障害者控除とは?障害をもつ方は税金の負担が軽くなります。申請のやり方は?

2019.07.01 更新
この記事の目次
働いてお金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる障害者控除しょうがいしゃこうじょって知ってますか?この記事では障害者控除しょうがいしゃこうじょとはどんなものなのか簡単に紹介していきます。
所得税についてはこちら

障害者控除しょうがいしゃこうじょとは?

障害者控除とは簡単に説明すると、障害をもつ方の税金の負担を軽くしてくれる制度です。

また、障害をもつ方が家族にいる場合にも税金の負担を軽くしてくれます。

では、障害者控除についてもう少しくわしく見ていきましょう。

控除の金額は?

障害者控除の金額は以下のようになっています。

たとえば、区分が特別障害の方は控除額は40万円になります。
くわしい障害の区分などはこちらを参照。

障害者控除の金額

控除を利用でどのくらい安くなる?

年収にもよりますが、障害者控除を利用すると税金の負担は約4~5万円ほど軽くなる方が多いと思います。

どれくらい安くなる?
たとえば、40歳以下・社会保険加入・区分が障害者という条件の方が障害者控除を利用したとき。
 

年収250~400万円のとき 所得税は13,500円安くなります。
住民税は26,000円(固定)安くなります。
年収500~600万円のとき 所得税は27,000円安くなります。
住民税は26,000円(固定)安くなります。
年収700~900万円のとき 所得税は54,000円安くなります。
住民税は26,000円(固定)安くなります。

 

税金等を計算してみる

では、実際どんな計算をしているのか見てみましょう。

控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで300万円、所得控除が65万円(38万円基礎控除 + 27万円障害者控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

300万円給与収入108万円給与所得控除  =  192万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(192万円)、次に課税所得を計算します。課税所得は、

192万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は65万円(38万円基礎控除 + 27万円障害者控除)なので、課税所得は、

192万円総所得金額65万円所得控除 = 127万円課税所得
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は

127万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

127万円課税所得 × 5% = 63,500円所得税
所得税率しょとくぜいりつについては、所得税率って?を参照。
所得税の計算については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税約13万円かかります。

となります。

障害者控除を適用しない場合は?
障害者控除を申請しなければ、そのぶん課税所得は増えるので、

(127万円 + 27万円)課税所得 × 5% = 77,000円所得税

ちなみに上記の条件のとき、住民税約16万円かかります。

となり、障害者控除を申請したときと比べて所得税が増えてしまいます。

以上のように、控除してくれるおかげで税金が安くなっていることがわかります。

もう少し詳しく知りたい方は以下のページへ。障害の区分など説明しています。

年末調整での障害者控除の申請は?

障害者控除を適用するには年末調整で障害者控除の申請をしなければなりません。

以下のページで年末調整の書き方と障害者控除の申請方法を説明しています。障害者控除を利用する方はぜひ参考にしてみてください。

年末調整で障害者控除の申請をする方はこちら
障害者控除の申請方法については、障害者控除の申請(年末調整の記入例)を参照。
年末調整の書き方については、年末調整の書き方見本・記入例を参照。
確定申告での障害者控除の申請は?

障害者控除を利用できる方は確定申告で申請をしましょう。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページで説明しています。

確定申告が必要な人や必要なものは?

今回のコラムはここまでです。障害者控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい障害者控除については、こちらを参照。
所得税については、所得税についてを参照。
所得については、所得とは?を参照。
所得控除しょとくこうじょについては、所得控除とは?を参照。
給与所得については、所得ってなに?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

障害者控除とは?障害をもつ方は税金の負担が軽くなります。申請のやり方は?

この記事の目次
働いてお金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる障害者控除しょうがいしゃこうじょって知ってますか?この記事では障害者控除しょうがいしゃこうじょとはどんなものなのか簡単に紹介していきます。
所得税についてはこちら

障害者控除しょうがいしゃこうじょとは?

障害者控除とは簡単に説明すると、障害をもつ方の税金の負担を軽くしてくれる制度です。

また、障害をもつ方が家族にいる場合にも税金の負担を軽くしてくれます。

では、障害者控除についてもう少しくわしく見ていきましょう。

控除の金額は?

障害者控除の金額は以下のようになっています。

たとえば、区分が特別障害の方は控除額は40万円になります。
くわしい障害の区分などはこちらを参照。

障害者控除の金額

控除を利用でどのくらい安くなる?

年収にもよりますが、障害者控除を利用すると税金の負担は約4~5万円ほど軽くなる方が多いと思います。

どれくらい安くなる?
たとえば、40歳以下・社会保険加入・区分が障害者という条件の方が障害者控除を利用したとき。
 

年収250~400万円のとき 所得税は13,500円安くなります。
住民税は26,000円(固定)安くなります。
年収500~600万円のとき 所得税は27,000円安くなります。
住民税は26,000円(固定)安くなります。
年収700~900万円のとき 所得税は54,000円安くなります。
住民税は26,000円(固定)安くなります。

 

税金等を計算してみる

では、実際どんな計算をしているのか見てみましょう。

控除込みで所得税を計算してみよう

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで300万円、所得控除が65万円(38万円基礎控除 + 27万円障害者控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

300万円給与収入108万円給与所得控除  =  192万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(192万円)、次に課税所得を計算します。課税所得は、

192万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得は除く)。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は65万円(38万円基礎控除 + 27万円障害者控除)なので、課税所得は、

192万円総所得金額65万円所得控除 = 127万円課税所得
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は

127万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

127万円課税所得 × 5% = 63,500円所得税
所得税率しょとくぜいりつについては、所得税率って?を参照。
所得税の計算については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税約13万円かかります。

となります。

障害者控除を適用しない場合は?
障害者控除を申請しなければ、そのぶん課税所得は増えるので、

(127万円 + 27万円)課税所得 × 5% = 77,000円所得税

ちなみに上記の条件のとき、住民税約16万円かかります。

となり、障害者控除を申請したときと比べて所得税が増えてしまいます。

以上のように、控除してくれるおかげで税金が安くなっていることがわかります。

もう少し詳しく知りたい方は以下のページへ。障害の区分など説明しています。

年末調整での障害者控除の申請は?

障害者控除を適用するには年末調整で障害者控除の申請をしなければなりません。

以下のページで年末調整の書き方と障害者控除の申請方法を説明しています。障害者控除を利用する方はぜひ参考にしてみてください。

年末調整で障害者控除の申請をする方はこちら
障害者控除の申請方法については、障害者控除の申請(年末調整の記入例)を参照。
年末調整の書き方については、年末調整の書き方見本・記入例を参照。
確定申告での障害者控除の申請は?

障害者控除を利用できる方は確定申告で申請をしましょう。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページで説明しています。

確定申告が必要な人や必要なものは?

今回のコラムはここまでです。障害者控除についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい障害者控除については、こちらを参照。
所得税については、所得税についてを参照。
所得については、所得とは?を参照。
所得控除しょとくこうじょについては、所得控除とは?を参照。
給与所得については、所得ってなに?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。