所得ってなに?

学生を対象にした所得について学ぶための教材(子供向け)。授業等でご活用ください。

ここでは所得の種類や計算方法について
説明しています。
目次

所得と収入ってなにが違うの?

所得しょとく」はお金の基本なので知っておこう

かせいだお金を「収入」、収入から経費けいひを引いたものを「所得」といいます。
※経費とは、お金をかせぐために使った費用のこと。
たとえば、八百屋さんが野菜を700円で仕入れたとします。仕入れた野菜を1000円で売った場合、八百屋さんの収入は1000円になります。したがって、八百屋さんの所得は1000円 – 700円 = 300円となります。

「所得」がわかったら所得税を計算

八百屋さんにかかる所得税は「所得300円」をもとに計算されることになります。「収入1000円」に所得税がかけられるわけではありません。
所得がわかれば所得税を計算することができます。
※所得税も知りたい方は所得税ってなにを参照。

所得は10種類ある?

収入の特徴によって分けられている

所得は収入の特徴によって以下のように10種類に分けられています。ここでは代表的な4つの所得について説明していきます。
※ほか6種類の所得は「利子所得・配当所得・不動産所得・退職所得・山林所得・譲渡所得」です。くわしくは所得の種類ページを参照。

商売をしてかせいだお金は事業所得

事業を営んで商売している人があてはまる

農業や漁業はもちろん、製造業、卸売業、小売業、サービス業などの事業を営んでかせいだお金は事業所得にあてはまります。
たとえば八百屋さんが1年間にかせいだお金が260万円で、仕入れに使ったお金が100万円だったとき、事業所得は160万円になります。
そして、所得がわかれば所得税を計算することができるようになります。
※所得税も知りたい方は所得税ってなにを参照。

給料をもらっている人は給与所得

サラリーマンやアルバイトなどがあてはまる

サラリーマンやアルバイトなどのように雇われて働くことで稼いだお金は給与所得にあてはまります。
たとえば、会社からもらった給料が1年間で200万円なら、給与所得は132万円になります。
※サラリーマンには経費が無いかわりに給与所得控除が経費の役割を担っています。これのおかげで所得が減り、かけられる所得税も少なくなる仕組みになっているんです。

そして、所得がわかれば所得税を計算することができるようになります。
※所得税も知りたい方は所得税ってなにを参照。

給与所得控除の計算のしかた

給与所得控除はもらった給料によって金額がかわります。給料をたくさんもらっていれば、給与所得控除の金額も増えます。くわしく知りたい方はこちらのページを参照。

ギャンブルなどのお金は一時所得

ギャンブルなど一時的な収入を得た人があてはまる

ギャンブルなどの一時的な臨時収入として得たお金は一時所得にあてはまります。
たとえば、競馬の馬券を10万円で購入して100万円が手に入ったとき、一時所得は40万円になります。
※一時所得はその半分の金額に税金がかけられます。

50万円までは税金がかからない?

一時所得の計算式を見てわかるように、特別控除50万円が必ず引かれるので、たとえばギャンブルで儲かったお金が50万円以内なら税金はかからないんです。大人になってギャンブルをしようと思っている人は覚えておきましょう!

ほかにあてはまらないお金は雑所得

雑多な収入は「雑所得」

ウーバーイーツや仮想通貨などのお金は雑所得にあてはまります。他の所得にあてはまらない「雑多な収入」が雑所得になります。
※事業として稼いでいる場合は上記で説明した事業所得になります。
たとえば雑多な収入が1年間に20万円で経費が4万円なら、雑所得は16万円になります。

広告収入や年金も雑所得?

YouTubeなどの広告収入や老後にもらう年金も雑所得にあてはまります。
※ただし、YouTubeなどを事業としてやっている場合は上記で説明した事業所得になります。

仕事もYouTubeもしている場合は?

それぞれの所得にわけて合計する

会社員としての給料と雑多な収入がある場合、単純に収入を合計するわけではありません。
※YouTubeで稼いだお金など。

それぞれ「所得」に分けてから合計することになります。

所得を合計してみよう

たとえば、会社からもらった給料が1年間で200万円・給与所得控除が68万円なら、給与所得は132万円となります。

雑多な収入が20万円・経費が2万円なら、雑所得は18万円となります。
※YouTubeで稼いだお金など。

そして、それぞれの所得を合計した金額150万円が合計所得金額になります。
※所得がわかれば所得税を計算することができるようになります。所得税も知りたい方は所得税ってなにを参照。

税金がかからない所得もある?

児童手当や障害年金、宝くじなども

なかには税金がかからないお金もあります。それが非課税所得です。ドリームジャンボやスクラッチなどの宝くじも非課税所得にあてはまります。
※課税所得は税金がかけられる所得という意味。

税金がかけられない所得の例

たとえば、障害年金や児童手当、労災などによってもらえるお金は非課税所得なので所得として合計されません。
まとめ
大人になっても所得と収入の違いがよくわからない方は多くいます。

所得と収入の違いがわかっていないと税金の計算ができません。所得と収入を理解することは「お金の計算の基本」なので、しっかり覚えておきましょう。

とくに、学生でもアルバイトをして給料をもらうつもりの方は「給与所得」について理解しておきましょう。覚えておけば大人になったときも必ず役に立ちます。
※内容に関するご意見・ご感想についてはお問い合わせにて受け付けています。

■保険や年金などのテキスト一覧■