社会保険はいつから加入する?パートやアルバイトもすぐ加入?

2021.07.21 更新
会社員はもちろん、パートやアルバイトでも条件を満たせば社会保険に加入することになります。この記事では社会保険にはいつから加入するのかについて説明していきます。
この記事の目次
社会保険に加入する予定だけど、いつから加入するの?

サラリーマンやアルバイトなどのように、会社に雇われているひとに関係してくる社会保険ですが、加入するタイミングが多少異なります。


正社員は入社日に社会保険に加入することになります。


パートやアルバイトをしている方については社会保険の加入条件を満たしたときから加入することになります。


社会保険に加入するつもりのアルバイトなどの方は下記で説明する加入条件をチェックしておきましょう。

2か月以内の雇用契約だと社会保険に加入できない

雇用契約が2か月以内の短期の場合には条件を満たしても社会保険に加入できません。加入するには雇用契約の期間が2か月を超えていなければなりません。

加入した月から保険料が発生する?

社会保険料は月末に加入したとしてもその月の社会保険料(1ヶ月ぶん)がかかることになります。たとえば、入社日が3月末なら翌月に3月分の社会保険料を支払うことになります。

社会保険に加入する条件ってなに?

社会保険に加入するには働く時間などの一定条件を満たす必要があります。

つまり、アルバイトでも働く時間が多かったりすると社会保険に加入することになります。

社会保険に加入するには以下の条件Ⓐもしくは条件Ⓑを満たす必要があります。

条件Ⓐ働く時間と日数

次の2つ(労働日数・労働時間)にあてはまったとき、収入にかかわらず社会保険の被保険者になります。
※社会保険が適用されている職場に限ります。
:一般社員の労働時間が週40時間で勤務日数が月22日のとき、アルバイトの方は何時間働くと加入する?

この場合、あなたがアルバイトで週30時間以上、月16.5日以上働くと上記の社会保険の加入条件➊と➋を満たすので、社会保険に加入することになります。
※勤務先によっては上記よりも働く時間が短い場合でも加入することがあるので確認しておきましょう。

条件Ⓑ給料が8.8万円以上など
上記の条件Ⓐを満たしていない短時間勤務のアルバイトでも以下の要件1~5をすべて満たすとき社会保険(健康保険・厚生年金)の被保険者となります。
パートやアルバイトをする学生以外の方は以下の条件をしっかりチェックしておきましょう。

勤務時間が短いひとの社会保険の加入要件1~5

  1. 週の所定労働時間が20時間以上であること
  2. 雇用期間が継続して1年以上見込まれること
  3. 月額賃金が8.8万円以上であること(年収約106万円)
    ※深夜割増分は含みません。
  4. 学生でないこと
  5. 特定適用事業所(常時500人を超える被保険者を使用する企業)に勤めていること
  6. ただし、次の①または②にあてはまる、被保険者が常時500人以下の事業所については適用対象となります。
    ①.労使合意(働いている方々の2分の1以上と事業主が社会保険に加入することについて合意すること)に基づき申出をする法人・個人の事業所
    ②.地方公共団体に属する事業所

注意:上記の5にあてはまらない場合は?
上記の5にあてはまらないような中小規模な会社で働いている場合は加入条件を満たしません。

なので、このような場合は上記で説明した加入条件Ⓐが適用されます。中小規模の会社で働いている方は上記の加入条件Ⓐをチェックしておきましょう。

社会保険に加入すると保険料はどれくらい払うことになるの?

今まで社会保険に加入していなかった方が勤務先で社会保険に加入すると保険料はどれくらいになるのでしょうか。

以下に保険料の例を示します。パートやアルバイトなどの方は参考にしてみてください。

社会保険に加入した場合に支払う保険料は?

1年間の収入が106万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約15万円(月額約13,000円)になります。
※手取りは1年間で約90万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が115万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約17万円(月額約14,000円)になります。
※手取りは1年間で約98万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が130万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約19万円(月額約16,000円)になります。
※手取りは1年間で約109万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が150万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約21万円(月額約18,000円)になります。
※手取りは1年間で約123万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。



1年間の収入が200万円のとき
勤務先の社会保険に加入した場合の保険料は年間で合計約29万円(月額約24,000円)になります。
※手取りは1年間で約161万円になります。
※保険料はこちらのページでシミュレーションを行いました。

今まで国保に加入していた場合は脱退手続きを忘れずに

勤務先の社会保険へ加入したことによって国保から社会保険に変更したときは、お住まいの市区町村の役所で今まで加入していた国民健康保険を脱退するための手続きを行う必要があります。

再就職などで国保から社会保険に加入する場合は以下のものを揃えて、お住まいの市区町村にて手続きを行いましょう。

国民健康保険の脱退の届け出には期限があります。その期限は原則、就職などで変更があってから14日以内です。

届け出はなるべく早めに済ましておきましょう。

手続きに必要なものは?

  • 印鑑
  • 世帯主と加入される方全員のマイナンバーが確認できるもの
    ※マイナンバーカードまたは通知カードなど
  • 手続きをする方の本人確認ができるもの
    ※マイナンバーカード、運転免許証など
  • 新しく加入した社会保険(健康保険)の保険証
    ※扶養家族のぶんも含みます。
  • 今まで加入していた国保の保険証
    ※切り替えた家族のぶんも含みます
ここまでのまとめ

ここまで説明したように、正社員以外にもパートやアルバイトの方も社会保険に加入する対象であり、勤務時間などの加入条件を満たしたときから社会保険に加入することになります。

また、社会保険は加入日が月末だとしてもひと月分の保険料がかかることを覚えておきましょう。

社会保険に加入すれば保険料を支払うことになるので下記のシミュレーションでどれくらいの金額になるかザッと把握しておきましょう。

また、今まで国保に加入していた方が社会保険に加入したときは脱退の手続きをするのも忘れないようにしましょう。
※くわしくは上記で説明しています。

保険料を二重に請求されてしまう可能性があるので社会保険に加入した方は早めに国保の脱退の手続きをしてください。