所得税・住民税関連
更新日:2021年11月19日
ここでは確定申告とはなにか、確定申告の期間や必要になるケースなどについて説明しています。
確定申告とは?の目次


確定申告とは?
確定申告とは、税金(所得税)の申告をする手続きのこと。

毎年1月1日から12月31日までの1年間の所得について所得税を計算し、確定申告書を提出することで申告・納税する手続きです。また、源泉徴収された所得税との過不足を精算する手続きも確定申告により同時に行います。


サラリーマンやアルバイトをしている人にはあまりなじみのない確定申告ですが、サラリーマンなどでも必要になるケースにあてはまることがあります。

確定申告について何も知らない方はどんなことをする手続きなのか今のうちに知っておくことをオススメします。

このページの要点

  • サラリーマンやアルバイトなどは基本的に確定申告をする必要はない。

  • 副業やギャンブルをしている場合は確定申告が必要になるときがある。

  • 確定申告をする時期は毎年2月16日~3月15日まで。

  • 税金を返してもらう場合は1月1日から申告できる。

  • 確定申告をしないと罰金などのペナルティが与えられる場合がある。

では最初に、確定申告を行う時期について下記で説明していきます。確定申告をする時期は決まっているので覚えておきましょう。


確定申告の期間
今年1月1日~12月31日までの稼ぎについての確定申告の期間は翌年2月16日~3月15日までの間です(コロナの影響により、2021年に行う確定申告については4月15日まで延長)。

期間を過ぎても申告することはできますが延滞金などが加算される場合があるので注意しましょう。


ただし、払い過ぎた税金を返してもらう場合の確定申告については特に期間はなく、翌年1月1日からいつでも申告することができます。
※たとえば、2020年1月~12月までの収入における税金を返金してもらう場合は2021年の1月以降に確定申告をすればOKです(5年以内までなら返金を受け付けてくれます)。
個人事業主や自営業などの確定申告は?
フリーランスや自営業などといった個人事業主の方は基本的には確定申告をすることになります。

収入や所得がないとき(または所得が48万円以下のとき)には課税所得が0円となるので所得税が発生しませんが、たとえ収入や所得が無くても確定申告をしておかなければ損するケースがあります。
所得については所得とは?を参照。

こんなときは確定申告しないと損してしまうかも
赤字が出たとき
赤字が出たときに翌年に繰り越せば節税できますが、確定申告をしなければ赤字を繰り越せないので翌年に利益を得たときに税金が余計にかかることになります。
※ただし、赤字を繰り越す場合には青色申告をする必要があります。
所得が少ないとき
所得が少ない場合に確定申告をすると翌年の国民健康保険料が軽減されます。所得が0円(世帯の所得の合計が43万円以下)なら保険料が最大7割減となりますが、確定申告をしなければ所得が0円だということを判断できないので一定の保険料を徴収されることになります。
確定申告が必要になるひとは?サラリーマンなども?
自営業やフリーランスなどの個人事業主は確定申告をして所得の有無を報告する必要があるので、基本的には確定申告をする必要があります。

給与所得者(サラリーマンやアルバイトなど)の多くは、源泉徴収年末調整で所得税を納付しているので確定申告は不要です。

ただし、以下に示すようなとき(所得税を納め過ぎている場合や給料のほかに副業などで年間の所得が20万円を超える場合)は確定申告をする必要があります。
所得については所得とは?を参照。

確定申告が必要な状況に自分があてはまるかチェックしておきましょう。

個人事業主のほかにもサラリーマンや年金をもらっている方で確定申告が必要になる場合


個人事業主の場合
個人事業主の方は基本的に確定申告が必要になります。
個人事業主は青色申告または白色申告をすることになります。


サラリーマンやアルバイトなどの場合

給料のほかに副業などの利益が20万円を超える方
くわしくは副業すると税金はいくら増える?を参照。

給料のほかにギャンブル収入が90万円を超える方
くわしくはギャンブルで勝った!確定申告しないとダメ?を参照。

給与収入が2000万円を超える方

給料を2つの勤務先から受けており、年末調整されなかったほうの給料が1年間で20万円を超えているとき
くわしくはダブルワークの税金や社会保険をわかりやすく解説を参照。

給料を手渡しでもらっており、年収103万円を超えているのに源泉徴収も年末調整もされていないとき
くわしくはアルバイト先からの給料が手渡し…税金はかかる?を参照。

など。
給与を1ヶ所から受けており、そのほかの各種所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が1年間で20万円を超える場合
※給料以外の収入がフリマなどの雑所得の場合については副業はいくらから税金がかかる?いくらまで0円?を参照。
※給料以外の収入がギャンブルなどの所得の場合についてはギャンブルで勝った!税金はいくらかかる?確定申告しないとダメ?を参照。
給与を2ヶ所以上から受けており、年末調整されなかった給与の収入金額と、そのほかの各種所得金額(給与所得、退職所得を除く)との合計額が1年間で20万円を超える場合
※給与収入の合計額(年末調整をした主たる給与と年末調整をしていない2ヶ所目の給与)から、所得控除の合計額(雑損控除、医療費控除、寄附金控除及び基礎控除を除く)を差し引いた金額が150万円以下で、さらに各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円以下の方は、申告は不要です。
くわしくはダブルワークの税金や社会保険をわかりやすく解説。を参照。


年金をもらっている方の場合
年金収入が400万円を超える方

年金以外の所得(たとえば雑所得や給与所得など)が1年間で20万円を超える方
くわしくは年金をもらいながら働いて給料も貰っている人は確定申告は必要?を参照。

※参照:国税庁の確定申告が必要な方

上記のように、サラリーマンなどの方でも確定申告が必要になるときがあるので注意してください。とくに副業をしてお金を稼いでいる方は覚えておきましょう。

では次に、確定申告をするとお金が戻ってくる場合について下記で説明していきます。気になる方はチェックしておきましょう。


確定申告をするとお金がもどってくる場合がある?
確定申告は「1年間の所得を申告して税金を納める手続き」と説明しましたが、税金を納めすぎている場合は確定申告をすることで税金がキャッシュバックされます。


どんなひとが「税金を納めすぎている場合」に該当するのかというと、年末調整をしていないアルバイトやサラリーマンや1年間に医療費をたくさん支払った方などが該当します。


たとえばアルバイトをしていても年収103万円以下の方は所得税が0円になりますが、年末調整をせずにそのままにしていると給料から税金が引かれたままになってしまう場合があります。こんなときは確定申告をすると給料から引かれた税金がキャッシュバックされます。


また、退職して年末調整を受けていないサラリーマンなども確定申告をすると税金がキャッシュバックされる場合があります。
※年末調整を受ける前に退職した方は本来納めるはずの税金額よりも多く納めている場合が多いため。


ほかにも下記のようなときは税金を納めすぎている場合があるのでサラリーマンやアルバイトの方でも確定申告をすることをオススメします。
※確定申告をしなくても問題ありませんが、その場合は税金が戻ってきません。

こんなときは確定申告をすると税金がキャッシュバックされる
年末調整を受けていないために源泉徴収による納税額が必要以上になっているとき
くわしくは以下のページを参照。
アルバイト先に年末調整を出し忘れた…
退職して年末調整を受けていないひとは確定申告するの?
退職して年末調整を受けていないとき
くわしくは退職して年末調整を受けていないひとは確定申告するの?を参照。
災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除
多額の医療費を支出したとき(医療費控除

など。

確定申告のやりかたは?
今はネットでかんたんに確定申告書を作成することができます。以下のページでサラリーマンの場合や個人事業主の場合などそれぞれ確定申告の手順を説明しています。

ほかにも、ギャンブルで大金を稼いだ方や副業などで所得がある方などは以下のページをチェックしておきましょう。

確定申告のやり方はサラリーマンもパート・アルバイトも個人事業主も一緒です(ネットで確定申告書へ記入して提出する)。確定申告をする方は以下のリンクを参照してください。確定申告のやり方をそれぞれの場合によって載せています。

確定申告をしないとペナルティがある?
ここまで説明したように、確定申告とは1年間の収入を申告して所得税を納める手続きです。


サラリーマンやアルバイトの方は確定申告をする機会が少ないと思いますが、副業やギャンブルをしているひとは確定申告が必要になる場合があるので、自分が確定申告をする必要があるのか上記のまとめを見てしっかり把握しておきましょう。


確定申告をしなきゃいけないのに無視してそのままにしていると、通常の税金に罰金(無申告加算税や延滞税など)が上乗せされて多くの金額を支払うことになるので注意しましょう。