仕事を失ったひとを援助したり、育休を取ったひとへお金を支給したりなど雇用保険の給付にはいろいろありますが、いったい1年間でどれくらいの金額が雇用保険制度の運営に使われているのでしょうか。
この記事では1年間の雇用保険制度の財政について説明していきます。
※学生向けの教科書(保険など)については税金や保険を学ぼうを参照。
まず、雇用保険制度について簡単に説明すると仕事を失ったときなどにお金等を支給してくれる制度です。
また、子どもや介護のために休んだときにお金を支給してくれるのも雇用保険なんです。
1年間でどれだけの金額が雇用保険制度に使われているのでしょうか。下の図に雇用保険制度の財源と支出を示します。
なんと、その金額は約2兆円。
学生向けの教科書(保険など)については税金や保険を学ぼうを参照。
仕事を失った方へお金を支給してくれる基本手当や子どもや介護のために仕事を休んだ方へお金の支給など、雇用保険はわたしたちの生活上の不安を軽くしてくれています。
また、「失業者にもっと手厚い保障をしてほしい!」などの要望が多くなれば、今よりも税金や保険料の負担が増えるかもしれません。それをどうしていくかはわたしたち国民が考えていかなければなりません。
ですが、「雇用保険制度には年間約2兆円かかってる!」のように金額を見せられても「なんか現実味が無くてよくわからない」と思います。なので「これだけの金額がつかわれている」ことを知っておくだけで大丈夫です。とりあえず知っておくことが大事ということです。
学生向けの税金・保険等の教科書についてはこちらを参照
今回のコラムはここまです。雇用保険制度の費用についてわかっていただけましたか?