「退職したら保険はどうなるの?国保に加入するの?どうすればいいの?」初めての手続きでわからなくて困ってしまう方も多いと思います。この記事では社保から国保への切り替えなどについて簡単に説明していきます。

この記事の目次
国民健康保険に加入するには?手続きに必要なものは?
国民健康保険の運営は市区町村が行っているので、これから国保に加入する方はお住まいの役所で申請の手続きを行いましょう。
国民健康保険に加入するための手続きに必要なものは以下のとおりです。
手続きに必要なものは?(全員共通)
- 印鑑
- 世帯主と加入される方全員のマイナンバーが確認できるもの
※マイナンバーカードまたは通知カードなど
- 手続きをする方の本人確認ができるもの
※マイナンバーカード、運転免許証など
- 保険料を振り込むための口座振替用のキャッシュカード
※市区町村によっては通帳と金融機関の届出印が必要です。
社会保険から国保に変更するときは?
今まで会社に勤めていたサラリーマンやアルバイトなどの方が退職し、社会保険(健康保険)から国民健康保険に変更するときは、お住まいの市区町村役所にて国民健康保険への加入手続きを行う必要があります。
退職しようとしている方はチェックしておきましょう。
手続きに必要なものは?
- 共通で必要なもの
- 職場の健康保険をやめた証明書(資格喪失証明書など)
※扶養家族がいない方は退職証明書や離職票などでも届出できます。
国保にともなって国民年金にも移行?
社会保険から国保に変更したときには厚生年金から国民年金への変更手続きもお住まいの役所で行うことになります。
国民年金の手続きに必要なものは以下のとおりです。
- 手続きをする方の本人確認ができるもの
※マイナンバーカード、運転免許証など
- 年金手帳
- 離職証明などの退職日のわかるもの
※加入しなかった場合のデメリットは退職してから国民年金に加入していない…どうなる?を参照。
※お金がなくて納付がむずかしい場合は猶予または免除制度の申請もできます。
国保から社会保険に変更するときは?
勤務先の社会保険へ加入したことによって国保から社会保険に変更したときは、お住まいの市区町村の役所で今まで加入していた国民健康保険を脱退するための手続きを行う必要があります。
再就職などで社会保険に加入する場合は以下のものを揃えて、お住いの市区町村にて手続きを行いましょう。
手続きに必要なものは?
- 共通で必要なもの
- 新しく加入した社会保険(健康保険)の保険証
※扶養家族のぶんも含みます。
- 今まで加入していた国保の保険証
※切り替えた家族のぶんも含みます
国保への加入または脱退の期限は?
国民健康保険への加入または脱退の届け出には期限があります。その期限は原則、就職や引っ越し(転出)などで変更があってから14日以内です。
届け出はなるべく早めに済ましておきましょう。
国保への変更をしなかったらどうなる?
日本に住んでいる人はかならず医療保険に加入しなければいけません。したがって、退職などで社会保険から脱退してから「医療保険に加入せずにそのまま」は通用しません。
手続きをせずにそのままにした場合のデメリットは以下のとおりです。
国保への変更を忘れたときのデメリット
国保に加入義務があるにもかかわらず変更の手続きをせずに加入していない場合のデメリットは以下のようになっています。
国保に未加入だとどんなデメリットがある?
- 保険証が使えなくなる
※病院などでの診療が3割負担のところ全額負担になってしまいます。
- 変更をせずに保険料支払いをしていなかった場合、最大2年間の保険料支払い義務がある
など。
※そのほかくわしいデメリットについては退職して国民健康保険に未加入だとどうなる?を参照。
ここまでのまとめ
ここまで説明したように、国民健康保険に加入するにはお住まいの地域役所で手続きが必要になります。
また、加入するには期限があるのでなるべく早く手続きを行いましょう。
ここまでのまとめ
- 国民健康保険に加入するにはお住まいの地域役所で手続きが必要
- 退職などで社会保険から国保に変更するときは国民年金への手続きも必要になる場合がある
※くわしくは上記で説明しています。
- 再就職などで国保から社会保険に加入するときは国保の脱退手続きを役所で行う必要がある
※くわしくは上記で説明しています。
- 国保の加入・脱退期限は14日以内
※くわしくは上記で説明しています。
- 国保への手続きをしないでいるとデメリットがある
※くわしくは上記で説明しています。
以上のように、会社を退職して国保に加入する人や再就職などで国保から社会保険に加入する人は上記のまとめをチェックしておきましょう。
また、手続きには期限があるので注意しましょう。さらに、国保への加入手続きを放置しているとデメリットがあることも覚えておきましょう。