社会保険とは?どんな保険?わかりやすく解説

2021.12.24 更新
生活していれば必ず関わってくる社会保険ですが、「社会保険ってなに?何のためにあるの?」という方もいると思います。この記事では社会保険について簡単に説明していきます。
この記事の目次
社会保険ってなに?

病気・ケガ・死亡などの生活上のリスク。これらのリスクは誰もが抱えており、避けることはできません。

そこで、これらの生活上のリスクを社会全体で対応しようという考えのもと作られたのが社会保険です。

リスクにそなえて国民があらかじめお金(保険料)を出し合い、リスクに見舞われた方に必要なお金やサービスを支給する仕組みになっています。

社会保険の仕組みは?

➊リスクにそなえて国民があらかじめお金(保険料)を出し合う。
➋リスクに見舞われたひとに必要なお金やサービスが保険から支給される。

この記事の要点

  • 社会保険は5つの保険のこと。

  • 勤務先で加入する健康保険と厚生年金も社会保険と呼んでいる。

  • 社会保険料は高くなり過ぎないようになっている。

  • ガン保険や生命保険とは違う。

では次に、社会保険がわたしたちにどんなことをしてくれるのか下記で説明していきます。多くの方が保険料を毎月支払うことになるので、具体的にどんなことをしてくれるのか知っておくことをオススメします。


社会保険は5つの保険制度

社会保険は以下に示す5つの保険制度で構成されています。これら5つの保険がわたしたちの生活のリスクに対応してくれています。

下記で5つの保険がどんなことをしてくれるのか説明しています。日本に住んでいる方はかならず関わることになるのでチェックしておきましょう。

とくに医療保険と年金保険についてはかならず知っておきましょう。

5つの保険をザッと解説

①医療保険とは
病気・ケガにそなえる。国民全員がかならず加入することになる。
医療保険とは健康保険や国保などのことをいいます。
医療保険については医療保険とは?を参照。



②年金保険とは
年をとったときや障害を負ったときなどに年金を給付する。20歳以上60歳未満のひとが加入する。
年金保険とは国民年金や厚生年金のことをいいます。
年金保険については年金制度とは?を参照。



③労災保険とは
仕事上の病気・ケガにそなえる。サラリーマンやアルバイトなど雇われて働くひとが加入する。
労災保険については労災保険とは?を参照。



④雇用保険とは
失業などにそなえる。雇われて働くひとが加入する。
雇用保険については雇用保険とは?を参照。



⑤介護保険とは
介護が必要になったときにそなえる。40歳以上のひとは全員加入する。
介護保険については介護保険とは?を参照。

これら5つの保険が集まって社会保険はできているのです。

勤務先で加入する社会保険とは「健康保険や厚生年金」のこと?

社会保険とは、上記で説明した5つの保険のことですが、勤務先で加入する社会保険は健康保険や厚生年金のことを呼ぶことが一般的です。

会社などに雇われて賃金をもらう方が加入する保険が「健康保険や厚生年金」です。

サラリーマンの方は入社する時点で加入することになります。アルバイトやパート主婦の方などは働く時間などの条件を満たすことで加入することになります。

アルバイトやサラリーマン、パートをする主婦などは下記の記事をチェックしておくといいかもしれません。

勤務先の社会保険について
健康保険とは:サラリーマンやアルバイトなどの方が加入する医療保険のことです。
厚生年金とは:サラリーマンやアルバイトなどの方が加入する年金保険のことです。

社会保険料ってなんのこと?

社会保険料とは医療保険・年金・介護保険などの保険料のことをいいます。
※医療保険とは健康保険や共済組合や国民健康保険などをいいます。

ちなみに社会保険料を支払うと、税金を安くしてくれる制度を利用することができます。それが社会保険料控除です。

保険や年金の保険料を支払ったぶんが社会保険料控除として適用できます。たとえば自分が支払った社会保険料が多ければ、それだけ税金を安くしてくれる効果が高くなります。

ただし、民間保険については社会保険ではないので控除は適用されないので注意しましょう。
※ガン保険や生命保険は生命保険料控除が適用されます。

社会保険料の例

など。くわしくは下記の記事で説明しています。

社会保険料控除とは?社会保険料とは?わかりやすく解説

上記の社会保険料の例をみてわかるように、ほとんどの方は何かしらの社会保険料を支払っています。

社会保険の保険料は高くなり過ぎないようになっている

社会保険はリスクにそなえてあらかじめお金(保険料)を出し合います。


ただし、社会保険は加入者の保険料だけで運営しているわけではありません。会社が支払う保険料や税金なども社会保険を運営するために使われています。


そのため、歳をとったり病気をしたりしてリスクが高くなっても、加入者の保険料が高くなり過ぎたりせずに必要な給付を受けられるようになっています。

保険料以外にも税金なども使われている
社会保険料をシミュレーション

サラリーマンやアルバイトなどの方が支払う社会保険料は以下のようになります。
高くなり過ぎないようにしているとはいえ、それなりの金額になるので覚悟しておきましょう。



1年間の収入が106万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約15万円(月額約13,000円)になります。
※手取りは1年間で約90万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が115万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約17万円(月額約14,000円)になります。
※手取りは1年間で約98万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が130万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約19万円(月額約16,000円)になります。
※手取りは1年間で約109万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が150万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約21万円(月額約18,000円)になります。
※手取りは1年間で約123万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が200万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約29万円(月額約24,000円)になります。
※手取りは1年間で約161万円になります。

保険料は下記の計算機でシミュレーションしています。

手取りと税金をパッと計算!かんたんシミュレーション

ここまでのまとめ(社会保険とガン保険などの違いを知っておこう)

ここまで説明したように、社会保険とは5つの保険の総称のことをいいます。わたしたちは生活していればかならず社会保険に関わることになります。


社会保険はケガや病気のリスク、障害や死亡のリスクなどに対応してくれます。自分が加入している保険が何をしてくれるのか覚えておきましょう。


とくに医療保険年金保険については高い保険料を支払うことになるので、しっかりチェックしておくことをオススメします。

社会保険とガン保険などの違いは?

私たちは「社会保険」だけではなく、民間企業が運営している保険(たとえば生命保険やガン保険など)にも加入することが出来ます。

ですが、上記で説明したように社会保険だけでも様々な給付をしてくれています(医療保険や年金保険など)。

それを理解したうえで、「それでも社会保険だけじゃ不安!ほかにもガンに対する保険もほしい!」と思う方はガン保険や生命保険に加入しましょう。

ガン保険や生命保険などの民間保険に加入する際は「自分に必要な保険内容であるか、保険料は高すぎないか」等のことに気をつけましょう。

「大人だから保険に加入しておく」のような意味不明な理由で加入しないようにしましょう。加入するときは自分のライフスタイルと照らし合わせて検討しましょう。