育休中に副業やアルバイトをしたら給付金は減る?減額されない?

2021.09.03 更新

育休中も働いたり、副業などでお金を稼ぎたい人も多くいます。この記事では育休中の就労等(育休中もアルバイトなどをしてもいいのか)について説明していきます。
目次
育休中にアルバイトしてもいいの?

育休中にアルバイトをするのは違反ではありません。

ただし、働く時間などによっては給付金が減額されたりするので、給付金をもらいながら賃金をもらう方はどんなときに減額されるのかチェックしておきましょう。

この記事の要点

  • 勤務先で賃金を受ける場合は働く時間によって減額または支給停止する

  • 別の勤務先でアルバイトなどをする場合は給付金は減額しない

  • 副業で雑所得を稼ぐ場合は給付金は減額しない
育休中にもらえる給付金は減る場合もある?

雇用保険に加入している人が育休を取得した場合、育児のための給付金が支給されます。休んでいる間もお金がもらえるので申請を忘れないようにしましょう。


ただし、育休中も勤め先から賃金を受けるときは、給付金が減額または支給停止される場合があるので注意しましょう。


どれくらい働くと給付金が減額されるのかについては下記で説明しているのでチェックしておきましょう。

勤め先から賃金を受ける場合は減額する?

育休中に給付金をもらいながら勤め先で働いて賃金を受ける場合、支給額が以下のように減額または支給停止してしまいます。
したがって、減額されたくない場合は働く時間などを調整しましょう。

※また、80時間を超えて働くと給付金の支給はストップします。

どれくらい賃金を受けると減額する?
たとえば、あなたが育休する前(休業開始時)の賃金日額が8,000円(賃金月額は24万円)の場合、給付金の支給額はどうなるかシミュレーションしてみましょう。

育休中に仕事をせず賃金をもらっていない場合(賃金月額の30%以下)
この場合は給付金は減額されません。以下の金額が給付金として支給されます。

支給額 = 8,000 × 30日 × 50% = 120,000円

※最初の6か月は67%(約16万円)支給されます。
育休中に賃金が15万円支払われた場合(賃金月額の30%超~80%未満)
この場合は以下のように給付金が減額されてしまいます。

支給額 = 192,000 - 150,000 = 42,000円

※賃金月額の80% = 8,000 × 30 × 80% = 192,000円
育休中に賃金が20万円支払われた場合(賃金月額の80%以上)
この場合、給付金は支給ストップします。

他社でアルバイトをする場合は給付金が減らない?

育休中に給付金をもらいながら他社でアルバイト等をして賃金を受ける場合には給付金が減額されません。


ただし、80時間を超えて働くと給付金の支給はストップするので気をつけてください。


また、ダブルワークをする場合は「本業の勤め先が副業やダブルワークを禁止している」場合があるので注意してください。なので、他社でアルバイトをする場合には本業の勤め先がダブルワークを禁止していないか確認しておきましょう。
※会社の規則によって減給や解雇などされる場合があるので気をつけましょう。

ダブルワークは確定申告が必要?

本業とは別の勤務先でアルバイトをするような場合、基本的には自分で確定申告をして税金を納めなければなりません。ただし、以下の条件にあてはまれば確定申告をする必要はありません。

副業が禁止されているような会社に勤めていながらダブルワークをする場合には以下のように確定申告をしないで済むように稼ぐ金額を調整することをオススメします。

※確定申告をするとダブルワークをしていることがバレてしまう可能性があるので注意しましょう。
※勤務先が2ヶ所以上ある場合の確定申告のやり方はこちらで説明しています。





確定申告が必要ない条件
2つ以上の職場をかけもちしている方でも以下の条件のどれかにあてはまるときには確定申告をする必要はありません

  • 給料を2つ以上の勤務先から受けており、年末調整されなかったほうの給料が1年間(1月~12月まで)で総額20万円以下のとき
  • 勤務先の給料の合計が1年間(1月~12月まで)で150万円以下のとき

参照:国税庁の給与所得者で確定申告が必要な人ページ

フリマやブログ・YouTubeなどの副業なら給付金が減らない?

育休中にフリマやハンドメイド商品の販売などの副業をして稼ぐ場合には給付金が減額されません。
※他社でアルバイトなどをする場合は上記で説明しています。


ただし、「本業の勤め先が副業を禁止している場合」があるので副業をしてお金を稼ぐときは注意しなくてはいけません。


なので、副業をする場合には本業の勤め先が副業を禁止していないか確認しておきましょう。
※会社の規則によって減給や解雇などされる場合があるので気をつけましょう。

副業したときは確定申告は必要?

副業で利益を得たとき、基本的には自分で確定申告をして税金を納めなければなりません。ただし、以下の条件にあてはまれば確定申告をする必要はありません。

副業が禁止されているような会社に勤めている場合には以下のように確定申告をしないで済むように稼ぐ金額を調整することをオススメします。

※副業がバレたくない場合は確定申告をしても副業が会社にバレるのを回避?ポイントは1つを参照。

確定申告が必要ない条件
副業の利益(雑所得)が1年間(1月~12月まで)で20万円以下なら申告をしなくてもいい決まりになっています。したがって、自分で税金の申告をするのが面倒なひとは雑所得を20万円以下に調整しておくことをオススメします。

※厳密には、給与を1ヶ所から受けており、そのほかの各種所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円以下の場合。
※経費は0円としています。雑所得の計算式などは雑所得とは?を参照。
副業をしている人の確定申告の手順についてはこちら

雑所得(雑多な収入で利益)がある方の確定申告は?

ここまでのまとめ

ここまで説明したように、育休中に給付金をもらいながらアルバイトなどをすることは違反ではありません。

ただし、働く時間によっては給付金が減額または支給停止するので育休を取っている方は気をつけましょう。

育休を取得して給付金をもらいながらお金を稼ごうとしている方は下記のことを覚えておきましょう。

まとめ

  • 給付金をもらいながら勤務先で賃金を受ける場合は働く時間によって減額または支給停止する
    ※くわしい時間などについては上記で説明しています。

  • 給付金をもらいながら別の勤務先でアルバイトなどをする場合は給付金は減額しない
    ※くわしくは上記で説明しています。働く時間が80時間を超えると支給停止します。

  • 給付金をもらいながら副業で雑所得を稼ぐ場合は給付金は減額しない
    ※本業の勤め先が副業を禁止している場合があるので注意してください。確定申告が必要ない場合などについては上記で説明しています。

育休中に給付金をもらいながらお金を稼ごうとしている方は上記のことを覚えておきましょう。働く場合は体調に気をつけてほどほどに活動しましょう。