年金制度は「歳をとったとき、障害を負ったとき、遺族になったとき」にわたしたちに年金を給付してくれます。
では、いったい1年間でどれくらいの金額が年金制度に使われているのでしょうか。この記事では1年間の年金制度の財政について説明していきます。
※学生向けの教科書(年金など)については税金や保険を学ぼうを参照。
年金制度について簡単に説明すると、歳をとったときや障害が残ったとき、亡くなったときの生活を国民みんなで支えようという考えのもと作られた制度です。
老後の年金はもちろん、障害を負ったときや一家の働き手が亡くなって遺族になったときに年金を給付してくれます。
1年間でどれだけの金額が年金制度に使われているのでしょうか。下の図に年金制度の財源と支出を示します。
なんと、その金額は約50兆円。
学生向けの教科書(年金など)については税金や保険を学ぼうを参照。
このように年金制度の財源にはわたしたち国民が支払う保険料のほかにも年金積立金の運用収入や国庫等負担(税金など)があり、これら約50兆円を財源として年金制度は運営されています。
「老後にもっと年金がほしい!もっと手厚くしてほしい!」と思う方もいるでしょう。しかし、手厚くしてほしいのなら今よりも税金や保険料の負担が増えるかもしれません。それをどうしていくのかについては私たち国民が考えていかなければなりません。
ですが、「年金制度に使われている金額は年間約50兆円」と金額を見せられても「なんか現実味が無くてよくわからない」と思います。なので「これだけの金額がつかわれている」ことを知っておくだけで大丈夫です。とりあえず知っておくことが大事ということです。
学生向けの税金・保険等の教科書についてはこちらを参照
今回のコラムはここまです。年金制度の費用についてなんとなくわかっていただけましたか?