所得税率とは、1年間(1月~12月末まで)に稼いだ所得にかけられる税率のことです。
※課税所得に税率をかけた金額が所得税になります。
所得税の税率は下記のように5%~45%になっています。あなたが1年間に稼いだ金額(課税所得)が多いほど税率が高くなっています。
※課税所得については課税所得とは?を参照。
※税率は会社員でもアルバイトでも個人事業主でも無職でも一緒です。課税所得が多ければ税率も高くなります。
課税所得が300万円だったら?
※課税所得300万は会社員の年収にすると約600万です。
※課税所得については課税所得とは?を参照。
※年収ごとの所得税は下記でまとめています。
※所得税の計算過程は下記で説明しています。
※さらに、復興特別所得税として「基準所得税×2.1%の金額」が加算されます。
税率が増えて急に損したりしない?
たとえば課税所得が1万円増え、課税所得が330万から331万になって税率が10%から20%に増えたからといって、急激に損したりしないような仕組みになっているので安心してください。課税所得を1万円減らしたからといって所得税が大幅に安くなって得したりすることもありません。
※くわしい所得税率(超過累進税率)のしくみについては所得税率(超過累進税率)についてを参照。
※出典:国税庁所得税のしくみ
※出典:国税庁所得税の税率
では次に、稼ぎによって所得税がどれくらい変わるかについて下記で説明していきます。
たとえば課税所得が100万円のとき所得税率は5%となります。したがって所得税は100万円 × 5% = 5万円となります。
課税所得が300万円のとき所得税率は10%となります。したがって所得税は300万円 × 10% – 97,500円 = 202,500円となります。
課税所得が500万円のとき所得税率は20%となります。したがって所得税は500万円 × 20% – 427,500円 = 572,500円となります。
1年間の稼ぎによってどれくらい所得税がかかるのかシミュレーションした結果を下記に示します。
※サラリーマンの課税所得100万円(年収280万円)から課税所得1,500万円(年収2,000万円)でシミュレーションしていきます。稼ぎが増えるごとに年収に占める所得税の割合が増えていることがわかります。
※年収が増えればそれだけ支払う税金が占める割合が多くなってしまうのは嫌ですが、国のルールなので仕方がないんです。
※40歳未満、独身のサラリーマンの場合。
課税所得が 100万円のとき (年収約280万) |
所得税は50,000円となります。 ※所得税率を上記の表と照らし合わせてみましょう。 |
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課税所得が 300万円のとき (年収約600万) |
所得税は202,500円となります。 金額は税金保険料シミュレーションで計算。 ※所得税率を上記の表と照らし合わせてみましょう。 |
課税所得が 500万円のとき (年収約850万) |
所得税は572,500円となります。 |
課税所得が 800万円のとき (年収約1200万) |
所得税は1,204,000円となります。 |
課税所得が 1500万円のとき (年収約2000万) |
所得税は3,414,000円となります。 金額は税金保険料シミュレーションで計算。 ※所得税率を上記の表と照らし合わせてみましょう。 |
課税所得については課税所得とは?を参照。
※個人事業主の方はこちらのシミュレーション計算できます。
あなたの手取りはいくら?【年収別】早見表
次に、年収から所得税の計算過程について下記で説明していきます。
では、年収から所得税を計算してみましょう。
年収500万円の会社員として所得税をシミュレーションしていきます。計算過程はそれほど難しくないので安心してください。
給与所得のほかに所得が無いとすると、356万円が総所得金額となります。
総所得金額がわかったので次に課税所得を計算します。所得控除を120万円とすると課税所得は236万円になります。
課税所得金額が236万円なので、上記の表と照らし合わせると所得税率は10%となります。したがって、所得税は、
となります。つまり、年収500万円の会社員は所得税が約14万円程度かかることになります。
住民税や保険料も知りたいひとは?
所得税のほかにも保険料や手取りをシミュレーションしたい方は下記で計算してみましょう。計算過程も見れるので気になる方はチェックしておきましょう。
税金・保険料シミュレーション
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