学生で収入100~150万円のときの税金や親の負担を計算

2022.05.06 更新
アルバイトをする学生は103万円や130万円を超えたら税金がいくらかかるか、親の負担がどう変化するか知っておきましょう。この記事では学生アルバイトの年収100万円~年収150万円までの手取りや税金の計算をして、いくら払うかなどについて説明していきます。
この記事の目次
学生がアルバイトをすると税金とかどうなるの?

学生でもお金を稼げば当然税金がかかります。


さらに、気をつけなければいけないことは親の税金の負担です。たくさんお金を稼いでしまうと親の税金が高くなってしまう場合があるので注意しなければいけません。


これからアルバイトを始める高校生や大学生などは、「いくらまでなら税金がかからないのか」と「親の税金」の関係について知っておくことをオススメします。

この記事の要点

  • 学生でも年収100万円を超えれば税金がかかる。

  • 勤労学生控除を使えば130万円まで税金が0円。

  • 年収103万円を超えると親の税金が上がるので要注意。

  • それほどお金に困っていない場合、年収は103万円以下にしておくのがオススメ。

では最初に、アルバイトと親の税金の関係について下記で説明していきます。これからアルバイトを始めようと考えている方は年収103万円について覚えておきましょう。


年収103万円を超えたら親の税金が高くなる?

高校生や大学生になったらアルバイトをしてたくさんお金を稼ぎたいが、いくらまで稼いでいいのか不安という方もいると思います。


高校生や大学生でアルバイトをする場合、注意しなければいけないのは「1年間の収入」です。


アルバイトをして給料をたくさんもらい、年収103万円を超えてしまうと扶養親族の対象から外れてしまいます。
※収入がアルバイトの給与収入のみの場合。

扶養親族じゃなくなると、親の税金の負担が増えてしまいます。年齢や親の年収にもよりますが、約5万円~17万円税金が増えてしまいます。
※くわしくは下記の記事で説明しています。

では次に、年収100万円~150万円のときの「自分が支払う税金」や「親の税金の負担」について下記で説明していきます。130万円を超えたら税金をいくら払う等についてチェックしておきましょう。


年収100万円~150万円のときの税金や親の負担をシミュレーション

それでは、年収100万円~150万円のときの税金や保険料、親の負担がいくらになるか見ていきましょう。

まず、1月~12月までの1年間のアルバイト収入が100万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が100万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は0円です。
社会保険に加入する? 加入しなくてよい。
※ただし、働く時間が多くて加入する場合は年間約15万円の社会保険料がかかります。くわしくはアルバイトでも加入する?を参照。
あなたが支払う保険料は? 親の社会保険の扶養に入れるので、あなたが支払う保険料は0円です。
※親が会社員または公務員などで社会保険に加入している場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは100万円です。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は高くなりません。
※1年間のアルバイト収入が103万円を超えると扶養控除の対象から外れるため親の税金が高くなります。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。

では次に、1年間の収入が103万円あったときの税金や手取りについて下記で説明していきます。

年収103万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が103万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が103万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約1万円です。
所得税0円、住民税が約1万円。ただし、未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので0円となります。
社会保険に加入する? 加入しなくてよい。
※ただし、働く時間が多くて加入する場合は年間約15万円の社会保険料がかかります。くわしくはアルバイトでも加入する?を参照。
あなたが支払う保険料は? 親の社会保険の扶養に入れるので、あなたが支払う保険料は0円です。
※親が会社員または公務員などで社会保険に加入している場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約102万円です。
※未成年の場合は103万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は高くなりません。
※1年間のアルバイト収入が103万円を超えると扶養控除の対象から外れるため親の税金が高くなります。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。

では次に、1年間の収入が106万円あったときの税金や手取りについて下記で説明していきます。


年収106万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が106万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が106万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約14,500円です。
所得税1,500円、住民税が約13,000円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入しなくてよい。
※ただし、働く時間が多くて加入する場合は年間約15万円の社会保険料がかかります。くわしくはアルバイトでも加入する?を参照。
あなたが支払う保険料は? 親の社会保険の扶養に入れるので、あなたが支払う保険料は0円です。
※親が会社員または公務員などで社会保険に加入している場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約105万円です。
※未成年の場合は約106万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。

では次に、1年間の収入が110万円あったときの税金や手取りについて下記で説明していきます。


年収110万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が110万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が110万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約20,500円です。
所得税3,500円、住民税が約17,000円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入しなくてよい。
※ただし、働く時間が多くて加入する場合は年間約15万円の社会保険料がかかります。くわしくはアルバイトでも加入する?を参照。
あなたが支払う保険料は? 親の社会保険の扶養に入れるので、あなたが支払う保険料は0円です。
※親が会社員または公務員などで社会保険に加入している場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約108万円です。
※未成年の場合は約110万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。

年収120万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が120万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が120万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約35,500円です。
所得税8,500円、住民税が約27,000円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入しなくてよい。
※ただし、働く時間が多くて加入する場合は年間約17万円の社会保険料がかかります。くわしくはアルバイトでも加入する?を参照。
あなたが支払う保険料は? 親の社会保険の扶養に入れるので、あなたが支払う保険料は0円です。
※親が会社員または公務員などで社会保険に加入している場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約116万円です。
※未成年の場合は約119万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。

では次に、1年間の収入が129万円あったときの税金や手取りについて下記で説明していきます。


年収129万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が129万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が129万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約49,000円です。
所得税13,000円、住民税が約36,000円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入しなくてよい。
※ただし、働く時間が多くて加入する場合は年間約19万円の社会保険料がかかります。くわしくはアルバイトでも加入する?を参照。
あなたが支払う保険料は? 親の社会保険の扶養に入れるので、あなたが支払う保険料は0円です。
※親が会社員または公務員などで社会保険に加入している場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約124万円です。
※未成年の場合は約128万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

国民年金保険料については学生納付特例制度を利用で0円としています。

では次に、1年間の収入が130万円あったときの税金や手取りについて下記で説明していきます。


年収130万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が130万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が130万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約22,400円です。
社会保険料控除を適用しているため、年収120万円のときよりも税金が安くなっています。
所得税4,100円、住民税が約18,300円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入する必要があります。
※年収が130万円以上になると親の社会保険の扶養に入れなくなります。
あなたの保険料は? あなたが支払う社会保険料は約19万円です。
※勤務先の社会保険に加入した場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約109万円です。
※未成年の場合は約111万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

では次に、1年間の収入が135万円あったときの税金や手取りについて下記で説明していきます。


年収135万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が135万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が135万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約30,000円です。
社会保険料控除を適用しているため、年収120万円のときよりも税金が安くなっています。
所得税6,700円、住民税が約23,000円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入する必要があります。
※年収が130万円以上になると親の社会保険の扶養に入れなくなります。
あなたの保険料は? あなたが支払う社会保険料は約19万円です。
※勤務先の社会保険に加入した場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約113万円です。
※未成年の場合は約111万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

では次に、1年間の収入が140万円あったときの税金や手取りについて下記で説明していきます。


年収140万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が140万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が140万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約35,500円です。
所得税8,500円、住民税が約27,000円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入する必要があります。
※年収が130万円以上になると親の社会保険の扶養に入れなくなります。
あなたの保険料は? あなたが支払う社会保険料は約20万円です。
※勤務先の社会保険に加入した場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約117万円です。
※未成年の場合は約119万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

年収150万円の場合は?

1月~12月までの1年間のアルバイト収入が150万円だったときの税金や保険料がいくらになるか計算してまとめました。

親の税金が高くなるかどうかもチェックしてみましょう。

1年間のアルバイト収入が150万円だったとき

※計算はこちらのシミュレーションで行っています。

あなたの税金は? あなたにかかる税金は約49,000円です。
所得税12,800円、住民税が約36,000円。ただし、未成年の場合は未成年の場合は収入約204万円まで住民税がかからないので住民税は0円となります。
社会保険に加入する? 加入する必要があります。
※年収が130万円以上になると親の社会保険の扶養に入れなくなります。
あなたの保険料は? あなたが支払う社会保険料は約21万円です。
※勤務先の社会保険に加入した場合。
あなたの手取りは? あなたの手取りは約124万円です。
※未成年の場合は約127万円になります。
※手取りとは、収入から税金などを差し引いたあとに残る金額です。
親の税金の負担は? あなたの親の税金は約5~11万円高くなります。
※父・母・高校生の子供1人で、父の年収が250~900万円として計算。くわしくはフリーターや学生が扶養から外れるといくらかかる?親の税金は?を参照。

では次に、勤労学生控除について下記で説明していきます。103万円を超えた学生にとってお得な制度なので、気になる方はチェックしておきましょう。


勤労学生控除を利用すれば所得税が0円になる?

あなたが学生で1年間(1月~12月まで)の収入が130万円以下なら勤労学生控除を利用することができます。
※130万円を超えたら勤労学生控除を利用できません。くわしくは勤労学生控除とは?を参照。


アルバイトでたくさん働いてお金を稼いだとしても、年収130万円以下なら勤労学生控除を適用すればあなたにかかる所得税は0円になります(なぜ0円になるのかについては以下で計算して説明しています)。
住民税については収入が100万円を超えるとかかってしまいます(市区町村によっては97万円や93万円などの場合があります)。
※ただし、未成年なら約204万円までは住民税が0円となります。



勤労学生控除を利用したい場合は年末調整または確定申告のときに申請をしましょう。
※申請のやりかたなどについてくわしくは勤労学生控除とは?を参照。

130万円までは所得税が課税されない?
たとえば収入がアルバイトの給料のみであり、1年間(1月~12月まで)の収入が.130万円のとき、給与所得は75万円となります。

130万円1年間の給料55万円給与所得控除 = 75万円給与所得(合計所得金額)
※給与所得控除についてはこちらを参照。

そのほかに所得は無いので、75万円が合計所得金額となります。ここで勤労学生控除を適用すると、課税所得は、

75万円合計所得金額27万円勤労学生控除48万円基礎控除 = 0円課税所得
基礎控除とはすべての方が一律に適用される控除です。
課税所得とは税金がかけられる所得のこと。

となります。課税所得が0円なので、課税所得に税率をかけても所得税は0円になります。
住民税については100万円を超えるとかかることになります(お住まいの地域によっては97万円や93万円などの場合があります)。ただし未成年の場合は給与収入約204万円まで住民税は0円となります。

ただし、あなたの年収が103万円を超えると扶養親族の対象から外れてしまうので、親の税金が上がってしまいます。これについては上記で説明しているので覚えておきましょう。


まとめ:おすすめな年収は?

あなたが親に扶養されている学生ならおすすめの年収は103万円以下です。

しかし、学生でも年収103万円を超えて稼いでいる方もなかにはいると思います。


年収が103万円を超える場合は「扶養外れるから税金の負担が増えるよ」と親に報告しておきましょう。

103万円や130万円を超える場合は?

103万円や130万円を超えたとき、または超えるつもりの方は「損しない年収」がいくらなのかかザッと把握しておきましょう。

下記の記事で年収150万円までの税金や、世帯の手取りで損しないか等についてシミュレーションして一覧表でまとめています。気になる方はチェックしておきましょう。

子供が103万超えたら親はいくら払う?学生バイトは年収いくらがおすすめ?

以上、学生でもアルバイトをしてお金を稼げば税金がかかりますが、おこづかい程度の収入なら税金がかからないことを覚えておきましょう。