介護保険ってなに?

学生を対象にした介護保険について学ぶための教材(子供向け・何も知らない大人向け)。授業等でご活用ください。

ここでは国が提供している介護保険について
説明しています。
目次

介護保険ってなに?

介護かいご保険はだれのため?

介護保険とは、介護を必要とするひとのための保険です。

おとしよりが増えている日本では、介護保険に関わるひとも増えています。

誰が加入する?

介護保険は40歳以上

介護保険は40歳になると必ず加入することになります。
※40歳以上のひとは全員です。おじいちゃんおばあちゃんも加入します。

保険料はいくら?

保険料もかかる

40歳になって介護保険に加入すれば保険料がかかります。
おじいちゃんになっても介護保険料はかかります。
※介護保険料は年金保険や医療保険と比べるとそこまで高額ではありません。

介護保険って何のためにある?

介護サービスが安く受けられる。

介護保険は介護を必要とするひとのための保険です。

介護保険があれば介護サービスを安く受けることができます。

利用料は人によって違う?

介護保険があれば介護サービスの利用料は安くすみます。
※通常は料金の1割ですむ。

ただし、高齢でも年金をたくさんもらっている人などは利用料が高くなります。
※料金の2~3割を負担しなければいけない。

誰でも利用できるわけではない

介護サービスは認められたひとだけ。

介護サービスを受けられるのは「介護が必要」と認められたひとだけです。
※からだに何も問題ない人は受けられません。

介護が必要なひとは町に申請する

介護サービス利用までのながれ

介護サービスを利用するには「介護が必要かどうか」住んでいる町に申請をしなければいけません。
申請をしたあと、お医者さんやケアマネージャーさんが見て、介護が必要か判断します。
※判定は介護認定審査会がおこないます。

「介護が必要」と判定されれば、介護サービスを利用できるようになります。
※要介護認定を受けると、そのひとの状態から「7段階の介護度」に分けられます。一番悪い状態(介護なしには日常生活は不可能な状態)は「要介護5」となります。

ケアマネージャーさんがそのひとにあった「ケアプラン」※を考えてくれます。
※どんな介護サービスを受けるかなどのこと。

まとめ(介護に使われるお金は?)
現在、介護に使われているお金は1年間で約11,000,000,000,000円(11兆円)です。そして、その金額は毎年ふえています。
※1年間に使われるお金はこちらの記事を参照。

日本ではお年寄りの人口が増えているため、介護だけでなく、医療費も増えていっています。

介護保険は介護を受けるひとのためにある保険ですが、できることなら介護が必要にならないほうがいいに決まっています。
※介護保険が必要ない世の中が理想的です。

80歳90歳になっても健康でいれば、自分の力で歩いたり食事ができたり自分の生活が豊かになります。そして、医療費や介護費をつかわないことで、若い人たちの負担も少なくなります。
※若い人たちが負担する保険料が少なくなります。

もし、自分の近くにおじいちゃんやおばあちゃんがいるなら、「ずっと健康でいてね」と言ってあげてください。お年寄りの人たちの健康が、若者のため、社会のためにつながります。
※内容に関するご意見・ご感想についてはお問い合わせにて受け付けています。
※年金や税金などについては下記のページで説明しています。

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