国保の減免, 年金の減免について。株式の利益は所得に入る?

2020.10.26 更新
所得が少ない人は国民健康保険・国民年金の保険料が減額・免除されます。この記事では保険料の減額・免除について簡単にわかりやすく説明していきます。
この記事の目次
所得が少ないと国民健康保険料が安くなる?

所得が少ない人は国民健康保険料の均等割が減額されます。

つまり、あまりお金を稼いでいないひとは保険料が安くなります。

以下に減額割合を示します。また、家族3人の場合の保険料の計算例を示します。
※減額をするための申請の必要はありません。所得が少なければ何も申請しなくても減額されます。ただし、給料や年金以外に所得がある方などは前年の所得を申告する必要があります。確定申告をしている方は除く。

保険料の減額割合【2020年度】

所得とは:収入から経費を差し引いた金額。
総所得金額とは:各種所得の合計(一部所得を除く)
世帯主と被保険者の総所得金額合計とは:リンク先を参照。


注意※労災保険の給付(休業補償給付など)・失業手当(基本手当)・傷病手当金・児童手当・児童扶養手当・遺族年金・障害年金などは非課税所得なので総所得金額に合計されません。

減額されると国民健康保険料はどれくらい安くなる?

たとえば、同じ世帯の家族3人が国民健康保険の被保険者であり、3人とも前年の所得が0円の場合、保険料は7割減額されます。

この場合、保険料がどれくらいになるかの計算は以下のとおりです。

減額された保険料はどれくらい?

条件
被保険者数世帯主の他に2人(合計3人)
●全員の前年所得は0円

ここから保険料計算
均等割が48,000円なら7割減で14,400円になります。

被保険者数が合計3人なので、年間の保険料は

14,400円1人あたりの均等割 × 3人 = 43,200円1年間の保険料

となります。家族3人の保険料合計が1年間で43,200円になります。

※保険料が所得割と均等割だけの場合。所得は0円なので所得割も0円となります。

※保険料の減額には手続きなどの申請の必要はありません。ただし、給料や年金以外に所得がある方などは前年の所得を申告する必要があります。確定申告をしている方は除く。

無職のときの保険料はどれくらい?

株の利益と国民健康保険料

特定口座(源泉徴収あり)で課税関係を終了した株の利益については「所得割額・均等割額の減免の計算のもとになる所得」に含まれません。

したがって、特定口座(源泉徴収あり)で利益があっても、それ以外に所得がなければ均等割は減額されます。

注意
※ただし、特定口座(源泉徴収あり)でも損益通算繰越控除を行った場合は「所得割額・均等割額の減免の計算のもとになる所得」に含まれます。
年金の減額・免除

所得が少ない方は国民年金が減額・免除されます。所得の少なさに応じて、全額免除~1/4免除が適用されます。
※ただし、申請が必要です。

免除申請を行えば、保険料を払っていないから年金がもらえないという事態を避けることができます。くわしくは以下のページで説明しています。

注意
※失業手当(基本手当)・児童手当・児童扶養手当・遺族年金・障害年金などは非課税所得なので審査の所得に合計されません。
株の利益と年金の減免

特定口座(源泉徴収あり)で課税関係を終了した株の利益については「国民年金の減免の計算のもとになる所得」に含まれません。

したがって、特定口座(源泉徴収あり)で利益があっても、それ以外に所得がなければ国民年金は全額免除されます。

注意
※ただし、特定口座(源泉徴収あり)でも損益通算繰越控除を行った場合は「国民年金の減免の計算のもとになる所得」に含まれます。

今回のコラムはここまでです。減免についてわかっていただけましたか?