所得税・住民税関連
更新日:2023年9月30日
障害者控除の書き方(年末調整)
障害者控除の申請をするには給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の該当箇所に記入して提出しなければなりません。2023年度(令和5年)の記入例は以下に示したとおりです。

※申告書は年末調整の時期に勤務先から配布されます。
※年末調整の書き方については2023年末調整の書き方を参照。
障害者控除の記入例
▶障害者控除を申請する場合は以下の青枠の中を記入してください。この申告書は年末調整の時期に勤務先から配布されます。
記入手順1
▶障害者にチェックをつける。
▶障害者控除の対象となる方に該当する項目にチェックをつける(扶養親族が障害者の場合はその人数を記入する)。
※障害者の区分については障害者控除とは?を参照。
扶養親族とは、生計を一にしており、年間の所得が48万円以下の方をいいます。
同一生計配偶者とは、あなたと生計を一にしている配偶者で、年間の所得見積額が48万円以下の方をいいます。
※配偶者がアルバイトなどをしており、収入が給与収入のみである場合、1年間の収入100万円なら所得は45万円になります。給与収入が55万円以下なら所得は0円になります。
※給与所得については給与所得とは?を参照。
※給与所得の金額についてはこちらでシミュレーションできます。
記入手順2
▶障害者に該当する事実(名前、住所、生年月日、続柄、同居の有無、障害等級、障害手帳の種類と交付年月日、年間の所得見積額)を記入する。
※所得見積額について、「源泉控除対象配偶者」欄、「控除対象扶養親族」欄、「住民税に関する事項」欄に記載してある場合は省略できます。
※非居住者である場合には、送金等をした金額の合計額を記載してください。
※所得について正確な金額がわからなければ1年間の見込み額でOK。
※給与所得についてはこちらでシミュレーションできます。

▶異動月日及び事由には死亡など障害者控除の適用に変更があった場合などにその事由と日付を記入する。基本的には空欄でよい。

障害者控除については障害者控除とは?を参照。

申告書への記入はここまでです。ほかにも記入する箇所があるのか不安な方は「2023年 年末調整の書き方」ページでチェックしておきましょう。
※年末調整の書き方については2023年末調整の書き方を参照。