年末調整とは、給料をもらっているひとが「年末に税金の調整を会社にしてもらう」ための大切な手続きのことです。なので、年末調整をしていない場合には「税金を納め過ぎている」状態になってしまいます。
この場合、確定申告をしなければ支払い過ぎた税金は返ってきません。
したがって、年末調整をしていないサラリーマンやアルバイトは確定申告をして支払いすぎた税金を返してもらいましょう。
通常、1年間(1月~12月まで)の収入について確定申告をするときは翌年2月16日~3月15日のあいだに申告することになりますが、年末調整をしておらず、税金を納めすぎている場合、確定申告(税金を返してもらう手続き)は翌年1月1日以降から受け付けてもらえます。
たとえば、2019年1月~12月までの収入における税金を返金してもらう場合は2020年の1月以降に確定申告をすればOKです(5年以内までなら返金を受け付けてくれます)。
サラリーマンやアルバイトなどの確定申告は源泉徴収票があればとてもかんたんに出来ます。
今はネットでかんたんに申告書を作成できるので、サラリーマンやアルバイトなど今まで一度も確定申告したことがないという方もやってみましょう。
作成した申告書を税務署に郵送すれば確定申告は完了します。なので、もし確定申告をするのが不安な方はためしにテキトーに金額を入力して申告書作成の練習をしてみてもいいかもしれません。
以下の作成手順を参考にして確定申告書を作成してみましょう。
サラリーマンなどが会社を退職した場合は、今まで加入していた社会保険を脱退することになるので、新しく国民健康保険に加入する手続きをしなければいけません。
国民健康保険の運営はお住まいの市区町村が行っているので、これから国保に加入する方はお住まいの役所で手続きをしましょう。
さらに、厚生年金から国民年金へ新しく加入することになるので、同じくお住まいの役所で手続きを行いましょう。
ここまで説明したように、年末調整を忘れてしまった方は確定申告をすることで税金がキャッシュバックされるので申告をすることをオススメします。
また、税金を返してもらう場合の確定申告をする時期は決まっており、今年1年間(1月~12月まで)の収入について申告するときは翌年1月1日以降に申告することになります。5年以内に申告すれば税金は戻ってくるので、申告をするまでは源泉徴収票を無くさないようにしましょう。