課税所得とは?わかりやすく解説。計算方法など

2019.12.03 更新
課税所得とは税金を計算するときに関わってくるもので、この金額をもとに毎年の所得税などが計算されるのですが、「なにそれ?よくわかんない…」という方もいると思います。この記事では課税所得の計算の仕方について所得税の計算をしながらわかりやすく説明していきます。
この記事の目次
課税所得ってなに?

課税所得とは簡単に説明すると「税金がかけられる所得」のことです。もう少しくわしく説明するために所得税の計算式を以下に示します。
※課税とは「税金がかけられる」という意味。
※所得については所得とは?を参照。

課税所得とは?
 

所得とは:収入から経費を引いたもの。
総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。
所得控除しょとくこうじょとは?:税の負担を軽くするもの。

上記の図を見てわかるように【総所得金額-所得控除しょとくこうじょを課税所得といいます。

税金は所得全部にかけられるのではなく、「所得から所得控除を差し引いた金額」にかけられる仕組みになっています。この「所得から所得控除を差し引いた金額」を課税所得といいます。

【例】課税所得の計算はどうやる?
総所得金額が100万円、所得控除が38万円のとき、課税所得は

100万円総所得金額38万円所得控除 = 62万円課税所得
総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。
所得控除しょとくこうじょとは?:税の負担を軽くするもの。

となります。
※収入が給料だけで給与所得が100万円なら、給与所得100万円が総所得金額となります。

給料をもらっている人の課税所得を計算して所得税をシミュレーションしてみよう

会社から給料をもらっている方の税金がどのように計算されるかシミュレーションしてみましょう。条件は以下のとおりです。

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、給与収入が200万円でそれ以外に収入がない場合、所得税はいくらになるでしょうか。

①まず給与所得を計算
上記の条件のとき、給与所得は、

200万円給与収入78万円給与所得控除 = 122万円給与所得
給与所得や給与所得控除きゅうよしょとくこうじょについては、給与所得控除とは?を参照。

となります。

給与所得のほかに所得がないので、122万円が総所得金額となります。

②次に課税所得を計算
総所得金額がわかったので、次に課税所得を算出します。課税所得は、

122万円総所得金額所得控除しょとくこうじょ = 課税所得
総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。

となります。所得控除を50万円とすると、課税所得は、

122万円総所得金額50万円所得控除 = 72万円課税所得
所得控除しょとくこうじょとは?:税の負担を軽くするもの。

となります。

③次に所得税を計算
所得税をもとめる式は、

72万円課税所得 × 税率 = 所得税
所得税については、所得税とは?を参照。

となります。課税所得が195万円以下のときは税率が5%なので、所得税は、

72万円課税所得 × 5% = 36,000円所得税
所得税率については、所得税率とは?を参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約7~8万円かかります。

となります。

所得税以外も気になる方は以下のページで計算してみましょう。

所得と課税所得の違いは?何が違うの?

所得と課税所得の違いがよくわからないという方もいると思います。

簡単に説明すると、所得は収入から経費をひいた金額のことをいいます。課税所得は所得から所得控除をひいた金額のことをいいます。まず収入から所得を計算して、次に所得から課税所得を計算するという順序になります。

所得と課税所得のちがい

●所得とは収入から経費をひいた金額

300万円収入90万円経費  =  210万円所得

所得については、所得ってなに?を参照。
●課税所得とは所得から所得控除をひいた金額

210万円総所得金額110万円所得控除  =  100万円課税所得

総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。
所得控除については、所得控除とは?を参照。
非課税所得とは?

非課税所得とは税金がかけられない所得のことをいいます。最初に説明したとおり、課税所得は税金がかけられる所得なのでその逆ということになります。

たとえば、年金や児童手当、労災などによってもらえるお金は非課税所得なので所得として合計されません。以下に示すお金は税金がかけられません。

税金がかけられない所得の例
年金など
遺族年金:一家の主が亡くなったときに支給される年金
障害年金:障害を負ったときに支給される年金
※老後にもらう年金には税金がかけられます。
など。
医療保険や手当など
出産手当金:出産のために会社を休んだ時にもらえるお金
出産育児一時金:子供が生まれた時にもらえるお金
傷病手当金:会社を休んだ時にもらえるお金
児童手当:子どもがいる家庭に支給されるお金
児童扶養手当:ひとり親の家庭に支給されるお金
など。
労災や雇用保険など
労災保険の給付(休業補償給付など):仕事が原因でケガをしたときにもらえるお金
失業手当(基本手当):失業して再就職するまでもらえるお金
育児休業給付金:育休中にもらえるお金
など。

今回のコラムはここまでです。課税所得についてなんとなくわかっていただけましたか?

課税所得とは?わかりやすく解説。計算方法など

課税所得とは税金を計算するときに関わってくるもので、この金額をもとに毎年の所得税などが計算されるのですが、「なにそれ?よくわかんない…」という方もいると思います。この記事では課税所得の計算の仕方について所得税の計算をしながらわかりやすく説明していきます。
この記事の目次
課税所得ってなに?

課税所得とは簡単に説明すると「税金がかけられる所得」のことです。もう少しくわしく説明するために所得税の計算式を以下に示します。
※課税とは「税金がかけられる」という意味。
※所得については所得とは?を参照。

課税所得とは?
 

所得とは:収入から経費を引いたもの。
総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。
所得控除しょとくこうじょとは?:税の負担を軽くするもの。

上記の図を見てわかるように【総所得金額-所得控除しょとくこうじょを課税所得といいます。

税金は所得全部にかけられるのではなく、「所得から所得控除を差し引いた金額」にかけられる仕組みになっています。この「所得から所得控除を差し引いた金額」を課税所得といいます。

【例】課税所得の計算はどうやる?
総所得金額が100万円、所得控除が38万円のとき、課税所得は

100万円総所得金額38万円所得控除 = 62万円課税所得
総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。
所得控除しょとくこうじょとは?:税の負担を軽くするもの。

となります。
※収入が給料だけで給与所得が100万円なら、給与所得100万円が総所得金額となります。

給料をもらっている人の課税所得を計算して所得税をシミュレーションしてみよう

会社から給料をもらっている方の税金がどのように計算されるかシミュレーションしてみましょう。条件は以下のとおりです。

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、給与収入が200万円でそれ以外に収入がない場合、所得税はいくらになるでしょうか。

①まず給与所得を計算
上記の条件のとき、給与所得は、

200万円給与収入78万円給与所得控除 = 122万円給与所得
給与所得や給与所得控除きゅうよしょとくこうじょについては、給与所得控除とは?を参照。

となります。

給与所得のほかに所得がないので、122万円が総所得金額となります。

②次に課税所得を計算
総所得金額がわかったので、次に課税所得を算出します。課税所得は、

122万円総所得金額所得控除しょとくこうじょ = 課税所得
総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。

となります。所得控除を50万円とすると、課税所得は、

122万円総所得金額50万円所得控除 = 72万円課税所得
所得控除しょとくこうじょとは?:税の負担を軽くするもの。

となります。

③次に所得税を計算
所得税をもとめる式は、

72万円課税所得 × 税率 = 所得税
所得税については、所得税とは?を参照。

となります。課税所得が195万円以下のときは税率が5%なので、所得税は、

72万円課税所得 × 5% = 36,000円所得税
所得税率については、所得税率とは?を参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約7~8万円かかります。

となります。

所得税以外も気になる方は以下のページで計算してみましょう。

所得と課税所得の違いは?何が違うの?

所得と課税所得の違いがよくわからないという方もいると思います。

簡単に説明すると、所得は収入から経費をひいた金額のことをいいます。課税所得は所得から所得控除をひいた金額のことをいいます。まず収入から所得を計算して、次に所得から課税所得を計算するという順序になります。

所得と課税所得のちがい

●所得とは収入から経費をひいた金額

300万円収入90万円経費  =  210万円所得

所得については、所得ってなに?を参照。
●課税所得とは所得から所得控除をひいた金額

210万円総所得金額110万円所得控除  =  100万円課税所得

総所得金額とは:各所得の合計(一部所得は除く)。
所得控除については、所得控除とは?を参照。
非課税所得とは?

非課税所得とは税金がかけられない所得のことをいいます。最初に説明したとおり、課税所得は税金がかけられる所得なのでその逆ということになります。

たとえば、年金や児童手当、労災などによってもらえるお金は非課税所得なので所得として合計されません。以下に示すお金は税金がかけられません。

税金がかけられない所得の例
年金など
遺族年金:一家の主が亡くなったときに支給される年金
障害年金:障害を負ったときに支給される年金
※老後にもらう年金には税金がかけられます。
など。
医療保険や手当など
出産手当金:出産のために会社を休んだ時にもらえるお金
出産育児一時金:子供が生まれた時にもらえるお金
傷病手当金:会社を休んだ時にもらえるお金
児童手当:子どもがいる家庭に支給されるお金
児童扶養手当:ひとり親の家庭に支給されるお金
など。
労災や雇用保険など
労災保険の給付(休業補償給付など):仕事が原因でケガをしたときにもらえるお金
失業手当(基本手当):失業して再就職するまでもらえるお金
育児休業給付金:育休中にもらえるお金
など。

今回のコラムはここまでです。課税所得についてなんとなくわかっていただけましたか?