年金・保険関連
更新日:2020年11月28日
業務災害の場合を「傷病補償年金」、通勤災害の場合を「傷病年金」といいます。
傷病(補償)年金とは
傷病(補償)年金は、業務または通勤による病気・ケガの療養開始後1年6か月を経過した日、またはその日以後において、次の要件にあてはまるときに支給されます。

支給の要件
  • その病気・ケガが治っていないこと(治ゆしていないこと)
  • その病気・ケガによる障害の程度が傷病等級表の傷病等級に該当すること
●傷病等級表については、労災保険における傷病等級表のページを参照。
●「治ゆ」とは、傷病の症状が安定し、医学上一般にみとめられた医療を行ってもその医療効果が期待できなくなった状態(症状固定)をいいます。
給付の内容
傷病等級に応じて、下記の表に示した傷病(補償)年金、傷病特別支給金、傷病特別年金が支給されます。

表1 傷病等級に応じた給付内容
給付基礎日額、算定基礎日額については、給付基礎日額ページ参照。
傷病等級表については、労災保険における傷病等級表のページを参照。
労災保険については、労災保険とはを参照。
業務災害については、業務災害とはを参照。
通勤災害については、通勤災害とはを参照。
労災保険の給付を受けるにはその病気・ケガ等が業務または通勤に原因があることが認められなければ受けられません。
どれくらいの金額がもらえるの?
たとえば、10月に被災された方の傷病等級が3級であり、給料が月収30万円でボーナスを年間70万円もらっているとすると、給付基礎日額と算定基礎日額は以下のように計算されます。

30万円収入 × 3ヶ月 ÷ 92日※1 = 9,782円給付基礎日額


70万円ボーナス ÷ 365日 = 1,917円算定基礎日額
※1 七月は31日間、八月は31日間、九月は30日間、賃金締切日が月末として計算
※給付基礎日額とは直前3ヶ月間に支払われた賃金総額のこと。くわしくは給付基礎日額・算定基礎日額を参照。

給付基礎日額と算定基礎日額がわかったので、次に年金額を計算します。

被災された方に給付される年金額は以下のようになります。

9,782円給付基礎日額 × 245日分 = 約240万円傷病補償年金


1,917円算定基礎日額 × 245日分 = 約50万円傷病特別年金


約240万円傷病補償年金 + 約50万円傷病特別年金 = 約290万円合計の年金

以上の年金額が被災された方に毎年給付されます。さらに、傷病特別支給金の100万円が一時金として支給されます。

給付が認められる条件
労災保険の給付を受けるには業務災害または通勤災害であることが認められなければ受けられません。

業務災害とは

業務災害とは、簡単に説明すると「業務によって被った病気・ケガまたは死亡」のこと。
くわしい業務災害については、業務災害とはを参照。

通勤災害とは

通勤災害とは、簡単に説明すると「通勤によって被った病気・ケガまたは死亡」のこと。
くわしい通勤災害については、通勤災害とはを参照。

  • 傷病(補償)年金が支給される場合には、療養(補償)給付は継続して行われますが、休業(補償)給付は支給されなくなります。

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