日本の税金の始まりはいつから?歴史について

2021.10.16 更新
税金はいつ始まった?なぜ始まった?
わたしたちの生活のいろいろな場面でかかわる税金。現在は税金を納めることは憲法で決められた義務ですが、憲法で決められる前はどうだったのでしょうか。税金は過去にも存在していたのでしょうか。この記事では税金の歴史について簡単に説明していきます。
※学生向けの教科書(税金など)については税金や保険を学ぼうを参照。
はじめの税金は食べ物?

3世紀のはじめ、邪馬台国という国を卑弥呼という女王が治めていました。このとき税として納めるものは食べ物などだったそうです。

このことは中国の魏志倭人伝ぎしわじんでんという書物に記されており、これが日本の税のことを記した最も古い記事なんです。

江戸時代までは農作物などが税だった?

飛鳥時代になると、税として農作物や布・絹を納めたり労働を税として国に納める仕組みができました。

それから奈良時代→平安時代→鎌倉時代とすすみ、江戸時代までは農作物や布・絹などを税として納めていたそうです。

江戸時代は田畑に課税される年貢ねんぐが税の中心だったそうです。また、商売をする人に税がかけられる仕組みも江戸時代にできました。

1946年に「納税の義務」が憲法で定められた。

江戸時代に税の中心だった年貢ねんぐですが、年貢は納められる税の量が安定しませんでした。農業には不作の年もありますから、年貢のままでは税収は不安定になってしまいます。

そこで、税収を安定させるために年貢をやめ、もっている土地に税金をかけたり所得税や法人税の仕組みが明治時代に作られることになりました。

それからも相続税やビール税などさまざまな税金が設けられ、昭和21年(1946年)には教育・勤労とならぶ三大義務の一つとして「納税の義務」が日本国憲法の公布により定められました。

平成になると消費税が導入された。

そして平成元年(1989年)になると消費税(3%)が導入されました。消費税は比較的あたらしい税金なんです。平成9年には税率が5%に引き上げられ、平成26年には8%に引き上げられました。そして、令和元年(2019年)に10%に引き上げられました。


税の歴史はここまでです。卑弥呼の時代の「食べ物が税」だった頃とくらべると税の仕組みはいろいろと変化したことがわかります。
※学生向けの教科書(税金や保険等)についてはこちらを参照。

そのほか(年金や保険など)の歴史は?

年金制度の始まりについては年金制度のはじまりは?を参照
社会保障制度の始まりについては社会保障制度のはじまりは?を参照

ここまで説明したように、大昔にも税金は存在していましたが現在のようなお金ではなく農作物などを税金として納めていました。現在は税金としてお金を納めることは憲法で決められた義務になっているので、日本に住んでいるかぎりはルール(憲法)を守って生活していきましょう。