社会保険料控除とは?社会保険料とは?わかりやすく解説。

2019.07.27 更新
この記事の目次
お金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる社会保険料控除って知ってますか?この記事では社会保険料控除や社会保険料とは何かについて簡単に説明していきます。
社会保険についてはこちら

社会保険料控除しゃかいほけんりょうこうじょとは?

社会保険料控除とは簡単に説明すると、社会保険料を支払っていれば税金の負担を軽くしてくれるという制度です。
社会保険料控除は所得控除のうちのひとつです。

では社会保険料とはなんなのか見てみましょう。

社会保険料ってなんのこと?

社会保険料とは医療保険・年金・雇用保険・介護保険などの保険料のことをいいます。
医療保険とは健康保険や共済組合や国民健康保険などをいいます。

支払った保険料のぶんだけ所得が減り税金が安くなる!

社会保険料控除は、支払った保険料のぶんの金額を所得から差し引いてくれる所得控除です。
支払った保険料のぶんの金額が所得から差し引かれる → 所得が減ってくれれば所得税も安くなるという仕組みです。

年収が増えればそのぶん支払う社会保険料も増えますが、そのぶん社会保険料控除で差し引かれる金額も増え、税金の負担を軽くしてくれます。

年収によって社会保険料がどれくらいになるかは以下のシミュレーションで計算できます。

手取りと税金と社会保険料を計算してみる

では次に社会保険料控除を適用した場合の計算例を見てみましょう。

社会保険料控除込みで所得税を計算してみよう(年収380万円のとき)

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで380万円、所得控除が93万円(38万円基礎控除 + 55万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

380万円給与収入130万円給与所得控除  =  250万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(250万円)、次に課税所得を算出します。課税所得は、

250万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は93万円(38万円基礎控除 + 55万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

250万円総所得金額93万円所得控除 = 157万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は、

157万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

157万円課税所得 × 5% = 78,500円所得税
所得税の税率については、所得税率とは?を参照。
所得税については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約16万円かかります。

となります。

もし社会保険料控除がなければ?
もし社会保険料控除(55万円)を適用しないとすると、そのぶん課税所得は増えるので、

(157万円 + 55万円)課税所得 × 10% – 97,500円控除額 = 114,500円所得税
※課税所得が195万円超え~330万円以下のとき所得税率は10%(控除額97,500円)となります。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約21万円かかります。

となり、控除を申請したときと比べて税金の負担が重くなってしまいます。

このように、社会保険料控除があるおかげで税金が安くなっていることがわかります。もっと多くの社会保険料を払っている場合にはさらに税金の負担は軽くなります。

確定申告での社会保険料控除の申請は?

社会保険料控除を利用できる方は確定申告で申請をしましょう。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページで説明しています。

今回のコラムはここまでです。社会保険料控除についてわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい社会保険料控除については、こちらを参照。
社会保険については、社会保険とは?を参照。
社会保障については、社会保障制度とは?を参照。
所得税の計算については、所得税とは?を参照。
給与所得については、給与所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

社会保険料控除とは?社会保険料とは?わかりやすく解説。

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お金を稼げば納めなければならない税金。そんな税金の負担を軽くしてくれる社会保険料控除って知ってますか?この記事では社会保険料控除や社会保険料とは何かについて簡単に説明していきます。
社会保険についてはこちら

社会保険料控除しゃかいほけんりょうこうじょとは?

社会保険料控除とは簡単に説明すると、社会保険料を支払っていれば税金の負担を軽くしてくれるという制度です。
社会保険料控除は所得控除のうちのひとつです。

では社会保険料とはなんなのか見てみましょう。

社会保険料ってなんのこと?

社会保険料とは医療保険・年金・雇用保険・介護保険などの保険料のことをいいます。
医療保険とは健康保険や共済組合や国民健康保険などをいいます。

支払った保険料のぶんだけ所得が減り税金が安くなる!

社会保険料控除は、支払った保険料のぶんの金額を所得から差し引いてくれる所得控除です。
支払った保険料のぶんの金額が所得から差し引かれる → 所得が減ってくれれば所得税も安くなるという仕組みです。

年収が増えればそのぶん支払う社会保険料も増えますが、そのぶん社会保険料控除で差し引かれる金額も増え、税金の負担を軽くしてくれます。

年収によって社会保険料がどれくらいになるかは以下のシミュレーションで計算できます。

手取りと税金と社会保険料を計算してみる

では次に社会保険料控除を適用した場合の計算例を見てみましょう。

社会保険料控除込みで所得税を計算してみよう(年収380万円のとき)

この条件で所得税はいくらになる?
たとえば、年間の収入が給与収入のみで380万円、所得控除が93万円(38万円基礎控除 + 55万円社会保険料控除)の場合。

①まずは給与所得の計算
上記の条件のとき、給与所得は、

380万円給与収入130万円給与所得控除  =  250万円給与所得
給与所得控除については、給与所得とは?を参照。

となります。給与所得のほかに所得がないので、これが総所得金額となります。

②まず課税所得を計算
総所得金額は計算できたので(250万円)、次に課税所得を算出します。課税所得は、

250万円総所得金額 - 所得控除 = 課税所得
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

最初に決めた条件から、所得控除は93万円(38万円基礎控除 + 55万円社会保険料控除)なので、課税所得は、

250万円総所得金額93万円所得控除 = 157万円課税所得
所得控除については、所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。

となります。

③所得税を計算
課税所得がわかったので所得税を計算します。所得税は、

157万円課税所得 × 税率 = 所得税

となります。課税所得195万円以下は税率が5%なので、所得税は、

157万円課税所得 × 5% = 78,500円所得税
所得税の税率については、所得税率とは?を参照。
所得税については、こちらを参照。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約16万円かかります。

となります。

もし社会保険料控除がなければ?
もし社会保険料控除(55万円)を適用しないとすると、そのぶん課税所得は増えるので、

(157万円 + 55万円)課税所得 × 10% – 97,500円控除額 = 114,500円所得税
※課税所得が195万円超え~330万円以下のとき所得税率は10%(控除額97,500円)となります。

ちなみに上記の条件のとき、住民税は約21万円かかります。

となり、控除を申請したときと比べて税金の負担が重くなってしまいます。

このように、社会保険料控除があるおかげで税金が安くなっていることがわかります。もっと多くの社会保険料を払っている場合にはさらに税金の負担は軽くなります。

確定申告での社会保険料控除の申請は?

社会保険料控除を利用できる方は確定申告で申請をしましょう。確定申告が必要なケースや手順などは以下のページで説明しています。

今回のコラムはここまでです。社会保険料控除についてわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい社会保険料控除については、こちらを参照。
社会保険については、社会保険とは?を参照。
社会保障については、社会保障制度とは?を参照。
所得税の計算については、所得税とは?を参照。
給与所得については、給与所得控除とは?を参照。
課税所得については、課税所得とは?を参照。