バイト先の社会保険に入りたくない場合は年収いくらにおさえればいい?

2021.07.14 更新
お金はたくさん稼ぎたいけどアルバイトやパート先の社会保険に加入したくないという方もいると思います。この記事では社会保険に加入してしまう年収などについて簡単に説明していきます。
この記事の目次
バイト先の社会保険に加入したくない!どうすればいい?

正社員はもちろん、アルバイトだとしても働いてお金を稼いでいれば社会保険に加入することになります。

ですが、下記の条件を満たさなければ社会保険に加入する必要はありません。「勤務先の社会保険に加入したくない」という方は加入条件を確認しておきましょう。

「学生の場合」と「学生以外の場合」に分けて説明しています。社会保険に加入したくない方はチェックしておきましょう。

学生の場合は?加入条件
あなたが学生の場合は次の①と②の両方にあてはまったとき、収入にかかわらず社会保険に加入して保険料を支払うことになります。つまり、勤務先の社会保険に加入したくないひとは①または②にあてはまらないように働く時間や日数を調整すればいいということです。
※社会保険が適用されている職場に限ります。

たとえばどれくらい働くと加入するの?
:一般社員の労働時間が週40時間で勤務日数が月22日のとき、アルバイトの方は何時間働くと加入する?

上記の条件のとき、あなたがアルバイト・パート先で週30時間以上、月16.5日以上働くと社会保険の加入条件❶と❷を満たすことになります。つまり、週30時間未満または月16.5日未満なら社会保険に加入せずにすむということです。
※勤務先によっては上記よりも働く時間が短い場合でも加入することがあります。

学生以外の場合は?加入条件
あなたが学生以外である場合、以下の要件1~5をすべて満たすとき社会保険に加入して保険料を支払うことになります。つまり、勤務先の社会保険に加入したくないひとは年収106万円に気をつけて働く時間などを調整すればいいということです。

社会保険の加入要件1~5

  1. 週の所定労働時間が20時間以上であること
  2. 雇用期間が継続して1年以上見込まれること
  3. 月額賃金が8.8万円以上であること(年収約106万円)
    ※深夜割増分は含みません。
  4. 学生でないこと
  5. 特定適用事業所(常時500人を超える被保険者を使用する企業)に勤めていること
  6. ただし、次の①または②にあてはまる、被保険者が常時500人以下の事業所については適用対象となります。
    ①.労使合意(働いている方々の2分の1以上と事業主が社会保険に加入することについて合意すること)に基づき申出をする法人・個人の事業所
    ②.地方公共団体に属する事業所

注意:上記の5にあてはまらない場合は?
上記の5にあてはまらないような中小規模な会社で働いている場合は加入条件を満たしません。

なので、このような場合は上記の学生の場合で説明した加入条件が適用されます。中小規模の会社で働いている方は上記の加入条件をチェックしておきましょう。

社会保険に加入すると保険料はどれくらい払うことになるの?

社会保険に加入すれば自分で保険料を支払うことになります。保険料は安い金額では無いのでそれなりに覚悟しておきましょう。

今まで社会保険に加入していなかった方が社会保険に加入したときの保険料はどれくらいになるのか以下にシミュレーションしました。

パートやアルバイトなどの方はチェックしておきましょう。また、親に扶養されている学生の場合は年収103万円にも気をつけないといけません。これについては以下で説明しています。

社会保険に加入した場合に支払う保険料は?

1年間の収入が106万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約15万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が115万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約17万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が130万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約19万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が150万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約21万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が200万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約29万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。

学生は103万円に特に注意?

社会保険のほかにも注意することがあります。それは親族の税金です。

親族(たとえば親など)に扶養されている場合、1年間の給料が103万円を超えると扶養の対象から外れてしまい、親が扶養控除を利用できなくなってしまいます。

扶養控除とは「養う家族がいると税金が安くなる」制度であり、親がこの制度を利用できなくなると税金が増えてしまいます。

したがって、それほどお金に困っていないのならアルバイトする時間を調整して103万円を超えないようにすることをオススメします。くわしくは以下の「アルバイトで稼ぎ過ぎて103万を超えると親の税金が高くなる?」ページを参照。

ここまで説明したように、パートやアルバイトだとしてもたくさんお金を稼げば社会保険に加入することになります。

社会保険に加入したくないなら上記で説明したように働く時間や日数を調整して、適度にお金を稼ぐことをおすすめします。