副業すると税金はいくら増える?年収別シミュレーション

2021.11.16 更新
「副業が流行ってるけど副業すると税金とかどうなるの?」と気になるひとは多いと思います。この記事では副業で20万円~200万円儲けたときの税金について説明していきます。
この記事の目次
副業にも税金がかかるの?

サラリーマンなどが副業でYouTubeやブログの広告収入を得たり、ハンドメイド作品をBASEなどで販売したり、ビットコインなどの仮想通貨で利益を得たときには税金がかかります
※サラリーマンの副業は雑所得になります。


本業の収入以外に副業で得た利益がある場合、自分で稼いだ金額を申告しなければいけません。自分で確定申告しないでそのままにしておくと罰則を受ける場合があるので注意しましょう。
※脱税にならないように気をつけましょう。

ただし、稼いだ金額が一定以下なら確定申告をしなくていい場合があります。副業をしているサラリーマンなどの方はチェックしておくことをおすすめします。

この記事の要点

  • 副業だとしても税金がかかる。

  • 基本的には確定申告が必要だが、副業として稼いだ金額が多くなければ確定申告をしなくてもいい。

  • 年収500万円のひとが副業で200万円稼いだとき、上乗せされる税金は約50万円。
    ※下記で年収別にシミュレーションしています。

  • 副業をしている場合は給与所得と雑所得を合算してから税金を計算する。

では最初に、副業で稼いだときに確定申告が必要になるか下記で説明していきます。基本的には確定申告が必要になります。しかし、申告しなくてもいいときがあるのでチェックしておきましょう。


確定申告の必要は?副業はいくらから税金がかかるの?

サラリーマンやアルバイトなどの方は副業で利益が出たときから税金がかかることになります(税金が上乗せされる)。

なので、サラリーマンやアルバイトなどとしてもらっている給料のほかにも副業による利益があった場合には確定申告をする必要があります。


ただし、副業による収入が1年間(1月~12月まで)でそれほど多くなければ申告をする必要がありません。


したがって下記で説明するように、自分で税金の申告をするのが面倒なひとは副業による収入を調整しておくことをオススメします。

副業収入がある人の確定申告のやりかたは?

確定申告はネットでかんたんに確定申告書が作成できます。作成した申告書を税務署に郵送すると申告完了となります。
確定申告をする期間は決まっており、今年1年間(1月~12月まで)の収入について確定申告をする場合は翌年の2月16日~3月15日のあいだに申告をしましょう。

※遅れても申告はできますが延滞金が発生する場合があります。

確定申告のながれ
STEP➊源泉徴収票など必要なものを用意する
STEP➋確定申告書を作成する
STEP➌確定申告書を郵送する(税金を支払う)


20万円以下なら確定申告をする必要なし?

給料のほかに副業からの利益が加われば税金が増えることになります。
ですが、アルバイトやサラリーマンなどのように勤務先から給料をもらっている方の場合、雑所得(副業の利益)が1年間(1月~12月まで)で20万円以下ならば確定申告をしなくていい決まりになっています。したがって、20万円以下なら副業で稼いだぶんの税金はかからないことになります。

※副業の経費は0円としています。
※厳密には、給与を1ヶ所から受けており、そのほかの各種所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円以下の場合
参照:国税庁の給与所得者で確定申告が必要な人ページ

こんなページもみられています

確定申告をしても副業が会社にバレるのを回避?ポイントは1つ

もしも確定申告をするのが不安な場合は、ためしにテキトーに金額を入力して申告書のつくりかたを練習してみてもいいかもしれません。

作成した申告書を税務署に郵送しなければ問題ないので、上記のページを参考に申告書をためしに作成してみましょう。

では次に、副業で稼いだときに上乗せされる税金がどれくらいになるか下記で説明していきます。具体的に金額をあてはめてシミュレーションしているのでチェックしておきましょう。


サラリーマンなどが副業で20万円~200万円儲けた場合の税額シミュレーション

上記でも説明したように、ブログやYouTube、仮想通貨やウーバーイーツなど副業でお金を稼いだときには税金が上乗せされます。

サラリーマンやアルバイトなどとして給料をもらっているひとが副業で利益を得た場合、上乗せされる税金はどれくらいになるか、年収300万円~700万円ごとにシミュレーションしました。

自分がサラリーマンやアルバイトなどで、かつ、副業をやっている方はどれくらい税金が増えるのか下記で表にまとめているのでチェックしておきましょう。

年収が300万円のひとが副業で利益を得たときの税額シミュレーション

年収が300万円のひとが副業で利益を得たときにどれくらい税金が上乗せされるのか以下にまとめました。

ブログやYouTube、仮想通貨やウーバーイーツなどの副業をしているサラリーマンやアルバイトの方はチェックしておきましょう。

年収が300万円のひとが副業で利益を得たとき
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。
 

副業収入20万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約30,000円です。
所得税約10,000円、住民税が約20,000円。
副業収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約75,000円です。
所得税約25,000円、住民税が約50,000円。
副業収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約157,000円です。
所得税約57,000円、住民税が約100,000円。
※税金はこちらのページでシミュレーションしています。
副業収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約260,000円です。
所得税約110,000円、住民税が約150,000円。
副業収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約360,000円です。
所得税約160,000円、住民税が約200,000円。

※税金はこちらのシミュレーションで計算しています。
※金額はおおよそです。副業の経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。

では次に、年収が400万円のひとが副業で利益を得たときの税金について下記で説明していきます。副業をしているサラリーマンなどの方はチェックしておきましょう。

年収が400万円のひとが副業で利益を得たときの税額シミュレーション

年収が400万円のひとが副業で利益を得たときにどれくらい税金が上乗せされるのか以下にまとめました。

ブログやYouTube、仮想通貨やウーバーイーツなどの副業をしているサラリーマンやアルバイトの方はチェックしておきましょう。

年収が400万円のひとが副業で利益を得たとき
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。
 

副業収入20万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約30,000円です。
所得税約10,000円、住民税が約20,000円。
副業収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約88,000円です。
所得税約38,000円、住民税が約50,000円。
副業収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約187,000円です。
所得税約87,000円、住民税が約100,000円。
※税金はこちらのページでシミュレーションしています。
副業収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約290,000円です。
所得税約140,000円、住民税が約150,000円。
副業収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約420,000円です。
所得税約220,000円、住民税が約200,000円。

※税金はこちらのシミュレーションで計算しています。
※金額はおおよそです。副業の経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。

では次に、年収が500万円のひとが副業で利益を得たときの税金について下記で説明していきます。副業をしているサラリーマンなどの方はチェックしておきましょう。

年収が500万円のひとが副業で利益を得たときの税額シミュレーション

年収が500万円のひとが副業で利益を得たときにどれくらい税金が上乗せされるのか以下にまとめました。

ブログやYouTube、仮想通貨やウーバーイーツなどの副業をしているサラリーマンやアルバイトの方はチェックしておきましょう。

年収が500万円のひとが副業で利益を得たとき
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。
 

副業収入20万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約40,000円です。
所得税約20,000円、住民税が約20,000円。
副業収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約100,000円です。
所得税約50,000円、住民税が約50,000円。
副業収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約210,000円です。
所得税約110,000円、住民税が約100,000円。
※税金はこちらのページでシミュレーションしています。
副業収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約360,000円です。
所得税約210,000円、住民税が約150,000円。
副業収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約510,000円です。
所得税約310,000円、住民税が約200,000円。

※税金はこちらのシミュレーションで計算しています。
※金額はおおよそです。副業の経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。

では次に、年収が600万円のひとが副業で利益を得たときの税金について下記で説明していきます。副業をしているサラリーマンなどの方はチェックしておきましょう。

年収が600万円のひとが副業で利益を得たときの税額シミュレーション

年収が600万円のひとが副業で利益を得たときにどれくらい税金が上乗せされるのか以下にまとめました。

ブログやYouTube、仮想通貨やウーバーイーツなどの副業をしているサラリーマンやアルバイトの方はチェックしておきましょう。

年収が600万円のひとが副業で利益を得たとき
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。
 

副業収入20万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約40,000円です。
所得税約20,000円、住民税が約20,000円。
副業収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約122,000円です。
所得税約72,000円、住民税が約50,000円。
副業収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約270,000円です。
所得税約170,000円、住民税が約100,000円。
※税金はこちらのページでシミュレーションしています。
副業収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約420,000円です。
所得税約270,000円、住民税が約150,000円。
副業収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約570,000円です。
所得税約370,000円、住民税が約200,000円。

※税金はこちらのシミュレーションで計算しています。
※金額はおおよそです。副業の経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。

では次に、年収が700万円のひとが副業で利益を得たときの税金について下記で説明していきます。副業をしているサラリーマンなどの方はチェックしておきましょう。


年収が700万円のひとが副業で利益を得たときの税額シミュレーション

年収が700万円のひとが副業で利益を得たときにどれくらい税金が上乗せされるのか以下にまとめました。

ブログやYouTube、仮想通貨やウーバーイーツなどの副業をしているサラリーマンやアルバイトの方はチェックしておきましょう。

年収が700万円のひとが副業で利益を得たとき
※40歳未満・独身・社会保険の加入者としてシミュレーションしています。
 

副業収入20万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約60,000円です。
所得税約40,000円、住民税が約20,000円。
副業収入50万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約150,000円です。
所得税約100,000円、住民税が約50,000円。
副業収入100万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約300,000円です。
所得税約200,000円、住民税が約100,000円。
※税金はこちらのページでシミュレーションしています。
副業収入150万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約450,000円です。
所得税約300,000円、住民税が約150,000円。
副業収入200万円のとき あなたに上乗せされる税金は
約600,000円です。
所得税約400,000円、住民税が約200,000円。

※税金はこちらのシミュレーションで計算しています。
※金額はおおよそです。副業の経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。

では次に、副業で稼いだときの税金がどのように計算されるのかについて説明していきます。気になる方は下記のシミュレーション例をチェックしておきましょう。

副業収入がある場合の税金の計算例

副業をしてお金を稼いでいるひと(雑多な収入があるひと)の税金を計算してみましょう。

副業収入がある場合は雑所得と給与所得を合算してから税金の計算をすることになります。

計算の仕方がわからないひとはここでチェックしておきましょう。

副業収入がある場合の税金の計算やりかた

たとえば1年間(1月~12月まで)の給料が300万円、副業収入が68万円の場合。


①まず給与所得を計算
1年間(1月~12月まで)の給料が300万円なので、給与所得は202万円となります。

300万円1年間の給料98万円給与所得控除 = 202万円給与所得
給与所得控除については給与所得控除とは?を参照。

②つぎに雑所得を計算
さらに副業収入が68万円あるので、雑所得は68万円となります。

68万円雑多な収入0円経費 = 68万円雑所得
計算をわかりやすくするために経費は0円としています。
雑所得については雑所得とは?を参照。

③2つの所得を合計する
あなたの1年間の所得を合計します。給与所得が202万円、雑所得が68万円なので、この場合の総所得金額は270万円になります。

202万円給与所得 + 68万円雑所得 = 270万円総所得金額

④課税所得を計算
総所得金額がわかったので課税所得を計算します。所得控除を93万円とすると、課税所得は177万円になります。

270万円総所得金額93万円所得控除 = 177万円課税所得
※所得控除については所得控除とは?を参照。
課税所得とは税金がかけられる所得のこと。

⑤最後に所得税を計算
そして最後に所得税率をかけて所得税を計算することになります。課税所得が195万円以下の場合は税率が5%なので所得税は以下のようになります。

177万円課税所得 × 5%税率 = 88,500円所得税
※所得税率については所得税率とは?を参照。
※所得税については所得税とは?を参照。

ちなみに上記の場合、住民税は約18万円になります。

以上のように、副業収入がある場合は所得を合計してから税金の計算をしないといけないので注意しましょう。


ここまで説明したように、副業でお金を稼いでいれば税金がかかるので、確定申告をして税金を納めなければいけません。

ただし、副業で稼いだ金額がそれほど多くなければ確定申告をしなくてもいい決まりになっています。サラリーマンなどの方は覚えておきましょう。

また、ダブルワークをしており、複数の勤務先から給料をもらっている場合は勤務先の年末調整では正確に税金の計算がされないので、確定申告をして税金の精算をしなければいけないので注意しましょう(くわしくはダブルワークで税金はいくら増える?を参照)。