社会保険はサラリーマンやアルバイトのもの?社保と国保はどう違う?

2021.06.29 更新
サラリーマンやアルバイトなどの方は馴染みがある社会保険ですが、「なぜ加入しているのか」や「国民健康保険(国保)との違い」についてはよくわかっていないという方が多いです。この記事では社会保険について簡単に説明していきます。
この記事の目次
社会保険はサラリーマンやアルバイトのもの?

勤務先でよく耳にする「社会保険」とは、サラリーマンやアルバイトといった会社に雇われている方が加入する健康保険と厚生年金保険の総称のことをいいます。
※ここで説明する社会保険は国民すべてが関わる広い意味での社会保険とは異なります。


働いていたら勝手に加入していてびっくりする方もいると思いますが不安になる必要はありません。


なぜ勝手に加入しているのかというと、「加入条件を満たした従業員」を社会保険に加入させるのは国が決めたルールだからなんです。

社会保険(健康保険・厚生年金保険)とは?

健康保険とは:すべての人が加入する国の医療保険のうちの1つ。サラリーマンやアルバイトなどが加入する。

厚生年金保険とは:年金制度のうちの1つ。サラリーマンやアルバイトなどが加入する年金保険。
決められた時間や日数を超えると勝手に加入?

会社は決められた日数(時間)を超えて働く従業員を社会保険に加入させる義務があります。したがって、「知らないうちに勝手に加入している!なにこれ」となる新入社員の方もいると思いますが、これは国のルールであり仕方のないことなのです。

パートやアルバイトをしており、社会保険に加入する条件についてくわしく知りたい方は以下のページをチェックしておきましょう。

社会保険の保険料はどれくらい?

今まで社会保険に加入していなかった方が勤務先で社会保険に加入すると保険料はどれくらいになるのでしょうか。以下に料金の例を示します。

社会保険料はそれなりの金額になるので、もしも勤務先の社会保険に加入することになる場合は覚悟しておきましょう。

パートやアルバイトなどの方は参考にしてみてください。

社会保険に加入した場合に支払う保険料は?

1年間の収入が106万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約15万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が115万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約17万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が130万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約19万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が150万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約21万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が200万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約29万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。


扶養に入っている方(とくに学生)は103万円にも注意しましょう

親に扶養されている場合、1年間の給料が103万円を超えると扶養控除の対象から外れてしまうため、親の税金が増えてしまいます。なので、アルバイトする時間を調整して103万円を超えないように気をつけましょう。
おそらく、ほとんどの学校ではアルバイトの税金や扶養についてしっかり教えてくれることはないので、お金についての知識はここで学んでおきましょう。
くわしくは以下の「アルバイトで稼ぎ過ぎて103万を超えると親の税金が高くなる?」ページを参照。

※扶養控除とは、養う家族がいると税金が安くなるという制度。

社会保険の扶養に入ると保険料が0円になる?

社会保険に加入している人が親族におり、その社会保険の扶養に入ると「扶養に入った方」が支払う保険料は0円になります。

ただし、扶養に入るには年収が130万円未満などの条件があるので気をつけましょう。

くわしい内容は以下のページで解説しているので、社会保険の扶養に入ろうとしている方はチェックしておきましょう。

まとめ|社会保険と国民健康保険はどっちが優れている?社保と国保はどう違う?

社会保険と国民健康保険はどっちが優れているかについてですが、加入している医療保険は下記のようにその人の職業などで区別しているだけであって、どれが優れているというわけではありません。


医療保険はそれぞれ職業等で4種類に区分されており、病院代を安くしてくれるなどの給付の内容も一緒でほとんど変わりません。

しかし、保険料や加入条件などは国民健康保険と健康保険(社会保険)で違いがいくつかあります。それぞれの違いについて以下の表にまとめました。

医療保険は以下のように職業などで分けられています



健康保険
サラリーマンや長時間働くアルバイトまたはその家族などが加入する

共済組合
公務員またはその家族などが加入する

後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する

国民健康保険
フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など上記3つ以外の方が加入する
国保と社保(健康保険)はどう違う?

国民健康保険 健康保険
加入条件は? ほかの医療保険の加入条件に該当しない方はすべて国民健康保険に加入。

※アーティスト・フリーランス・スポーツ選手・タレント・無業者・個人事業主など

会社に雇われている方で定められた時間以上の勤務をする方は加入。

くわしい加入条件についてはこちらを参照。

家族の扶養は? 国保には扶養というシステムはない。

世帯の加入者数などで保険料が決まる。

年収が130万円未満かつ健康保険に加入していない親族は扶養として加入できる。

扶養の方は保険料はかからない。

保険料は? 所得や世帯の加入者数などで保険料が増減する。支払いは家庭の世帯主に請求される。 年収によって保険料が増減する。

健康保険の扶養に入っている家族などは保険料はかからない。くわしくは健康保険とは?を参照。

どこからもらえる? お住まいの市区町村 協会けんぽまたは勤務先の保険組合

病院代を安くしてくれるなどの給付の内容は変わりませんが、社会保険(健康保険)と国民健康保険では扶養のシステムや保険料の計算方法などいくつか違いがあることを覚えておきましょう。

勤務時間などの条件をクリアすれば社会保険に加入することになるので、学生アルバイトやパート主婦などの方は特に気をつけましょう。