所得税・住民税関連
更新日:2022年7月30日
ここでは親に扶養されている学生やアルバイトをしている方についての年末調整の書き方を説明していきます。2021年(令和3年)の年末調整について説明しています。
親に扶養されている方(学生やアルバイト)の年末調整の書き方・記入例
この記事の目次


親に扶養されている方の年末調整の書き方をわかりやすく説明


年末調整は給与所得者の扶養控除等(異動)申告書に記入して提出すれば勤務先が年末調整を行ってくれます。2021年度(令和3年)の申告書は以下のとおりです。


親などに扶養されている学生やアルバイトをしている方は1年間(1月~12月まで)の収入が103万円以下の場合がほとんどでしょう。

したがって、記入する項目は氏名欄と基礎控除申告書以外に記入する必要がない場合が多いでしょう。
※記入項目は下記で説明しています。

※ただし、アルバイトの収入が103万円超え~130万円以下の学生は勤労学生控除を受けることができるので、勤労学生の項目に記入しましょう。
年末調整の書類の見本
※参照:国税庁給与所得者の扶養控除等の(異動)申告

※給与所得者の扶養控除等(異動)申告書については、今年度用と来年度用の2枚を提出することになります。来年度(2022年)の扶養控除等(異動)申告書についても書き方は一緒です。
来年度(令和4年)の扶養控除等(異動)申告書

どの項目に記入するか確認チェック

▶かならず記入する項目
❶氏名欄と基礎控除申告書
※氏名欄については下記で説明しています。
※基礎控除申告書は下記で説明しています。



▶必要なひとは記入する項目
❹障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生の欄
※勤労学生については下記で説明しています。



▶記入しなくていい項目
❷❸❺の欄
控除を受けないので記入する必要はありません。
ほかの記入欄についてくわしく知りたい方は年末調整の書き方見本で解説しているのでチェックしておきましょう。

それでは最初に氏名欄の記入例について下記で説明していきます。全員必ず記入する項目なので忘れないようにチェックしておきましょう。

❶氏名欄の記入例



給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の氏名等の記入のしかたは以下のとおりです。

各種控除の対象にならない方は氏名欄の記入だけになります(ほかの項目は空欄のまま提出することになります)。
※たとえば以下のような方は氏名欄の記入だけになります。
・1年間の収入が103万円以下の学生アルバイト
・独身で扶養している親族がおらず、控除を何も受けない方
など。
※基礎控除申告書については必ず提出することになるので忘れないようにしましょう。ページ下記で説明しています。

氏名欄の記入例
記入手順
▶あなたの個人番号:勤め先によって記入しない場合があります。
▶世帯主の氏名:世帯主が本人なら自分の氏名、夫または妻ならその方の氏名、親なら親の氏名を記入。
▶あなたとの続柄:世帯主が本人なら本人、世帯主が夫または妻なら配偶者、世帯主が親なら父または母と記入する。
▶配偶者の有無:配偶者(妻または夫)がいる方は有、配偶者がいない方は無に記入。
▶住所欄にあなたの住所を記入する。

氏名欄の記入はここまでです。では次に、障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生の項目について下記で説明していきます。必要な方は記入を忘れないようにしましょう。


❹障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生の記入例


給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生の記入のしかたは以下のとおりです。

障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生の項目
記入手順:自分が該当するか確認する

▶自分が該当しなければ空欄でOKです。自分が勤労学生にあてはまる場合は項目に記入すると控除を受けることが出来ます。
勤労学生とは:簡単に説明すると合計所得75万円以下の学生。

くわしい記入手順は下記の記事で説明しています。

勤労学生控除の書き方見本

※ただし、103万円を超えてしまうと親の税金が上がってしまうことを覚えておきましょう。下記の記事で説明しています。
子供が103万超えたら親はいくら払う?学生バイトは年収いくらがおすすめ?

では次に、基礎控除申告書について下記で説明していきます。アルバイトの学生だとしても必ず提出することになります。


基礎控除申告書の記入例


給与所得者の基礎控除申告書の2021年度(令和3年)の記入例は以下に示したとおりです。

記入のやり方についても以下で説明しているのでチェックしておきましょう。
※申告書は年末調整の時期に勤務先から配布されます。
※年末調整の書き方については2021年末調整の書き方を参照。

※基礎控除については基礎控除とは?を参照。

給与所得者の基礎控除申告書の記入例
▶以下の書類が給与所得者の基礎控除申告書の記入例です。年末調整の時期に勤務先から配布されます。
記入のやり方
手順①収入金額欄に「本人の1年間の年収(給料およびボーナス等の総支給額)」を記入する。その次に、所得金額欄に給与所得を記入する。※給与所得についてはこちらで計算できます。
※12月までの給料等の正確な金額がわからなければ1年間の見込み額でOK。
※産休や育休の給付金は非課税所得なので給与収入に含まれません。

手順②給料以外の収入があれば記入する。
給与所得以外の所得とは、たとえば副業(ブログやウーバー、YouTubeの広告収入など)で手に入れた雑所得など。ただし、副業が禁止されている会社に勤めている場合、この項目に記入して副業をしていることがバレてしまうと契約違反で注意されてしまう可能性があります(会社によっては解雇されてしまう場合も)。したがって、副業でたくさんお金を稼いでいる方はこの項目は空欄にして自分で確定申告することをおすすめします。確定申告をする際は副業がバレないように手続きをすることをオススメします。

手順合計所得金額の見積額を記入する。
手順④合計所得金額の見積額に該当する判定結果にチェック
※2,500万円を超える場合はチェック不要。
手順配偶者がいる場合には区分Ⅰに手順④の判定結果のA,B,Cを記入する
手順⑥手順④の判定結果に沿って48万円、32万円、16万円のいずれかを記入する

では最後に、ここまでのまとめについて下記で説明していきます。記入する項目をチェックしておきましょう。

ここまでのまとめ
年末調整とは、1年間(1月~12月まで)の税金額が多すぎたり少なかったりしたときに給料等の支払者(会社など)が過不足を調整してくれる制度です。

正しく記入できているか不安な方は下記をチェックしておきましょう。

どの項目に記入するか確認チェック

▶かならず記入する項目
❶氏名欄と基礎控除申告書
※氏名欄については上記で説明しています。
※基礎控除申告書は上記で説明しています。



▶必要なひとは記入する項目
❹障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生の欄
※勤労学生については上記で説明しています。



▶記入しなくていい項目
❷❸❺の欄
控除を受けないので記入する必要はありません。
ほかの記入項目についてくわしく知りたい方は年末調整の書き方見本で解説しているのでチェックしておきましょう。