,000円所得税
所得税率については、所得税率とは?を参照。
所得税の計算については、所得税とは?を参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税約11万円かかります。

となります。

所得控除がなかったら税金はどうなる?
もし所得控除がなければ、給与所得192万円全部に所得税がかけられることになってしまうので、以下のように税金の負担は大きくなります。

192万円給与所得 - 0円所得控除 = 192万円課税所得

192万円課税所得 × 5% = 96,000円所得税

ちなみに上記の条件のとき、住民税約20万円かかります。

このように所得控除がなかった場合、所得控除を適用したときと比べて税金の負担が重くなっているのがわかります。

こんな所得控除もあります
ほかにも、扶養ふようしている家族がいれば「扶養控除ふようこうじょ」、医療費を支払っていれば「医療費控除」を適用できる場合があります。
扶養控除については、扶養控除とは?を参照。
医療費控除については、医療費控除とは?を参照。

今回のコラムはここまでです。所得控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい所得控除については、こちらを参照。
所得については、所得ってなに?収入と違うの?またはこちらを参照。
所得税率については、所得税率とは?ページまたはこちらを参照。
所得税については、所得税とは?ページを参照。

所得控除とは?税金が安くなる?計算の仕方など解説。

この記事の目次
所得税などを計算するときに関わってくる所得控除。
「所得控除ってなに?よくわからないんだけど。」という方もいるでしょう。この記事では所得控除について計算の仕方などわかりやすく簡単に説明していきます。
所得控除しょとくこうじょとは?

所得控除とは、簡単に説明すると税金の負担を軽くしてくれる制度のことです。

たくさんお金を稼いで「所得」が多くなればそのぶん所得税がかかってきてしまいますが、その税金の負担を軽くしてくれるのが所得控除なんです。
控除の意味については、控除とは?を参照。

▶所得についてはこちら

では、もう少し詳しく所得控除についてみていきましょう。

所得控除しょとくこうじょにはいくつか種類があります

所得控除には以下のようにいくつか種類があります。

代表的な所得控除の一例(扶養控除など)
 


扶養控除ふようこうじょ
養う家族がいる場合に税金の負担を軽くしてくれる。

配偶者控除はいぐうしゃこうじょ
夫婦なら税金の負担を軽くしてくれる。

社会保険料控除
社会保険料を払っている方の税金の負担を軽くしてくれる。

基礎控除
すべての方が一律に適用される所得控除。控除額は38万円。
住民税の場合は33万円。

その他くわしい所得控除については、こちらの表を参照。

所得控除ってなんの計算で使うの?

所得控除は課税所得を計算するときに使います。課税所得とは税金がかけられる金額のことです。

もう少し詳しく説明すると、課税所得とは所得から所得控除額を差し引いた金額のことです。以下に所得税の計算式を示して説明します。

所得控除はこんなときに使う

所得控除は以下のように課税所得の計算をするときに使います。

課税所得については、課税所得とは?を参照。

では、どのような計算で税金が安くなるのか見てみましょう。

所得控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば年間収入が給与収入のみで300万円、所得控除が82万円38万円基礎控除 + 44万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

300万円給与収入108万円給与所得控除  =  192万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額が計算できたので(192万円)、次に課税所得を算出します。課税所得は、

192万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は82万円(38万円基礎控除 + 44万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

192万円総所得金額82万円所得控除 = 110万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③次に所得税の計算
課税所得がわかったので、所得税を計算します。所得税をもとめる式は、

110万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得が195万円以下のときは税率が5%なので、所得税は、

110万円課税所得 × 5% = 55,000円所得税
所得税率については、所得税率とは?を参照。
所得税の計算については、所得税とは?を参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税約11万円かかります。

となります。

所得控除がなかったら税金はどうなる?
もし所得控除がなければ、給与所得192万円全部に所得税がかけられることになってしまうので、以下のように税金の負担は大きくなります。

192万円給与所得 - 0円所得控除 = 192万円課税所得

192万円課税所得 × 5% = 96,000円所得税

ちなみに上記の条件のとき、住民税約20万円かかります。

このように所得控除がなかった場合、所得控除を適用したときと比べて税金の負担が重くなっているのがわかります。

こんな所得控除もあります
ほかにも、扶養ふようしている家族がいれば「扶養控除ふようこうじょ」、医療費を支払っていれば「医療費控除」を適用できる場合があります。
扶養控除については、扶養控除とは?を参照。
医療費控除については、医療費控除とは?を参照。

今回のコラムはここまでです。所得控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい所得控除については、こちらを参照。
所得については、所得ってなに?収入と違うの?またはこちらを参照。
所得税率については、所得税率とは?ページまたはこちらを参照。
所得税については、所得税とは?ページを参照。