年金ってなに?

小中学生を対象にした年金について学ぶための教材(子供向け・何も知らない大人向け)。授業等でご活用ください。

ここでは国が提供している年金保険について
説明しています。
目次

年金ってなに?

年金は毎年もらえるお金。

年金とは毎年もらえるお金のことです。65歳になると年金をもらうことができます。
年金は年金保険に加入していた人がもらえます(ページ下記の保険料を支払っていないとダメ?で説明しています)。

年金は何をしてくれるの?年金は歳をとったときだけじゃない?

年金は歳をとったとき以外にも。

年金は歳をとったとき以外にも「大きなケガをしたとき」や「亡くなったとき」にもらえるんです。

年金はこんなときにもらえる!

年金は歳をとったときだけじゃありません!

歳をとったとき
大きなケガや病気をしたとき
亡くなったときに残された家族へ

以上のようなときにわたしたちの生活を年金が支えてくれます。

歳をとったらもらえる年金?

65歳になるともらえる年金

65歳になると年金が毎年もらえることになります。これを老齢年金といいます。この年金は老後の暮らしをささえるために与えられるお金です。
※もらえる年金額は人によって異なります。くわしくはもらえる年金を年収別にページを参照。

大きなケガをしたときにも?

障害年金しょうがいねんきんとは?

生活が困難になるような大きな病気やケガをしたときにも年金がもらえます。これを障害年金といいます。年金は歳をとったときだけじゃないんです!

※そのケガや病気が障害と認められると年金がもらえます。
※たとえば勤務年数20年の会社員(平均月収30万円、配偶者有り、子が2人)で1級障害の場合、障害年金は年間約229万円となります。

一家の主が亡くなったときにも?

遺族年金いぞくねんきんとは?

一家の大黒柱が亡くなったときにも年金がもらえます。これを遺族年金といいます。

※たとえば勤務年数20年の会社員(平均月収30万円、45歳の配偶者有り、18歳未満の子が2人)の場合、遺族年金は年間約162万円となります。

年金はみんなもらえるの?

年金はみんなもらうことができる。

年金は65歳になると皆もらうことができます※1。さらに、大きなケガをしたときや亡くなったときには65歳じゃなくても年金をもらうことができます※2
※1 年金額は人によって異なります。
※2 一定の条件を満たす必要があります。

もらうには条件があります。

しかし、無条件で年金がもらえるわけではありません。次のページで見ていきましょう。

保険料を支払っていないとダメ?

年金をもらうための条件?

年金をもらうためには条件があります。その条件とは年金保険料を支払っているかどうかです。

年金保険料を支払っていない方は年金を受けとる資格が無くなってしまうのです。

ただし、お金が無くて保険料を納めることが難しい場合は免除申請をすることができます。申請をした場合は受けとる金額は減りますが、受けとる資格は無くなりません。

年金保険料って?

年金保険料を支払っていれば年金をもらうことができるということがわかりました。

でも、保険料ってなに?と思う方もいるでしょう。次のページで見ていきましょう。

年金保険料ってなに?

万が一のときどうする?

事故や災害などで万が一のことがあったとき。何も助けがなかったら生活が困ってしまいます。

保険料は万が一のときのために。

そんなときに年金をもらうためにあらかじめ納めておくお金を年金保険料といいます。

国民年金保険料は(月額)16,590円(2022年度)

大事なときに年金をもらうために。

保険料を支払って年金保険に加入することで以下のようなときに年金をもらうことができます。
 

①歳をとったとき
②大きなケガや病気をしたとき
③亡くなったときに残された家族へ

 
年金保険は事故や災害などで万が一のことがあったときのための保険なんです。

年金保険料はみんな払うの?

20歳から60歳になるまで。

20歳になると国民はみんな年金保険に加入し、年金保険料を支払うことになります(60歳になるまで)。
※国の年金保険は全国民が加入するように法律で定められています。

国民年金か厚生年金に加入する?

20歳以上60歳未満のすべての方は国民年金保険に加入します。さらに、サラリーマンなどは厚生年金保険に加入することになります。

20歳になれば学生だとしても年金に加入して保険料を支払うことになるので、未成年の方は今のうちに覚悟しておきましょう。

また、未成年だとしてもアルバイトなどで長時間働く場合は厚生年金に加入することになることも覚えておきましょう。

お金がないときは保険料を免除できます。

ただし、お金がなくて保険料を支払うのがむずかしいときは保険料を免除することができます。免除申請をするとその期間のぶんだけ受け取る年金額は減りますが、受けとる資格は無くなりません。

※免除申請をしないで保険料を支払わないでいると年金を受けとる資格がなくなってしまいます。

年金はだれからもらえるの?

国が年金を支給している。

年金は国が支給してくれます。

高齢になったときや大きなケガや病気をしたときなどに年金が国から支給されます。

国はみんなから保険料などを集めている。

国はみんな(20歳から60歳になるまで)が支払った保険料や国民が納めた税金をあつめています。それを財源にして年金を支給しているんです。

※さらに、国は年金積立金を運用しており、その運用益も年金の財源としてあてています。

年金にはどれくらいのお金が使われている?

年金には毎年とても多くのお金が使われています。

国があつめたお金(みんなが支払った保険料など)は約55.5兆円。

年金として国民にわたしたお金は約53兆円です。

20歳になると年金保険料を納める。

20歳になると国民はみんな年金保険に加入することになります(60歳になるまで)。

年金保険に加入すると保険料を支払うことになります。
※2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられましたが、国民年金の支払いは今までと同じく20歳からとなります。

さらにくわしく知りたい方

ここまで年金がどんなものかについて説明してきました。さらにくわしく知りたい方は以下のリンク先で説明しているのでチェックしておきましょう。

内容は小中学生向けではありませんが、難しい内容ではないので知っておくといいかもしれません。
※くわしい内容はこちら
年金制度ってなに?何も知らない人向けに解説
今後100年にわたって年金制度は破綻しない?
年金はどんな仕組みなの?
まとめ
日本の年金は20歳~60歳未満のすべてのひとが加入する「国民年金」とサラリーマンやアルバイトなどが加入する「厚生年金」の2つの年金で構成されていることを覚えておきましょう。20歳になると国民年金に加入することになるので、学生だとしても毎月保険料を支払うことになることもポイントです。
※ただし、お金がなくて支払えない場合は申請すれば保険料を免除または先送りすることができるので、滞納するくらいなら必ず申請しましょう。


そして、一番大事なポイントは「年金がわたしたちに何をしてくれるのか」についてです。


年金は老後にもらえるお金だけじゃなく、障害のリスクや死亡のリスクにも対応していることをしっかり覚えておきましょう。

国民は20歳になれば年金保険料を支払うことになるように、わたしたちは年金に必ず関わることになるので、年金について何も知らない人は「年金がなにをしてくれるのか」については最低限しっておきましょう。
※内容に関するご意見・ご感想についてはお問い合わせにて受け付けています。

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