所得税・住民税関連
更新日:2020年9月30日

ここでは年末調整の書類(給与所得者の扶養控除等(異動)申告書)の書き方について説明しています。
この記事の目次



年末調整の書き方(勤務先に年末調整を行ってもらうには?)
年末調整は給与所得者の扶養控除等(異動)申告書に記入して提出すれば勤務先が年末調整を行ってくれます。2020年度(令和2年)の申告書は以下のとおりです。

それぞれの項目のくわしい書き方や記入例は以下で説明しているのでチェックしておきましょう。

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
※給与所得者の扶養控除等(異動)申告書については、今年度用と来年度用の2枚を提出する必要があります。来年度の扶養控除等(異動)申告書についても書き方は一緒です。
来年度(令和3年)の扶養控除等(異動)申告書

氏名欄の記入例
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の氏名等の記入のしかたは以下のとおりです。

氏名欄の記入例
記入手順
▶あなたの個人番号:勤め先によって記入しない場合があります。
▶配偶者の有無:配偶者(妻または夫)がいる方は有、配偶者がいない方は無に記入。
▶世帯主の氏名:世帯主が本人なら自分の氏名、夫または妻ならその方の氏名、親なら親の氏名を記入。
▶あなたとの続柄:世帯主が本人なら本人、世帯主が夫または妻なら配偶者、世帯主が親なら父または母と記入する。
源泉控除対象配偶者の記入例
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の源泉控除対象配偶者の記入のしかたは以下のとおりです。

源泉控除対象配偶者および同一生計配偶者については、こちらを参照。
源泉控除対象配偶者の記入例
記入手順
▶以下の条件1~4をすべて満たしている場合、配偶者の名前を記入する(いなければ空欄でOK)。

  1. 年末調整を提出する本人の1年間の所得が900万円以下
    ※1年間の所得900万円以下とは、給与収入なら1,095万円以下のこと。
    ※給与所得についてはこちらで計算できます。
  2. 本人と生計を一にしている配偶者の1年間の所得が95万円以下
    ※1年間の所得95万円以下とは、給与収入なら150万円以下のこと。
    ※給与所得についてはこちらで計算できます。
  3. 配偶者青色事業専従者として給与の支払いを受けていない
  4. 配偶者が白色事業専従者ではない



▶個人番号は勤務先によって記入しなくてよい場合があります。
▶所得がある場合は「所得の見積額」の項目に金額を記入する(給与所得についてはこちらで計算できます)。
※配偶者が給料をもらっている場合は、1年間の給与収入から給与所得を計算して、給与所得の金額を記入してください。
※12月までの給料等の正確な金額がわからなければ1年間の見込み額でOK。

▶異動月日及び事由は基本的には空欄でよい。配偶者が就職などで控除対象外になったときに「〇月〇日就職のため」などと記入する。
▶非居住者である場合は非居住者である親族に〇をつける。
※非居住者とは国内に住所をもっておらず、1年以上国内に住んでいない方をいいます。
配偶者控除とは:夫または妻の税金が安くなる制度です。配偶者がいる方は知っておきましょう。

扶養親族の記入例
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の控除対象扶養親族の記入のしかたは以下のとおりです。

控除対象扶養親族の記入例
記入手順
▶あなたが16歳以上の親族を扶養していなければこの項目は空欄でOK
▶くわしい記入手順は扶養控除の書き方でわかりやすく説明しています。
扶養控除とは:養う家族がいると税金が安くなる制度。アルバイトをしている子供をもつ親は知っておきましょう。扶養控除を利用する方は上記の項目の記入を忘れないようにしましょう。
住民税に関する事項の記入例
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の住民税に関する事項の記入のしかたは以下のとおりです。

住民税に関する事項の記入例
記入手順
▶16歳未満の扶養親族を記入する。いなければ空欄でよい。
▶個人番号は勤務先によって記入しなくてよい場合があります。
▶16歳未満の扶養親族の住所を記入する。
▶国内に住所をもっていない場合は国外扶養親族に〇をつける。
▶所得がある場合は見積額に金額を記入する(給与所得についてはこちらで計算できます)。
▶異動月日及び事由は基本的には空欄でよい。子供が生まれた場合などに「〇月〇日出生」などと記入する。
扶養親族とは、生計を一にしており、年間の所得が48万円以下の方をいいます。

単身児童扶養者の記入例
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の単身児童扶養者の記入のしかたは以下のページで説明しています。

ひとり親の方以外は記入する必要はありません。

単身児童扶養者の記入例
▶くわしい記入手順は単身児童扶養者の記入例でわかりやすく説明しています。
税金が安くなる控除を受ける場合は?(配偶者控除や扶養控除など障害者控除や寡婦控除など)
税金が安くなる控除(配偶者控除など)を受けたい場合は申告書の該当欄に記入する必要があります。

税金が安くなる控除

  • 扶養控除:16歳以上の親族(子など)がいると安くなる
  • 配偶者控除:妻または夫がいると安くなる
  • 障害者控除:本人または親族が障害をもっていると安くなる
  • 寡婦控除:離婚などをした妻は税金が安くなる
  • ひとり親控除:ひとり親は税金が安くなる
  • 勤労学生控除:勤労学生は税金が安くなる

それぞれ記入手順は以下のページで説明しているので必要な方はチェックしておきましょう。

配偶者控除や扶養控除などの記入手順

ほかにも提出する書類がある?
上記の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」のほかにも「保険料控除申告書」など提出する書類がいくつかあります。

申告書の書き方などは以下の項目「➊」「➋」で説明しているので該当する方は記入を忘れずにしましょう。
➊給与所得者の保険料控除申告書は提出する必要ある?
社会保険料や地震保険料、iDeCoなどを支払っている方は給与所得者の保険料控除申告書も提出する必要があります。

※厚生年金などの毎月の給料などから差し引かれている社会保険料は申告しなくてOKです。



それぞれ記入手順は以下のページで説明しているので必要な方はチェックしておきましょう。

給与所得者の保険料控除申告書
アルバイトやパートでも国民年金保険料などを払っている方は社会保険料控除の欄に金額を記入して提出しましょう。
各種控除の記入手順
社会保険料控除の申請については社会保険料控除の書き方を参照。
地震保険料控除の申請については地震保険料控除の書き方を参照。
iDeCoなどの掛金による控除の申請については小規模企業共済等掛金控除の書き方を参照。
➋給与所得者の基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書は提出する必要ある?
給与所得者の基礎控除申告書についてはかならず記入する必要があります。

ほかの2つの控除(配偶者控除や所得金額調整控除)を受ける方は該当する欄への記入も忘れないようにしましょう。

給与所得者の基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書の記入例
▶以下の書類が給与所得者の基礎控除申告書についての記入例です。そのほかについては以下のページで説明しているのでチェックしておきましょう。
各種申告書の記入手順・書き方
基礎控除申告書については基礎控除申告書の書き方を参照。
配偶者控除等申告書については配偶者控除等申告書の書き方を参照。
所得金額調整控除申告書については所得金額調整控除申告書の書き方を参照。

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