寡婦控除とは?ひとり親の家庭は税金が安くなる?わかりやすく解説。

2019.03.17 更新
この記事の目次
働いてお金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる寡婦控除かふこうじょって知ってますか?この記事では寡婦控除について簡単に紹介していきます。
▶こんなページも見られています

寡婦控除かふこうじょとは?

寡婦控除とは簡単に説明すると、ひとり親の家庭夫と死別した方の税金の負担を軽くしてくれる制度です。

寡婦かふ(または寡夫かふ)とは妻または夫と離婚または死別し、ひとり親となった方などをいいます。
寡婦にあてはまる条件や寡婦控除の金額は寡婦控除ページを参照。

では、税金はどれくらい安くなるのか見てみましょう。

寡婦控除を利用でいくら安くなる?

年収にもよりますが、寡婦控除かふこうじょを利用すると税金の負担は約5~7万円ほど軽くなる方が多いと思います。

どれくらい安くなる?
たとえば、40歳以下主婦・社会保険加入・子ども1人という条件の方が寡婦控除を利用したとき。
 

年収250~400万円のとき 所得税は17,500円安くなります。
住民税は30,000円(固定)安くなります。
年収500~600万円のとき 所得税は35,000円安くなります。
住民税は30,000円(固定)安くなります。
年収700~900万円のとき 所得税は70,000円安くなります。
住民税は30,000円(固定)安くなります。

 
税金等を計算してみる

では、実際どんな計算をしているのか見てみましょう。
寡婦にあてはまる条件や寡婦控除の金額は寡婦控除ページを参照。

寡婦控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで300万円、所得控除が104万円(38万円基礎控除 + 35万円寡婦控除 + 31万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

300万円給与収入108万円給与所得控除  =  192万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(192万円)、次に課税所得を算出します。課税所得は、

192万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は104万円(38万円基礎控除 + 35万円寡婦控除 + 31万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

192万円総所得金額104万円所得控除 = 88万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は

88万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

88万円課税所得 × 5% = 44,000円
所得税の税率については、所得税率とは?を参照。
所得税の計算については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税約9万円かかります。

となります。

もし寡婦控除を利用しなければ?
寡婦控除を申請しなければ、そのぶん課税所得が35万円増えるので、

(88万円 + 35万円課税所得) × 5% = 61,500円

ちなみに上記の条件のとき、住民税約12万円かかります。

となり、控除を申請したときと比べて税金の負担が重くなってしまいます。

このように、控除してくれるおかげで税金が安くなっていることがわかります。

年末調整での寡婦控除の申請は?

寡婦控除を適用するには年末調整で寡婦控除の申請をしなければなりません。

以下のページで年末調整の書き方と寡婦控除の申請方法を説明しています。寡婦控除を利用する方はぜひ参考にしてみてください。

年末調整で寡婦控除の申請をする方はこちら
寡婦控除の申請方法については、寡婦控除の申請(年末調整の記入例)を参照。
年末調整の書き方については、年末調整の書き方見本・記入例を参照。
確定申告での寡婦控除の申請は?

寡婦控除を利用できる方は確定申告で寡婦控除の申請をしましょう。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページを参照。

今回のコラムはここまでです。寡婦控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい寡婦控除については、こちらを参照。
所得税の計算については、こちらを参照。
給与所得については、所得ってなに?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

寡婦控除とは?ひとり親の家庭は税金が安くなる?わかりやすく解説。

この記事の目次
働いてお金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる寡婦控除かふこうじょって知ってますか?この記事では寡婦控除について簡単に紹介していきます。
▶こんなページも見られています

寡婦控除かふこうじょとは?

寡婦控除とは簡単に説明すると、ひとり親の家庭夫と死別した方の税金の負担を軽くしてくれる制度です。

寡婦かふ(または寡夫かふ)とは妻または夫と離婚または死別し、ひとり親となった方などをいいます。
寡婦にあてはまる条件や寡婦控除の金額は寡婦控除ページを参照。

では、税金はどれくらい安くなるのか見てみましょう。

寡婦控除を利用でいくら安くなる?

年収にもよりますが、寡婦控除かふこうじょを利用すると税金の負担は約5~7万円ほど軽くなる方が多いと思います。

どれくらい安くなる?
たとえば、40歳以下主婦・社会保険加入・子ども1人という条件の方が寡婦控除を利用したとき。
 

年収250~400万円のとき 所得税は17,500円安くなります。
住民税は30,000円(固定)安くなります。
年収500~600万円のとき 所得税は35,000円安くなります。
住民税は30,000円(固定)安くなります。
年収700~900万円のとき 所得税は70,000円安くなります。
住民税は30,000円(固定)安くなります。

 
税金等を計算してみる

では、実際どんな計算をしているのか見てみましょう。
寡婦にあてはまる条件や寡婦控除の金額は寡婦控除ページを参照。

寡婦控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで300万円、所得控除が104万円(38万円基礎控除 + 35万円寡婦控除 + 31万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

300万円給与収入108万円給与所得控除  =  192万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(192万円)、次に課税所得を算出します。課税所得は、

192万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は104万円(38万円基礎控除 + 35万円寡婦控除 + 31万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

192万円総所得金額104万円所得控除 = 88万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は

88万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

88万円課税所得 × 5% = 44,000円
所得税の税率については、所得税率とは?を参照。
所得税の計算については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税約9万円かかります。

となります。

もし寡婦控除を利用しなければ?
寡婦控除を申請しなければ、そのぶん課税所得が35万円増えるので、

(88万円 + 35万円課税所得) × 5% = 61,500円

ちなみに上記の条件のとき、住民税約12万円かかります。

となり、控除を申請したときと比べて税金の負担が重くなってしまいます。

このように、控除してくれるおかげで税金が安くなっていることがわかります。

年末調整での寡婦控除の申請は?

寡婦控除を適用するには年末調整で寡婦控除の申請をしなければなりません。

以下のページで年末調整の書き方と寡婦控除の申請方法を説明しています。寡婦控除を利用する方はぜひ参考にしてみてください。

年末調整で寡婦控除の申請をする方はこちら
寡婦控除の申請方法については、寡婦控除の申請(年末調整の記入例)を参照。
年末調整の書き方については、年末調整の書き方見本・記入例を参照。
確定申告での寡婦控除の申請は?

寡婦控除を利用できる方は確定申告で寡婦控除の申請をしましょう。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページを参照。

今回のコラムはここまでです。寡婦控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい寡婦控除については、こちらを参照。
所得税の計算については、こちらを参照。
給与所得については、所得ってなに?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。