年金・保険関連
更新日:2021年1月22日
ここでは遺族年金とはなにか、遺族年金のもらえる条件などについて説明しています。
遺族年金とは?の目次



遺族年金とは?
遺族年金とは、一家の働き手の方などが亡くなられたとき、ご家族に給付される年金です。遺族年金には、遺族基礎年金と遺族厚生年金があります。

➊遺族基礎年金とは
国民年金に加入中の方が亡くなったとき、その方によって生計を維持されていた「子のある配偶者」または「子」に遺族基礎年金が給付されます。
➋遺族厚生年金とは
厚生年金に加入中の方が亡くなったとき、その方によって生計を維持されていた遺族に遺族厚生年金が給付されます。
※「生計を維持されていた方」とは、同居しており(別居していても、健康保険の扶養親族である等であれば認められる。)、前年の収入が850万円未満である方が該当します(または所得が655万5千円未満)。
※年金制度についてはこちらのコラム年金制度ページを参照。
※国民年金については国民年金とは?を参照。
※厚生年金については厚生年金とは?を参照。
遺族年金のもらえる要件
遺族年金は、受給要件を満たすことで受給対象者のいずれかに給付されます。以下表1に遺族年金の受給要件および遺族年金をもらえる遺族を示します。
初診日
障害の原因となった病気やケガについて、初めて医師等の診療を受けた日をいいます。

➊遺族基礎年金の受給要件

次の1~4いずれかにあてはまったとき給付されます。

  1. 国民年金の被保険者である間に死亡したとき
  2. 国民年金の被保険者であった60歳以上65歳未満の国内に住所を有する方が死亡したとき
  3. 老齢基礎年金の受給権者であった方が死亡したとき
  4. 老齢基礎年金の受給資格期間が25年以上ある方が死亡したとき

ただし、上記1, 2の場合、死亡した方について下記の保険料納付要件を満たす必要があります。


もらえる遺族

  • 子のある配偶者

※子(孫)とは次のいずれかにあてはまる方に限ります。また、いずれも婚姻していないことが必要。
●死亡当時、18歳になった年度の3月31日を経過していないこと
●20歳未満で障害等級1級または2級の状態にあること

➋遺族厚生年金の受給要件

次の1~5いずれかにあてはまったとき給付されます。

  1. 厚生年金の被保険者が死亡したとき
  2. 厚生年金の被保険者期間に初診日がある傷病が原因で初診日から5年以内に死亡したとき
  3. 1級・2級の障害厚生(共済)年金を受けとっている方が死亡したとき
  4. 老齢厚生年金の受給権者であった方が死亡したとき
  5. 老齢厚生年金の受給資格期間が25年以上ある方が死亡したとき

ただし、上記1, 2の場合、死亡した方について下記の保険料納付要件を満たす必要があります。


もらえる遺族
死亡した方によって生計を維持されていた以下のいずれか優先順位が高い方(優先順位1→7)

  1. 子のある妻または子のある55歳以上の夫
  2. 子のない妻(30歳未満は5年間の有期給付)
  3. 子のない55歳以上の夫(受給開始は60歳から)
  4. 55歳以上の父母(受給開始は60歳から)
  5. 55歳以上の祖父母(受給開始は60歳から)

※子(孫)とは次のいずれかにあてはまる方に限ります。また、いずれも婚姻していないことが必要。
●死亡当時、18歳になった年度の3月31日を経過していないこと
●20歳未満で障害等級1級または2級の状態にあること

保険料納付要件
次の1.もしくは2.のいずれかを満たすこと

  1. 死亡日の含む月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 死亡日に65歳未満であり、死亡日の含む月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がないこと(死亡日は令和8年4月1日前にあること)



もらえる金額
亡くなられた方の遺族へ、以下の表2に示した金額が年金として給付されます。また、遺族が子のある配偶者または子の場合は、遺族基礎年金もあわせて給付されます。
 

表2 遺族年金の給付額
遺族年金の金額
※たとえば、勤務年数20年の会社員(平均月収30万円、配偶者有り、子が2人)が亡くなった場合、子のいる配偶者が受けとる遺族年金は年間約160万円となります。
遺族年金は非課税?
遺族年金は非課税なので、遺族年金による収入には所得税や住民税はかかりません。
遺族年金は5年以内に申請しないとだめ?
遺族年金には時効があります。遺族年金が受け取れるようになってから5年以内に受給申請をしなければ遺族年金が受け取れなくなってしまいます。
※年金制度についてはこちらのコラム年金制度ページを参照。
※国民年金については国民年金とは?を参照。
※厚生年金については厚生年金とは?を参照。

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