後期高齢者医療制度とは?保険料などわかりやすく解説。

2019.08.19 更新
この記事の目次
高齢者の方が関わる後期高齢者医療制度。
「よくわからないうちに加入していた!」という方もいると思います。この記事では後期高齢者医療制度について簡単に説明していきます。
後期高齢者医療制度とは?

後期高齢者医療制度とは、国の医療保険のうちのひとつです。75歳になるとそれまで加入していた医療保険から自動的に移行することになります。
運営は各都道府県にある後期高齢者医療広域連合が行っています。

医療保険があるおかげで歯医者や病院などでの診療を安く受けることができます。

※65歳以上75歳未満で一定の障害がある方(本人の申請に基づき、広域連合の認定を受けた方)は後期高齢者医療制度の被保険者となります。
医療保険は大きく分けると4種類

国の医療保険は大きく分けると4種類あり、国民はどれかに加入することになっています。以下のとおり、75歳以上の方は後期高齢者医療制度に加入することになっているんです。

医療保険はこのように分けられています
 


健康保険
サラリーマンまたはその家族などが加入する

共済組合
公務員またはその家族などが加入する

後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する

国民健康保険
フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など上記3つ以外の方が加入する
保険料は?どれくらい?

後期高齢者医療制度の保険料は以下のようになっています。

「所得割」「均等割」の合計で1年間の保険料が決定されます。

保険料の計算式

所得割:(年間の所得金額-33万円)×所得割率
均等割:均等割額×加入者数

所得割の計算についてはこちらを参照。

所得割とは、前年の所得に応じて計算される部分です。
均等割とは、加入者の数に応じて計算される部分です。
例)年間収入が年金のみで収入が80万円以下の場合の保険料は?

年間の保険料4,330円(9割軽減)になります。
※東京都、所得割額0円、均等割額43,300円、本人が世帯主、加入者数1人として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります。まず所得割をもとめるために年金についての所得金額を計算します。年金についての所得は、

80万円年金収入120万円公的年金控除 = 0円年金についての所得(雑所得)

となります。年金についての所得(雑所得)がわかったので所得割を計算します。所得割は、

(0円雑所得33万円基礎控除) × 所得割率 = 0円所得割額
※基礎控除はすべての方が一律に引かれる控除です。

となります。次に均等割を計算します。加入者は1人なので均等割は、

43,300円均等割 × 1人加入者数 = 43,300円均等割額

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は、

0円所得割額 + 43,300円均等割額 = 43,300円保険料

となります。また、世帯の所得が33万円以下かつ年金収入が80万円以下なので保険料が9割減され、

43,300円保険料 × 0.1 = 4,330円1年間の保険料

となります。
例)年間収入が年金のみで収入が153万円以下の場合の保険料は?

年間の保険料6,495円(8.5割軽減)になります。
※東京都、所得割額0円、均等割額43,300円、本人が世帯主、加入者数1人として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります。まず所得割をもとめるために年金についての所得金額を計算します。年金についての所得は、

153万円年金収入120万円公的年金控除 = 33万円年金についての所得(雑所得)

となります。年金についての所得(雑所得)がわかったので所得割を計算します。所得割は、

(33万円雑所得33万円基礎控除) × 所得割率 = 0円所得割額
※基礎控除はすべての方が一律に引かれる控除です。

となります。次に均等割を計算します。加入者は1人なので均等割は、

43,300円均等割 × 1人加入者数 = 51,000円均等割額

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は、

0円所得割額 + 43,300円均等割額 = 43,300円保険料

となります。また、世帯の所得が33万円以下なので保険料が8.5割減され、

43,300円保険料 × 0.15 = 6,495円1年間の保険料

となります。
注 意
所得割や均等割などの金額はお住まいの地域によって変わります。くわしくはお住まいの地域の後期高齢者医療制度ページを参照。
どの医療保険でも受けられる給付はほとんど変わらない

医療保険はケガや病気の治療費を安くしてくれたりさまざまな給付をしてくれるのですが、どの医療保険も給付の内容はほとんどかわりません。これは4種類どの医療保険も同じです。
国の医療保険があるおかげで安い値段でだれでも良質な医療を受けられる仕組みになっているんです。

こんなことをしてくれる国の医療保険

病気やケガで会社を休んだときにお金をくれる
会社を休むとお金がもらえる?を参照。
赤ちゃんを産むための費用を負担してくれる
出産の費用っていくらかかるの?を参照。
100万円などの高額な治療費を負担してくれる
医療費が高額になっても大丈夫を参照。

など。くわしくは以下の表を参照。

給付の内容

今回のコラムはここまでです。後期高齢者医療制度についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい医療保険や保険料については、こちらを参照。
医療費を安くしてくれる給付については、療養の給付ページを参照。
医療費が高額になったときは、こちらを参照。
病気やケガで会社を休んだときは、傷病手当金を参照。
診療を安く受けられる以外にもいろいろな給付があります。こちらを参照。

後期高齢者医療制度とは?保険料などわかりやすく解説。

この記事の目次
高齢者の方が関わる後期高齢者医療制度。
「よくわからないうちに加入していた!」という方もいると思います。この記事では後期高齢者医療制度について簡単に説明していきます。
後期高齢者医療制度とは?

後期高齢者医療制度とは、国の医療保険のうちのひとつです。75歳になるとそれまで加入していた医療保険から自動的に移行することになります。
運営は各都道府県にある後期高齢者医療広域連合が行っています。

医療保険があるおかげで歯医者や病院などでの診療を安く受けることができます。

※65歳以上75歳未満で一定の障害がある方(本人の申請に基づき、広域連合の認定を受けた方)は後期高齢者医療制度の被保険者となります。
医療保険は大きく分けると4種類

国の医療保険は大きく分けると4種類あり、国民はどれかに加入することになっています。以下のとおり、75歳以上の方は後期高齢者医療制度に加入することになっているんです。

医療保険はこのように分けられています
 


健康保険
サラリーマンまたはその家族などが加入する

共済組合
公務員またはその家族などが加入する

後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する

国民健康保険
フリーランス・スポーツ選手・アーティスト・タレント・無業者・個人事業主など上記3つ以外の方が加入する
保険料は?どれくらい?

後期高齢者医療制度の保険料は以下のようになっています。

「所得割」「均等割」の合計で1年間の保険料が決定されます。

保険料の計算式

所得割:(年間の所得金額-33万円)×所得割率
均等割:均等割額×加入者数

所得割の計算についてはこちらを参照。

所得割とは、前年の所得に応じて計算される部分です。
均等割とは、加入者の数に応じて計算される部分です。
例)年間収入が年金のみで収入が80万円以下の場合の保険料は?

年間の保険料4,330円(9割軽減)になります。
※東京都、所得割額0円、均等割額43,300円、本人が世帯主、加入者数1人として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります。まず所得割をもとめるために年金についての所得金額を計算します。年金についての所得は、

80万円年金収入120万円公的年金控除 = 0円年金についての所得(雑所得)

となります。年金についての所得(雑所得)がわかったので所得割を計算します。所得割は、

(0円雑所得33万円基礎控除) × 所得割率 = 0円所得割額
※基礎控除はすべての方が一律に引かれる控除です。

となります。次に均等割を計算します。加入者は1人なので均等割は、

43,300円均等割 × 1人加入者数 = 43,300円均等割額

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は、

0円所得割額 + 43,300円均等割額 = 43,300円保険料

となります。また、世帯の所得が33万円以下かつ年金収入が80万円以下なので保険料が9割減され、

43,300円保険料 × 0.1 = 4,330円1年間の保険料

となります。
例)年間収入が年金のみで収入が153万円以下の場合の保険料は?

年間の保険料6,495円(8.5割軽減)になります。
※東京都、所得割額0円、均等割額43,300円、本人が世帯主、加入者数1人として計算。

●計算過程
保険料は所得割と均等割の合計となります。まず所得割をもとめるために年金についての所得金額を計算します。年金についての所得は、

153万円年金収入120万円公的年金控除 = 33万円年金についての所得(雑所得)

となります。年金についての所得(雑所得)がわかったので所得割を計算します。所得割は、

(33万円雑所得33万円基礎控除) × 所得割率 = 0円所得割額
※基礎控除はすべての方が一律に引かれる控除です。

となります。次に均等割を計算します。加入者は1人なので均等割は、

43,300円均等割 × 1人加入者数 = 51,000円均等割額

となります。次に所得割と均等割を合計して保険料を計算します。保険料は、

0円所得割額 + 43,300円均等割額 = 43,300円保険料

となります。また、世帯の所得が33万円以下なので保険料が8.5割減され、

43,300円保険料 × 0.15 = 6,495円1年間の保険料

となります。
注 意
所得割や均等割などの金額はお住まいの地域によって変わります。くわしくはお住まいの地域の後期高齢者医療制度ページを参照。
どの医療保険でも受けられる給付はほとんど変わらない

医療保険はケガや病気の治療費を安くしてくれたりさまざまな給付をしてくれるのですが、どの医療保険も給付の内容はほとんどかわりません。これは4種類どの医療保険も同じです。
国の医療保険があるおかげで安い値段でだれでも良質な医療を受けられる仕組みになっているんです。

こんなことをしてくれる国の医療保険

病気やケガで会社を休んだときにお金をくれる
会社を休むとお金がもらえる?を参照。
赤ちゃんを産むための費用を負担してくれる
出産の費用っていくらかかるの?を参照。
100万円などの高額な治療費を負担してくれる
医療費が高額になっても大丈夫を参照。

など。くわしくは以下の表を参照。

給付の内容

今回のコラムはここまでです。後期高齢者医療制度についてなんとなくわかっていただけましたか?

【役に立つページ】
くわしい医療保険や保険料については、こちらを参照。
医療費を安くしてくれる給付については、療養の給付ページを参照。
医療費が高額になったときは、こちらを参照。
病気やケガで会社を休んだときは、傷病手当金を参照。
診療を安く受けられる以外にもいろいろな給付があります。こちらを参照。