従たる給与とは、主に働いている勤務先からもらう給料ではなく、別の勤務先からもらっている給料のことをいいます。
たとえば、本業がサラリーマンであり、副業としてアルバイトをしている場合には「アルバイト先の給料」が従たる給与となります。
したがって、ダブルワークなどをしておらず、従たる給与についての扶養控除等申告書を提出していない人は「年末調整の従たる給与の項目」は関係ありません。
主な勤務先のほかにもアルバイトやパートをかけもちしている場合、年末調整は主に勤めている職場でのみ行うことになります。
2つの職場で行わないように気をつけましょう。
※どちらの職場でも年末調整を行ってしまうと所得控除が重複して適用されてしまうため、本来の税額よりも少なくなってしまう場合があります。
確定申告とは簡単に説明すると、1年間の稼ぎを申告して税金を納める手続きのことです。
アルバイトやパートをかけもちしている場合には基本的に確定申告が必要です。片方の年末調整だけでは正確な税額が計算されないため、確定申告により税金を納めなければなりません。
しかし、副業が禁止されている職場で働いている場合、確定申告をするとダブルワークをしていることがバレてしまう可能性があります。
※なぜバレてしまうのかについてはこちらのページで説明しています。
なので、確定申告をしなくてもいいように以下の条件にあてはまるように稼ぐ金額を調整することをオススメします。
※勤務先が2ヶ所以上ある場合の確定申告のやり方はこちらで説明しています。
ここまで説明したように、年末調整の従たる給与の項目についてはダブルワークをしている人以外はとくに気にする必要はありません。
今回のコラムはここまでです。従たる給与についてわかっていただけましたか?