源泉徴収とは?なんか勝手に引かれているけど?わかりやすく説明

2021.05.08 更新
学生でもアルバイトをしている人はよく耳にする源泉徴収。「源泉徴収ってなに?なんか勝手に給料から引かれているけど…」と不安になる人も結構いると思います。この記事では源泉徴収について簡単に説明していきます。
この記事の目次

源泉徴収とは?何をすることなの?

源泉徴収とは、あらかじめ給料などから税金を差し引いて本人のかわりに会社などが税金を納める制度のことです。

本来は確定申告をして1年間の税金を自分で納めなきゃいけませんが、源泉徴収のおかげでその手間がかからないというメリットがあります。

勝手に給料から引かれていてびっくりする人もいると思いますが、源泉徴収を行うことは報酬等を支払う側(会社など)に義務づけられていることであり、国で決められているルールなので安心してください。
※源泉徴収の計算方法など詳しい内容については源泉所得税とは?を参照。

源泉徴収はこんな感じで行われる

サラリーマンやアルバイトは給料をもらうとき、会社があらかじめ給料から税金を差し引くことになっています(これを源泉徴収といいます)。また、税金を差し引くときにはおおざっぱな金額が引かれることになります。
※1年間にどれだけ稼ぐか正確にはわからないため、おおざっぱな目安の税金額が引かれることになる。
※源泉徴収の計算方法など詳しい内容については源泉所得税とは?を参照。

源泉徴収がないとどうなる?
会社などが給料等を支払うときに税金(所得税)をあらかじめ差し引き、その差し引いた所得税本人のかわりに国に納める制度が源泉徴収です。

もしこの制度がなければ、いちいち個人で所得税を納付しなければなりません。そうなったら納めるほうも受けとるほうも手間や時間を多くとられることになってしまいます。

源泉徴収は給料以外にも?

サラリーマンやアルバイトの給料以外にもいろいろなお金に対して源泉徴収の対象となります。

源泉徴収をする側のひとは面倒だと思いますが忘れないように気をつけましょう。

源泉徴収の対象は?

源泉徴収の対象はサラリーマンの給与や賞与(ボーナス)だけでなく、税理士への報酬やイラストレーターのイラスト料、芸能人の出演料などさまざまです。
※くわしくは源泉所得税とは?を参照。
源泉徴収される所得の一例

・利子所得
・配当所得
・サラリーマンやアルバイトの給与所得
・退職所得
・老後の年金(公的年金)
・報酬・原稿料・出演料・デザイン料など

※くわしくは源泉所得税とは?を参照。

税金の納め忘れなどを防ぐメリットがある

給料等を支払う側としては源泉徴収は面倒くさいことですが、国や国民にとっては「税金の納め忘れ」などを防ぐメリットがあります。
※源泉徴収を行うことは給料を支払う側に義務づけられています。


源泉徴収がなければ、サラリーマンやアルバイトも確定申告をして自分で税金を納めることになるので、手間もかかるし、納税をうっかり忘れてしまうひとが出てきてしまいます。


このように、税金の納め忘れを防ぐために源泉徴収という制度があるんです。

税金の納め忘れに注意しましょう
税金を納め忘れた場合には延滞金などの罰則を与えられることもあります。自営業者の方などは確定申告を忘れないように注意しましょう。
ほかにも、サラリーマンなどが副業でたくさんお金を稼いだときにも収入を申告しないと脱税になってしまうので気をつけましょう。

給料が少ないのに税金が引かれている…なぜ?

学生のアルバイトなどで、給料が少ないのに税金が源泉徴収されてしまう場合があります。このケースにあてはまるのは年末調整の書類を出していない人です。


給料がおこづかい程度の金額なら源泉徴収の対象外なのですが、年末調整を行っていない人は給料が少額でも源泉徴収の対象となってしまいます。

まとめ|源泉徴収で税金を払い過ぎてる!お金はもどってくるの?

「源泉徴収で税金が余計にとられてる!」という状況になる場合もあります。

そんな方のために税金の過不足を調整してくれる制度が年末調整です。

年末最後の給料が支払われる際に会社側が年末調整を行ってくれます。年末調整を行えば支払い過ぎた税金がキャッシュバックされる仕組みになっています。

サラリーマンやアルバイトなどの方は必ず関わることになるので、年末調整が何のことなのか知っておきましょう。

以上のように、源泉徴収とは「本人のかわりに会社などが納税する」制度です。初めてアルバイトなどをする予定の方は覚えておきましょう。

また、給料から税金が引かれていても年収がそれほど多くなければ年末調整をすれば税金が戻ってくるので、年末調整の書類を提出するのを忘れないようにしましょう。