所得税・住民税関連
更新日:2022年10月29日
扶養控除の書き方(年末調整の記入例)
扶養控除の申請をするには給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の該当箇所に記入して提出しなければなりません。2022年度(令和4年)の記入例は以下に示したとおりです。

※申告書は年末調整の時期に勤務先から配布されます。
※年末調整の書き方については2022年末調整の書き方を参照。
扶養控除の記入例
▶扶養控除を申請する場合は以下の青枠の中を記入してください。
記入手順1:氏名等を記入する
▶16歳以上の親族を扶養している場合はその親族の氏名を記入する。
※1人の親族にたいして複数人が申請することはできません。たとえば、夫婦が共に1人の子供にたいして扶養控除を申請することはできません。
▶個人番号は勤務先によって記入しなくてよい場合があります。
扶養している親族が19歳以上23歳未満の場合は特定扶養親族にチェックをつける。
※扶養している親族が70歳以上の場合は同居老親等にチェックをつける。
※扶養している親族が70歳以上で同居老親等以外の場合はその他にチェックをつける。

▶扶養している親族がアルバイトなどをしており所得がある場合は所得見積額の項目に金額を記入する。
※正確な金額がわからなければ1年間の見込み額でOK。
※収入が給料だけなら給与所得を記入してください。アルバイトなどの給与所得についてはこちらで計算できます。

▶扶養している親族が非居住者の場合は該当箇所に〇をつける。
▶非居住者である場合は生計を一にする事実の箇所に送金額等を記入する。
※非居住者とは国内に住所をもっておらず、1年以上国内に住んでいない方をいいます。


扶養親族の収入が給与収入のみである場合、収入100万円なら所得は45万円になります。収入が55万円以下なら所得は0円になります。
※給与所得については給与所得とは?を参照。
※給与所得の金額についてはこちらで計算できます。
※扶養控除については扶養控除とは?養う家族がいると税金が安くなる?を参照。アルバイトをする子供がいる親は知っておきましょう。
記入手順2:住所を記入する

▶扶養親族の住所をそれぞれ記入する。
▶異動月日及び事由には就職・離婚・死亡など扶養控除の適用に変更があった場合などにその事由と日付を記入する。基本的には空欄でよい。

※扶養控除については扶養控除とは?養う家族がいると税金が安くなる?を参照。アルバイトをする子供がいる親は知っておきましょう。

扶養控除についての記入はここまでです。ほかにも記入する箇所があるのか不安な方は「2022年 年末調整の書き方」ページでチェックしておきましょう。
※年末調整の書き方については2022年末調整の書き方を参照。

また、生命保険やiDeCoなどの掛け金を支払っている方は保険料控除申告書への記入も忘れないようにしましょう。
保険料控除申告書の書き方を参照。